ハリー・ポッターと賢者の石
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1991年8月29日、夏休みで人1人居ないホグワーツは不気味なくらい静かだ。まぁ、明後日には生徒達が戻ってきて騒がしくなるだろう。池の畔で日向ぼっこをしながら読む本は別格である。ふと、背後に人の気配がした。
「ずいぶんと勤勉じゃなロロ。」
『……ダンブルドア先生。なぜこちらに?』
「君を探してな。お説教ではないぞ。ハリーのことじゃ。」
先生はゆっくりと歩いて私の隣まで来た。寝っ転がっている私からは逆光となって先生の表情を伺うことはできない。
「入学許可証を送ったのじゃが、返事が無くてな。これからハグリッドを迎えに行かせようかと思っての。」
『私も行きたいです!行かせてください!』
思わず跳ね起き、大きな声がでた。父と母が居なくなってから一度も会ってないのだ。ダンブルドア先生はくすりと笑うと私を窘めるように優しい声で言った。
「入学式まで我慢じゃロロ。そうじゃな、手紙を書くと良い。ハグリッドなら必ず届けてくれるじゃろう。」
『……そうします。』
私は読みかけの本を片手に自室へと走った。
手紙には何て書こうか。毎年クリスマスとお正月、ハリーの誕生日に手紙を送っているが返事が来たことはない。きっと私が嫌いなのだろう。もうハリーもホグワーツに入学する訳だし、これで最後の手紙にしよう。確か買ってからそのままにしていたペンがあったはずだ。ラッピングして封筒に入れよう。
『ハグリッド!お願いがあるの!』
今まさに出掛けようとバイクに股がっているハグリッドに走りながら声をかける。流石に校舎から禁じられた森までは遠い。クディッチをしてるとは言え息が絶え絶えになった。
「遅かったじゃねぇかロロ。ダンブルドアから話は聞いちょる。手紙をハリーに渡せばいいんじゃろ。」
『うん。ペンが入ってるから気を付けてね。』
ハグリッドに手紙を手渡す。私よりはるかに大きなハグリッドを見上げると少し申し訳なさそうな顔をされた。
「すまんがそれは保証できんかもしれん。」
『硬化の魔法かけるからちょっと待って。』
信用してない訳じゃ無いけど思わず待ったをかけた私は悪くないと思う。
「ずいぶんと勤勉じゃなロロ。」
『……ダンブルドア先生。なぜこちらに?』
「君を探してな。お説教ではないぞ。ハリーのことじゃ。」
先生はゆっくりと歩いて私の隣まで来た。寝っ転がっている私からは逆光となって先生の表情を伺うことはできない。
「入学許可証を送ったのじゃが、返事が無くてな。これからハグリッドを迎えに行かせようかと思っての。」
『私も行きたいです!行かせてください!』
思わず跳ね起き、大きな声がでた。父と母が居なくなってから一度も会ってないのだ。ダンブルドア先生はくすりと笑うと私を窘めるように優しい声で言った。
「入学式まで我慢じゃロロ。そうじゃな、手紙を書くと良い。ハグリッドなら必ず届けてくれるじゃろう。」
『……そうします。』
私は読みかけの本を片手に自室へと走った。
手紙には何て書こうか。毎年クリスマスとお正月、ハリーの誕生日に手紙を送っているが返事が来たことはない。きっと私が嫌いなのだろう。もうハリーもホグワーツに入学する訳だし、これで最後の手紙にしよう。確か買ってからそのままにしていたペンがあったはずだ。ラッピングして封筒に入れよう。
『ハグリッド!お願いがあるの!』
今まさに出掛けようとバイクに股がっているハグリッドに走りながら声をかける。流石に校舎から禁じられた森までは遠い。クディッチをしてるとは言え息が絶え絶えになった。
「遅かったじゃねぇかロロ。ダンブルドアから話は聞いちょる。手紙をハリーに渡せばいいんじゃろ。」
『うん。ペンが入ってるから気を付けてね。』
ハグリッドに手紙を手渡す。私よりはるかに大きなハグリッドを見上げると少し申し訳なさそうな顔をされた。
「すまんがそれは保証できんかもしれん。」
『硬化の魔法かけるからちょっと待って。』
信用してない訳じゃ無いけど思わず待ったをかけた私は悪くないと思う。