我こそは刀剣女士!?
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さて、部屋を飛び出してみましたがどうしましょうか。今必要なのは掃除道具に、主様の味方になり得る刀剣男士。
私一人で主様の生活を回すだけの事は難しいですから、遠征と出軍だけでもしてくれる刀を捕まえないと。
政府刀は居ないそうだけどある程度の刀剣男士は揃ってる。……私の知人で協力してくれそうなのだと陸奥か、浦島か、蜂須賀兄様あたりかしら。あとは新選組の刀剣男士には出会いたくないね。会った瞬間斬られそうだもの。
あら。廊下の曲がり角の先、誰が居るわ。足音からして打刀?それとも太刀かしら。大柄な人の身をしてる。
……警戒を。話の通じる相手なのを祈りましょう。
『私は本日顕現した海舟虎徹という。そこにいるのは何方かしら。』
「……その、あまり大きな声を出さないでくれ。他のやつらに気付かれるとまずいかもしれない。」
曲がり角から現れたのは1番会いたくなかった相手だった。
『久しいわね。長曽根虎徹。ちょうどいいから面貸しなさい。』
長曽根虎徹は己の顎を触り何か考える素振りをして口を開いた。
「近くに俺の部屋がある。そこでいいか?」
歩き始めた長曽根の背を追い生活感を感じる和室へと入った。
……ちゃぶ台に座布団が4つ。そのうち一つが比較的新しい。部屋の広さとしても4人部屋か?
本丸では個人の部屋というのは珍しいらしいし、仲の良い刀で同室というのはよくある事だ。故に、他の刀が来る前に退散すべきだ。
『此処で新選組のお仲間と近藤勇の敵討ちってこと?』
「ここは虎徹用の部屋だから彼奴等は来ない。今お茶を用意しよう。」
目が泳ぎまくって挙動不審の長曽根はお互いの弱みや罪悪感が表に出過ぎている様に見えた。
『用意されても飲まないわよ。……そうね。ぞうきんとバケツが欲しいのだけど、どこにあるか教えて頂ける?』
大柄な男が茶を断ったくらいで涙目になるな。敵意が無いのは伝わったがこっちは味方探しに来てて、新選組 に会いたい訳ではないのだ。
「事情は分からないが、今持ってこよう。」
『助かるわ。ここで待たせてもらっていいかしら。話もしたいから。』
わかったと頷いた長曽根を見送り、部屋を観察し始めることにした。
衣紋掛けには蜂須賀兄様の内番着と浦島の法被がかけられ、この本丸に2振りとも居ることがわかった。だがあと1振りがわからない。
4振り分の座布団、虎徹用の部屋と言っていた事からこの部屋に住むのは蜂須賀兄様、浦島、長曽根の3振り。あと1振りは誰だ。誰かが相部屋なのだろうが主様の味方になり得る刀か?
どちらにせよ、蜂須賀兄様と浦島には早めに接触したい。蜂須賀兄様は真作に相応しくない振る舞いと攻め立てれば此方に着くだろうし、浦島は脅せばどうとでもなる。
そんな事を考え、長曽根の戻りを待ったのだった。
私一人で主様の生活を回すだけの事は難しいですから、遠征と出軍だけでもしてくれる刀を捕まえないと。
政府刀は居ないそうだけどある程度の刀剣男士は揃ってる。……私の知人で協力してくれそうなのだと陸奥か、浦島か、蜂須賀兄様あたりかしら。あとは新選組の刀剣男士には出会いたくないね。会った瞬間斬られそうだもの。
あら。廊下の曲がり角の先、誰が居るわ。足音からして打刀?それとも太刀かしら。大柄な人の身をしてる。
……警戒を。話の通じる相手なのを祈りましょう。
『私は本日顕現した海舟虎徹という。そこにいるのは何方かしら。』
「……その、あまり大きな声を出さないでくれ。他のやつらに気付かれるとまずいかもしれない。」
曲がり角から現れたのは1番会いたくなかった相手だった。
『久しいわね。長曽根虎徹。ちょうどいいから面貸しなさい。』
長曽根虎徹は己の顎を触り何か考える素振りをして口を開いた。
「近くに俺の部屋がある。そこでいいか?」
歩き始めた長曽根の背を追い生活感を感じる和室へと入った。
……ちゃぶ台に座布団が4つ。そのうち一つが比較的新しい。部屋の広さとしても4人部屋か?
本丸では個人の部屋というのは珍しいらしいし、仲の良い刀で同室というのはよくある事だ。故に、他の刀が来る前に退散すべきだ。
『此処で新選組のお仲間と近藤勇の敵討ちってこと?』
「ここは虎徹用の部屋だから彼奴等は来ない。今お茶を用意しよう。」
目が泳ぎまくって挙動不審の長曽根はお互いの弱みや罪悪感が表に出過ぎている様に見えた。
『用意されても飲まないわよ。……そうね。ぞうきんとバケツが欲しいのだけど、どこにあるか教えて頂ける?』
大柄な男が茶を断ったくらいで涙目になるな。敵意が無いのは伝わったがこっちは味方探しに来てて、
「事情は分からないが、今持ってこよう。」
『助かるわ。ここで待たせてもらっていいかしら。話もしたいから。』
わかったと頷いた長曽根を見送り、部屋を観察し始めることにした。
衣紋掛けには蜂須賀兄様の内番着と浦島の法被がかけられ、この本丸に2振りとも居ることがわかった。だがあと1振りがわからない。
4振り分の座布団、虎徹用の部屋と言っていた事からこの部屋に住むのは蜂須賀兄様、浦島、長曽根の3振り。あと1振りは誰だ。誰かが相部屋なのだろうが主様の味方になり得る刀か?
どちらにせよ、蜂須賀兄様と浦島には早めに接触したい。蜂須賀兄様は真作に相応しくない振る舞いと攻め立てれば此方に着くだろうし、浦島は脅せばどうとでもなる。
そんな事を考え、長曽根の戻りを待ったのだった。
