うーん。結構脅してしまっただろうか。でもなー、アクセサリーとかじゃないからなぁ。
責任無しにやらせるわけには行かないからな。無責任な飼育者ほど害悪な者はない。

自室で報告書とにらめっこを始めると閉めきった襖が開かれた。
「主、話があるんだけど良いかい？」
『あぁ、歌仙どしたの？』
歌仙は私の向かいに正座すると、私の目を真っ直ぐ見て、口を開いた。
「お礼を言いに来たのさ。会津を止めてくれただろう？彼はまだ幼いからね。生き物を飼うにはあまりに未熟だ。他の者もそうだがあの脅しは素晴らしかったよ。」
『きつく言い過ぎたかなって反省してた所だったのに。ありがとう。少し楽になったよ。』
お礼は茶菓子が食べたいと言うと、良い小豆が手に入ったんだ、と部屋を出ていった。
おやつは歌仙特性茶菓子。もう少し仕事頑張るかな。