親愛なるハリー・ポッター様へ

これは私が貴方へ送る最後の手紙にしようと思います。今まで煩わしい手紙をごめんなさい。きっと貴方は手紙しか送って来ない私が嫌いなのでしようね。赤子だった貴方を１人にしてしまった私が。

嫌いでも構いません。私と関わらなくても構いません。ですが、これだけは言わせてください。
ホグワーツ魔法学校へ入学おめでとう。一足先に先生から聞きました。あれから10年も経っていたのですね。私の中の貴方は1歳の頃のままですから。久しぶりに貴方を見ることができるのが楽しみでなりません。私から関わることはしませんから、安心してください。
入学のお祝いとして魔法の羽ペンを同封しました。インクが切れることはなく、願うだけでインクの色が変わります。羽のところで書いた文字を撫でると消すことができます。これからの学校生活でお役立てください。


P.S. もし貴方が私と会いたいと思ってくれるのなら、返事をください。


ロロ・ポッターより