臆病者のウツボ
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骨喰サイド
主に見習いの世話を頼みたいと呼び出されたのは記憶に新しい。堀川も同じく頼まれたらしく、褒美が出ると意気込んでいた。兄弟は褒美が出るなら替われと騒いで居たが主と一兄にたしなめられていた。どうにも見習い達にキナ臭い部分があるらしく、皆に注意喚起が行われた。俺と堀川には世話係と言う名の見張りの仕事が与えられたわけだ。
目の前の見習いは主とはまったく異なる人種のようで、フリルの着いた巫女服にくるくるの髪、うっすらと化粧の匂いがしている。
「美羽でーす。お願いしまーす!」
間の抜けた喋り方をして、俺の顔を覗いて来る。
「骨喰藤四郎だ。」
「骨喰っち目でかくない?まつ毛長いし、チョー美人じゃん! 早く本丸見て回ろう。藤四郎ってことは兄弟多いんでしょ! 皆美人な感じ?めっちゃ楽しみなんだけど!」
見習いに引きずられるように本丸を歩き回った。
椎名サイド
見習いが来た初日の夜、みっちゃんと歌仙が張り切って作ったと言う晩御飯を楽しみに大広間を目指す。今日は影から見習い二人を見てみたが、意外なことに美羽さんが刀剣達とうまくコミュニケーションが取れていた。
短刀達と遊び、見かけた刀剣に挨拶をし、今剣から本丸ができた頃の話を聞いてメモを取っていた。もしかしたら、審神者に向いてなくとも、きっと良い「主」に成れるだろう。
問題だったのは草津さんの方だ。珍しい刀剣にべったりし、短刀や脇差を無視していた。三日月さんと鶯丸さんたちの茶会に混じり平野君無視し、乱ちゃんと話していた一期さんを独占しようとしていた。
美羽さんを疑ってしまった罪悪感にさいなまれつつ大広間に到着したのだった。
少し早めに大広間に着いたので、他の刀剣達と夕食の配膳を手伝おうと台所へ向かう。
「今、見習いさんがお手伝いしてくれてるよ~。」
と、乱ちゃんが声をかけてくれた。覗くと美羽さんが大皿の唐揚げを持って歩いて来た。
『大丈夫?私が持つよ。美羽さん、お客さんなんだから座ってていいんだよ。』
思わず手を伸ばすとかわされてしまった。
「これくらい大丈夫ですよ!それに主も普段手伝ってる~って聞いたんで負けらんないです!」
凄い良い子じゃん。偉い。美羽さんを見送り配膳の手伝いに参加した。
配膳が終わり、ぞくぞくと刀剣達が席につき始めた。基本自由席なので、今日は粟田口にお邪魔することにしよう。平野君の隣を陣取ると、反対の席の争奪戦が開催されてた。
乱ちゃん,前田君,五虎退君がアピールして来る。可愛い過ぎる。尊い。二人くらいなら膝に乗せられるだろうし、いけるか。うん、いけるな。
・・・・・お覚悟の気配を察知。
背後に一期さんが立ってた。怒ってる顔だな。まだ声に出してないはずなのに何で。
結局隣は一期さんになった。その反対は鬼丸さん。気づくと平野君は離されてた。セコムつおい。泣いてもいいですか。
主に見習いの世話を頼みたいと呼び出されたのは記憶に新しい。堀川も同じく頼まれたらしく、褒美が出ると意気込んでいた。兄弟は褒美が出るなら替われと騒いで居たが主と一兄にたしなめられていた。どうにも見習い達にキナ臭い部分があるらしく、皆に注意喚起が行われた。俺と堀川には世話係と言う名の見張りの仕事が与えられたわけだ。
目の前の見習いは主とはまったく異なる人種のようで、フリルの着いた巫女服にくるくるの髪、うっすらと化粧の匂いがしている。
「美羽でーす。お願いしまーす!」
間の抜けた喋り方をして、俺の顔を覗いて来る。
「骨喰藤四郎だ。」
「骨喰っち目でかくない?まつ毛長いし、チョー美人じゃん! 早く本丸見て回ろう。藤四郎ってことは兄弟多いんでしょ! 皆美人な感じ?めっちゃ楽しみなんだけど!」
見習いに引きずられるように本丸を歩き回った。
椎名サイド
見習いが来た初日の夜、みっちゃんと歌仙が張り切って作ったと言う晩御飯を楽しみに大広間を目指す。今日は影から見習い二人を見てみたが、意外なことに美羽さんが刀剣達とうまくコミュニケーションが取れていた。
短刀達と遊び、見かけた刀剣に挨拶をし、今剣から本丸ができた頃の話を聞いてメモを取っていた。もしかしたら、審神者に向いてなくとも、きっと良い「主」に成れるだろう。
問題だったのは草津さんの方だ。珍しい刀剣にべったりし、短刀や脇差を無視していた。三日月さんと鶯丸さんたちの茶会に混じり平野君無視し、乱ちゃんと話していた一期さんを独占しようとしていた。
美羽さんを疑ってしまった罪悪感にさいなまれつつ大広間に到着したのだった。
少し早めに大広間に着いたので、他の刀剣達と夕食の配膳を手伝おうと台所へ向かう。
「今、見習いさんがお手伝いしてくれてるよ~。」
と、乱ちゃんが声をかけてくれた。覗くと美羽さんが大皿の唐揚げを持って歩いて来た。
『大丈夫?私が持つよ。美羽さん、お客さんなんだから座ってていいんだよ。』
思わず手を伸ばすとかわされてしまった。
「これくらい大丈夫ですよ!それに主も普段手伝ってる~って聞いたんで負けらんないです!」
凄い良い子じゃん。偉い。美羽さんを見送り配膳の手伝いに参加した。
配膳が終わり、ぞくぞくと刀剣達が席につき始めた。基本自由席なので、今日は粟田口にお邪魔することにしよう。平野君の隣を陣取ると、反対の席の争奪戦が開催されてた。
乱ちゃん,前田君,五虎退君がアピールして来る。可愛い過ぎる。尊い。二人くらいなら膝に乗せられるだろうし、いけるか。うん、いけるな。
・・・・・お覚悟の気配を察知。
背後に一期さんが立ってた。怒ってる顔だな。まだ声に出してないはずなのに何で。
結局隣は一期さんになった。その反対は鬼丸さん。気づくと平野君は離されてた。セコムつおい。泣いてもいいですか。