ハリー・ポッターと賢者の石
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ハリーとの朝食を邪魔されてから数日が過ぎ、1年生にとって初めての週末がやってきた。授業が無いからって、ハリーと過ごせるとでも?残念ながら試合です。クディッチの。
今年初のクディッチの対戦カードはレイブンクローVSスリザリン。この前スネイプ先生に絶対勝てって圧喰らったから頑張らないと……。
選手控室でチームメンバーと作戦打ち合わせをし、私はいつもより少し高い位置で旋回しつつスニッチを見つけることにした。どうせ狙われるなら、囮をやろう。私がチームメンバーから離れて動くとブラッジャーで狙いにくいだろうし、人手を割かなければいけなくなるだろう。味方の援護は期待できないがその分、点を稼いで貰おう。敵が私を狙わないなら、スニッチが探しやすい。早期決着を狙う。7年生の卒業した穴は大きいが向こうも同じだ。
……大丈夫。上手くやろう。完全完璧の優等生を演じて。目的を、野望を叶えるためのスリザリンだ。
会場から歓声が響く。入場の時間だ。ポジション順に会場に入るためシーカーは1番最後。箒を片手に控室テントをでる。
歓声を一身に浴びるこの瞬間は嫌いじゃない。各方面にお辞儀をし、チームの列に加わる。
「頼んだぞロロ。」
チームリーダーのマーカス・フリントに声をかけられた。
『任せといて。あんまファール取られないでよ。』
スリザリンの選手はラフプレーの人が多いのだ。私の評価まで下がったらどうしてくれる。フリントから返事が帰ってくることは無くゲームが始まった。
レイブンクローはやはりシーカーである私をマークしていて、次々にブラッジャーが飛んで来る。それを避わしつつそこそこの速度で上空を旋回しスニッチを探す。
実況を頼りにゲームの流れをみると、今は我らスリザリンの優勢のようだ。何しろビーター2人がかりで私の妨害をしている。向こうさんは人手が足りないのだ。
正面から撃たれたブラッジャーを避けるとビーターの奥、金色の輝きを捕らえた。スニッチだ!
身を屈めて抵抗を減らし加速する。ビーターの脇をすり抜けて腕を伸ばした。スニッチは下へ逃げようとしたが私の方が速かった。手の内の収まったスニッチを高く掲げると歓声が起こった。
「試合終ー了ー!!!!!!!スニッチはロロの手の中!勝者はスリザリンだ~!!!!!!!」
実況の大きな声を聞きながら選手達はフィールドへ降りた。教員席を見るとスネイプ先生がニヤニヤしながら頷いている。まぁ、これで次のゲームの対戦カードはグリフィンドールか、ハッフルパフ。この2チームメンバー対戦し、勝った方とスリザリンが戦う。ハッフルパフには優秀なシーカーが居るが、グリフィンドールは卒業したシーカーの後釜が居ない。優秀なシーカーの有無は勝利へと直結すると言っても過言ではないのだ。次の試合はハッフルパフが相手に成るのだろう。となると次のゲームまでにもう少し速く飛べるようにしないと……。あ、その前にやることがあるな。
『Mr.マーカス、レイブンクローをからかってる場合じゃないでしょ。ほら皆整列して。せっかくの勝利を醜態で飾りたいの?』
マーカスの肩を掴み無理やり並ばせる。ニヤニヤしてレイブンクローの選手の煽るブレッチリーやピュシーを睨むとしぶしぶ並び始めた。レイブンクローの選手達と握手を交わし退場した。
箒を担ぎ早々にチームから離れた。どんちゃん騒ぎに付き合うつもりはないのだから。
今年初のクディッチの対戦カードはレイブンクローVSスリザリン。この前スネイプ先生に絶対勝てって圧喰らったから頑張らないと……。
選手控室でチームメンバーと作戦打ち合わせをし、私はいつもより少し高い位置で旋回しつつスニッチを見つけることにした。どうせ狙われるなら、囮をやろう。私がチームメンバーから離れて動くとブラッジャーで狙いにくいだろうし、人手を割かなければいけなくなるだろう。味方の援護は期待できないがその分、点を稼いで貰おう。敵が私を狙わないなら、スニッチが探しやすい。早期決着を狙う。7年生の卒業した穴は大きいが向こうも同じだ。
……大丈夫。上手くやろう。完全完璧の優等生を演じて。目的を、野望を叶えるためのスリザリンだ。
会場から歓声が響く。入場の時間だ。ポジション順に会場に入るためシーカーは1番最後。箒を片手に控室テントをでる。
歓声を一身に浴びるこの瞬間は嫌いじゃない。各方面にお辞儀をし、チームの列に加わる。
「頼んだぞロロ。」
チームリーダーのマーカス・フリントに声をかけられた。
『任せといて。あんまファール取られないでよ。』
スリザリンの選手はラフプレーの人が多いのだ。私の評価まで下がったらどうしてくれる。フリントから返事が帰ってくることは無くゲームが始まった。
レイブンクローはやはりシーカーである私をマークしていて、次々にブラッジャーが飛んで来る。それを避わしつつそこそこの速度で上空を旋回しスニッチを探す。
実況を頼りにゲームの流れをみると、今は我らスリザリンの優勢のようだ。何しろビーター2人がかりで私の妨害をしている。向こうさんは人手が足りないのだ。
正面から撃たれたブラッジャーを避けるとビーターの奥、金色の輝きを捕らえた。スニッチだ!
身を屈めて抵抗を減らし加速する。ビーターの脇をすり抜けて腕を伸ばした。スニッチは下へ逃げようとしたが私の方が速かった。手の内の収まったスニッチを高く掲げると歓声が起こった。
「試合終ー了ー!!!!!!!スニッチはロロの手の中!勝者はスリザリンだ~!!!!!!!」
実況の大きな声を聞きながら選手達はフィールドへ降りた。教員席を見るとスネイプ先生がニヤニヤしながら頷いている。まぁ、これで次のゲームの対戦カードはグリフィンドールか、ハッフルパフ。この2チームメンバー対戦し、勝った方とスリザリンが戦う。ハッフルパフには優秀なシーカーが居るが、グリフィンドールは卒業したシーカーの後釜が居ない。優秀なシーカーの有無は勝利へと直結すると言っても過言ではないのだ。次の試合はハッフルパフが相手に成るのだろう。となると次のゲームまでにもう少し速く飛べるようにしないと……。あ、その前にやることがあるな。
『Mr.マーカス、レイブンクローをからかってる場合じゃないでしょ。ほら皆整列して。せっかくの勝利を醜態で飾りたいの?』
マーカスの肩を掴み無理やり並ばせる。ニヤニヤしてレイブンクローの選手の煽るブレッチリーやピュシーを睨むとしぶしぶ並び始めた。レイブンクローの選手達と握手を交わし退場した。
箒を担ぎ早々にチームから離れた。どんちゃん騒ぎに付き合うつもりはないのだから。