小夜左文字と金魚
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椎名の話
江雪さんと宗三さんに頼まれた手前半端なことは出来ないと私は厨房へ向かった。歌仙かみっちゃんがいたらいいなと足を進めた。
厨房にたどり着くとそこには昼食の用意に励む北谷菜切ちゃんと千代くん、前田くんに平野くん、それから小豆さんがいた。
『ねぇねぇ、歌仙か、みっちゃん見なかった? 』
私が聞くと前田くんが教えてくれた。
「歌仙さんなら茶室にいるみたいです。」
歌仙の居場所が掴めたのでお礼を言って茶室に急いだ。
茶室の襖をそっと開け、中を覗き見た。
『歌仙ちょっと良い? 』
「あぁ、かまわないよ。主がここへ来るなんて珍しい。ついに雅がわかるようになったかい? 」
花を観賞していたらしい歌仙が茶室から出てきた。場所を替えようと歌仙の前をゆっくり歩く。取り合えず、私の部屋に向かった。
歌仙を席に座らせ、とっておきの高級茶と茶請けを出す。歌仙は少し驚いた顔をしたが私が真剣なのを悟ると少し真面目な顔になった。
『江雪さんらに頼まれて料理をしようと思うんだけど、小夜くんの好きなものわかる? 』
歌仙はふっと笑うととても穏やかな声色で言った。
「そんな事かい? お小夜は主の作った物なら喜んで食べると思うよ。」
そういうことを聞いてるんじゃないと、歌仙をじっと見つめた。
「あぁ、前にテレビでやってたお子さまランチなるものを短刀たちと食い入るように見ていたよ。」
焦るように答えた歌仙はそのままお茶を飲み干し部屋を後にした。お子さまランチか……。
翌日、私は意を決して行動に移した。みっちゃんと歌仙、鶴丸、宗三さんに話を通し、今週末の夕食に私の料理を振る舞うことになった。もちろん、小夜くんだけでなく皆に。sanizonで週末のお昼頃、海老や挽き肉等の材料を届くように注文した。ただ作るのは面白くないから、当日のシナリオを必死になって5人で考えたのだ。
当日、昼食の片付けが終わったら宗三さんと歌仙vsみっちゃんのケンカが起こる。それを止めに私が入り、みっちゃんと一緒にヒートアップ。結果、みっちゃんと私が台所に籠城する。そしてここから鶴丸のターン、sanizonで買った材料を誰にも見られること無く台所に運び込む。そしてみっちゃんと鶴丸の力を借りて料理を作る。夕食の時間に料理とともにサプライズと現れる。完璧な作戦。さて、週末まで残り3日、作戦が遂行できるよう私たちは準備を進めた。
江雪さんと宗三さんに頼まれた手前半端なことは出来ないと私は厨房へ向かった。歌仙かみっちゃんがいたらいいなと足を進めた。
厨房にたどり着くとそこには昼食の用意に励む北谷菜切ちゃんと千代くん、前田くんに平野くん、それから小豆さんがいた。
『ねぇねぇ、歌仙か、みっちゃん見なかった? 』
私が聞くと前田くんが教えてくれた。
「歌仙さんなら茶室にいるみたいです。」
歌仙の居場所が掴めたのでお礼を言って茶室に急いだ。
茶室の襖をそっと開け、中を覗き見た。
『歌仙ちょっと良い? 』
「あぁ、かまわないよ。主がここへ来るなんて珍しい。ついに雅がわかるようになったかい? 」
花を観賞していたらしい歌仙が茶室から出てきた。場所を替えようと歌仙の前をゆっくり歩く。取り合えず、私の部屋に向かった。
歌仙を席に座らせ、とっておきの高級茶と茶請けを出す。歌仙は少し驚いた顔をしたが私が真剣なのを悟ると少し真面目な顔になった。
『江雪さんらに頼まれて料理をしようと思うんだけど、小夜くんの好きなものわかる? 』
歌仙はふっと笑うととても穏やかな声色で言った。
「そんな事かい? お小夜は主の作った物なら喜んで食べると思うよ。」
そういうことを聞いてるんじゃないと、歌仙をじっと見つめた。
「あぁ、前にテレビでやってたお子さまランチなるものを短刀たちと食い入るように見ていたよ。」
焦るように答えた歌仙はそのままお茶を飲み干し部屋を後にした。お子さまランチか……。
翌日、私は意を決して行動に移した。みっちゃんと歌仙、鶴丸、宗三さんに話を通し、今週末の夕食に私の料理を振る舞うことになった。もちろん、小夜くんだけでなく皆に。sanizonで週末のお昼頃、海老や挽き肉等の材料を届くように注文した。ただ作るのは面白くないから、当日のシナリオを必死になって5人で考えたのだ。
当日、昼食の片付けが終わったら宗三さんと歌仙vsみっちゃんのケンカが起こる。それを止めに私が入り、みっちゃんと一緒にヒートアップ。結果、みっちゃんと私が台所に籠城する。そしてここから鶴丸のターン、sanizonで買った材料を誰にも見られること無く台所に運び込む。そしてみっちゃんと鶴丸の力を借りて料理を作る。夕食の時間に料理とともにサプライズと現れる。完璧な作戦。さて、週末まで残り3日、作戦が遂行できるよう私たちは準備を進めた。