我こそは刀剣女士!?
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「待たせてすまない。バケツとそれからぞうきん、掃除用のスポンジと洗剤をいくつか見繕ってきた。」
部屋に戻ってきた長曽根の後ろには見覚えのある、小柄な山吹色が隠れていた。
「まったく長曽根兄ちゃんも気がきないよな。バケツとぞうきんだけ持ってても姉ちゃんキレるだけなのに。だからスポンジと洗剤とかは俺が用意したんだよ!」
『久しいわね浦島。気が利いて助かるわ。』
浦島虎徹。私と同じ刀工に打たれた脇差 。明るく、気さくで、気が利く。主様のお側においても問題ないでしょう。……主様に従うならね。
「海舟姉ちゃん久しぶり!さっき蜂須賀兄ちゃんも呼んだからすぐ来ると思うよ。」
「他の奴らにはバレてないから安心してくれ。」
『そう。ありがとう長曽根。浦島も洗剤とかありがとうね。蜂須賀兄様が来たら大切な話をしたいのだけれど良いかしら?』
腰を下ろした2振りにそう伝えると再びふすまが開いた。
「待たせてすまない。久しぶりだね、海舟。」
『えぇ。蜂須賀兄様もお久しぶり。ちょうど兄様が来たらみんなに話したい事があったの。』
君を顕現させた新任殿のことかな。と我が兄、蜂須賀虎徹は腰を下ろした。
『そうよ。がっかりしたの。誇り高き虎徹が主が変わったからと側仕えもせず何たる体たらくか。戦も知らぬ女人である人の子を丁重に扱う訳でもなく放置し、その結果、彼女は心を病みかけているのに。』
「あの時は主が亡くなり皆気を病んでいたんだ。それに初めての女性でどう接すべきか分からなかったんだ。」
『確かに主様を失うのは辛い事だわ。でも、兄様。この本丸は新しい主を受け入れ、前を向く道をえらんだのでしょう。私は主様のために動いています。お心を持ち直され、城主として立てるために時間が必要です。その時間を稼ぐ手伝いをして欲しいの。』
「蜂須賀兄ちゃん、長曽根兄ちゃん。俺は海舟姉ちゃんに協力したいんだけどどうかな?」
「この長曽根虎徹にも協力させて欲しい。先代の意向もある。新選組の奴らにも協力してもらえないか話してみる。」
『もちろん。今は1振りでも多く仲間が欲しいし、主様を認め守護する勢力が生まれたのだと知らしめるの。』
本丸内に海舟虎徹が顕現し、引き継ぎ審神者の主様のため動いていると解れば陸奥守吉行や徳川家で共にいた刀の援軍が現れるかもしれない。それに、蜂須賀兄様のように距離を取ってしまった刀へは挽回のチャンスに見えるだろう。
仮に主様を受け入れられない刀がいるならそいつを見つけ、交渉していくつもりだ。
「贋作と新選組だと海舟も居心地が悪いだろうからね。蜂須賀虎徹、新しい主のため協力させてもらうよ。」
『浦島、長曽根、蜂須賀兄様。ありがとう。さっそく主様のために協力してちょうだい。』
部屋に戻ってきた長曽根の後ろには見覚えのある、小柄な山吹色が隠れていた。
「まったく長曽根兄ちゃんも気がきないよな。バケツとぞうきんだけ持ってても姉ちゃんキレるだけなのに。だからスポンジと洗剤とかは俺が用意したんだよ!」
『久しいわね浦島。気が利いて助かるわ。』
浦島虎徹。私と同じ刀工に打たれた
「海舟姉ちゃん久しぶり!さっき蜂須賀兄ちゃんも呼んだからすぐ来ると思うよ。」
「他の奴らにはバレてないから安心してくれ。」
『そう。ありがとう長曽根。浦島も洗剤とかありがとうね。蜂須賀兄様が来たら大切な話をしたいのだけれど良いかしら?』
腰を下ろした2振りにそう伝えると再びふすまが開いた。
「待たせてすまない。久しぶりだね、海舟。」
『えぇ。蜂須賀兄様もお久しぶり。ちょうど兄様が来たらみんなに話したい事があったの。』
君を顕現させた新任殿のことかな。と我が兄、蜂須賀虎徹は腰を下ろした。
『そうよ。がっかりしたの。誇り高き虎徹が主が変わったからと側仕えもせず何たる体たらくか。戦も知らぬ女人である人の子を丁重に扱う訳でもなく放置し、その結果、彼女は心を病みかけているのに。』
「あの時は主が亡くなり皆気を病んでいたんだ。それに初めての女性でどう接すべきか分からなかったんだ。」
『確かに主様を失うのは辛い事だわ。でも、兄様。この本丸は新しい主を受け入れ、前を向く道をえらんだのでしょう。私は主様のために動いています。お心を持ち直され、城主として立てるために時間が必要です。その時間を稼ぐ手伝いをして欲しいの。』
「蜂須賀兄ちゃん、長曽根兄ちゃん。俺は海舟姉ちゃんに協力したいんだけどどうかな?」
「この長曽根虎徹にも協力させて欲しい。先代の意向もある。新選組の奴らにも協力してもらえないか話してみる。」
『もちろん。今は1振りでも多く仲間が欲しいし、主様を認め守護する勢力が生まれたのだと知らしめるの。』
本丸内に海舟虎徹が顕現し、引き継ぎ審神者の主様のため動いていると解れば陸奥守吉行や徳川家で共にいた刀の援軍が現れるかもしれない。それに、蜂須賀兄様のように距離を取ってしまった刀へは挽回のチャンスに見えるだろう。
仮に主様を受け入れられない刀がいるならそいつを見つけ、交渉していくつもりだ。
「贋作と新選組だと海舟も居心地が悪いだろうからね。蜂須賀虎徹、新しい主のため協力させてもらうよ。」
『浦島、長曽根、蜂須賀兄様。ありがとう。さっそく主様のために協力してちょうだい。』
