兄であり弟でもある者
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食堂に駆け込んで来たガレスの手はがっちりとモードレッドを掴み、その反対の手は兄さんに繋がれている。そして兄さんはアグラヴェインのマントを掴んで引き摺っている。
こう見るとやはり、ガレスは兄さんによく似てる。意外と力ずくな所とか。モードレッドはアグラヴェイン似かな。強制されると抵抗するんだよな。そのくせにほら、俺と目が合うといの一番にガレス振りほどいて飛び込んで来た。犬か?犬なのか?
足に力込めて受け止めてやれば、ガレスみたいにぐずりだした。
「なっんで!もっと早くこないんだよ!クソ兄貴!」
「そうですよ!ガヘリス兄様!モードレッドの言うとおりです!」
モードレッドに続いてガレスが突っ込んできた。兄の威厳だ。倒れるわけにはいかない。再び妹の前で尻餅なんかつくものか。
ぎゅーーーう
『締まる!絞まってる!いだい!重い!』
兄さんに助けを求めようと顔を上げると、目の前には黒みがかったもふもふ。兄のマントだ。踏ん張るのに夢中で兄が上から抱き締めてるのに気付かなかった。兄さんは無理だから!!
なんとか周囲に助けを求めようと視線を動かすと、兄さんに引き摺られてたアグラヴェインと目が合った。
『……アグ…ラヴェ……イン。だすけ…』
「はぁー。」
声が絶え絶えになったが伝わったようだ。アグラヴェインはため息をついてから兄の上にのし掛かった!
『違う!アグラヴェイン!退いて!重い!潰れるから!アグラヴェイン!兄さん!重いってば!』
「愛の重さですよ!」
『いや!違う!重い!潰れるから!絞まってるし!』
意味不明なことを言う兄に突っ込みを叫びつつ、力ずくで4人をなんとか引き剥がした。
うっわ。俺の服に鼻水つけたの誰だよ。
『いきなり座に還される所だったわ。』
「ガヘリスが来るのか遅かったのが悪いのです。」
「ガウェイン卿の言うとおりだ。」
「そーですよガヘリス兄様!」
「じごーじとくだろ?」
『へーへー。そりゃ悪ーございました。あ、誰かこれから空いてるの居る?カルデアを案内して欲しいんだけど。』
「では俺が引き受けよう。」
『よし、あっくん頼んだ。アーサー王にご挨拶に伺いたいんだが、王のご予定は?』
「王は今日は非番だ。案内の前に連れていこう。」
『あんがと。』
こう見るとやはり、ガレスは兄さんによく似てる。意外と力ずくな所とか。モードレッドはアグラヴェイン似かな。強制されると抵抗するんだよな。そのくせにほら、俺と目が合うといの一番にガレス振りほどいて飛び込んで来た。犬か?犬なのか?
足に力込めて受け止めてやれば、ガレスみたいにぐずりだした。
「なっんで!もっと早くこないんだよ!クソ兄貴!」
「そうですよ!ガヘリス兄様!モードレッドの言うとおりです!」
モードレッドに続いてガレスが突っ込んできた。兄の威厳だ。倒れるわけにはいかない。再び妹の前で尻餅なんかつくものか。
ぎゅーーーう
『締まる!絞まってる!いだい!重い!』
兄さんに助けを求めようと顔を上げると、目の前には黒みがかったもふもふ。兄のマントだ。踏ん張るのに夢中で兄が上から抱き締めてるのに気付かなかった。兄さんは無理だから!!
なんとか周囲に助けを求めようと視線を動かすと、兄さんに引き摺られてたアグラヴェインと目が合った。
『……アグ…ラヴェ……イン。だすけ…』
「はぁー。」
声が絶え絶えになったが伝わったようだ。アグラヴェインはため息をついてから兄の上にのし掛かった!
『違う!アグラヴェイン!退いて!重い!潰れるから!アグラヴェイン!兄さん!重いってば!』
「愛の重さですよ!」
『いや!違う!重い!潰れるから!絞まってるし!』
意味不明なことを言う兄に突っ込みを叫びつつ、力ずくで4人をなんとか引き剥がした。
うっわ。俺の服に鼻水つけたの誰だよ。
『いきなり座に還される所だったわ。』
「ガヘリスが来るのか遅かったのが悪いのです。」
「ガウェイン卿の言うとおりだ。」
「そーですよガヘリス兄様!」
「じごーじとくだろ?」
『へーへー。そりゃ悪ーございました。あ、誰かこれから空いてるの居る?カルデアを案内して欲しいんだけど。』
「では俺が引き受けよう。」
『よし、あっくん頼んだ。アーサー王にご挨拶に伺いたいんだが、王のご予定は?』
「王は今日は非番だ。案内の前に連れていこう。」
『あんがと。』