我こそは刀剣女士!?
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とある審神者の話
私は引き継ぎの審神者だ。時の政府の研修を終えて、霊力が多いとかで自分の本丸を持つのではなく、主を失った本丸へ送られた。
……いわゆるブラック本丸。なんてことはない。前任の審神者が病気を患い亡くなったそうだ。ほとんどの刀剣がそろった優秀な本丸で、前任の意向もあり、新しい審神者 が迎えられた。
ぶっちゃけ辛い。常にお通夜モードで更に出来上がったコミュニティに混ざれって無理ゲーじゃん。ほとんどの刀剣が居るからって初期刀も無いし。泣きそう。
いやね、刀剣男士たちに敵視されてるわけじゃないけど出軍してって言い出せないし、新しい主 を認めて無いみたいだし。
みんな前任を主って呼んで私を新任さんや新人、審神者って呼ぶの。遠征だけでもってお願いしたらため息を付かれたのがちょっとトラウマ。ここにきて1月たつのに遠征も出軍も内番も何一つできてない。
……部屋から出るのが億劫になった。sanizon で食事を買って済ませるようになった。お風呂にはいるのがしんどくなった。どうせ部屋から出ない。私と顔を合わせるのはこんのすけくらいだ。誰も部屋を訪ねては来ない。さにわちゃんねるというネット掲示板をよく見る様になった。刀剣男士と仲良くできる審神者が羨ましい。
まともに本丸を運営できないならと、給料を減らされた。きちんと働けば戻すと言われたが無理に決まってる。
……あぁ。疲れた。何もしてないのに。今日も布団から出れそうに無い。
こんのすけが1振りの刀を持ってきた。なにを今さら。特別に頼み込んで持ってきたらしい。顕現すれば少し給料を出してくれるらしい。心もとない貯金が頭をよぎった。
きっと本丸の刀剣男士の様に私を認めなくなるだろうに。背に腹は代えられないからと私はその刀に触れた。
桜吹雪がゴミ溜めのような部屋に舞った。
『私は海舟虎徹。江戸城の無血開城の立役者勝海舟の刀よ。争わないに越したことはないけど、私はいつだって戦う支度はできてるわ。』
私は引き継ぎの審神者だ。時の政府の研修を終えて、霊力が多いとかで自分の本丸を持つのではなく、主を失った本丸へ送られた。
……いわゆるブラック本丸。なんてことはない。前任の審神者が病気を患い亡くなったそうだ。ほとんどの刀剣がそろった優秀な本丸で、前任の意向もあり、
ぶっちゃけ辛い。常にお通夜モードで更に出来上がったコミュニティに混ざれって無理ゲーじゃん。ほとんどの刀剣が居るからって初期刀も無いし。泣きそう。
いやね、刀剣男士たちに敵視されてるわけじゃないけど出軍してって言い出せないし、
みんな前任を主って呼んで私を新任さんや新人、審神者って呼ぶの。遠征だけでもってお願いしたらため息を付かれたのがちょっとトラウマ。ここにきて1月たつのに遠征も出軍も内番も何一つできてない。
……部屋から出るのが億劫になった。
まともに本丸を運営できないならと、給料を減らされた。きちんと働けば戻すと言われたが無理に決まってる。
……あぁ。疲れた。何もしてないのに。今日も布団から出れそうに無い。
こんのすけが1振りの刀を持ってきた。なにを今さら。特別に頼み込んで持ってきたらしい。顕現すれば少し給料を出してくれるらしい。心もとない貯金が頭をよぎった。
きっと本丸の刀剣男士の様に私を認めなくなるだろうに。背に腹は代えられないからと私はその刀に触れた。
桜吹雪がゴミ溜めのような部屋に舞った。
『私は海舟虎徹。江戸城の無血開城の立役者勝海舟の刀よ。争わないに越したことはないけど、私はいつだって戦う支度はできてるわ。』
