インハイ予選前。
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月島と入れ替わりで山口が翔太の傍にやってきた。
「都築さん。お願いがあります。」
「何?」
「俺にジャンプフローターサーブ教えてください。俺も戦う術が欲しいです。」
山口のその言葉と強い瞳に思わず息を呑む。
コートに立てるのは限られた人数で。
立つためには戦う術を身につけなければいけない。
日向が変人速攻を身につけたように。
翔太には山口の気持ちが痛いほどよくわかった。
それでも。
「俺に教わるより他の人に教わった方がいい。」
「そうですか……。すいません。」
「ちょっと待て。話はまだ終わってないから。」
翔太に断られたと思い傷ついた顔をしてその場を去ろうとする山口を慌てて引き止める。
「俺はジャンフロ自体はそこまで上手くないからな。」
「えっ、そうなんですか?」
「あぁ、緩く回転がかかることが多い。だからジャンプサーブと使い分けて決まりやすくしてる。」
「なるほど……。」
「ジャンフロを教わるなら町内会の嶋田さんに聞いたほうがいいと思う。あの人の方が俺より遥かに上手いからな。」
「…………分かりました。」
山口は渋々と言った様子で頷いた。
突き放すような言い方になっていた事に気づき、慌ててフォローを入れる。
「基本は嶋田さんに教わってきな。アドバイスくらいなら俺も出来るから。」
「はい。ありがとうございます。」
「山口がジャンフロ出来るようになると頼もしいな。うちはまだまだサーブが弱いから。」
「頑張ります。」
期待を込めた言葉に嬉しいと思う反面不安も募る。それでもこのまま一人取り残されるのだけは嫌だから。
山口は一人決意を固めていた。
「都築さん。お願いがあります。」
「何?」
「俺にジャンプフローターサーブ教えてください。俺も戦う術が欲しいです。」
山口のその言葉と強い瞳に思わず息を呑む。
コートに立てるのは限られた人数で。
立つためには戦う術を身につけなければいけない。
日向が変人速攻を身につけたように。
翔太には山口の気持ちが痛いほどよくわかった。
それでも。
「俺に教わるより他の人に教わった方がいい。」
「そうですか……。すいません。」
「ちょっと待て。話はまだ終わってないから。」
翔太に断られたと思い傷ついた顔をしてその場を去ろうとする山口を慌てて引き止める。
「俺はジャンフロ自体はそこまで上手くないからな。」
「えっ、そうなんですか?」
「あぁ、緩く回転がかかることが多い。だからジャンプサーブと使い分けて決まりやすくしてる。」
「なるほど……。」
「ジャンフロを教わるなら町内会の嶋田さんに聞いたほうがいいと思う。あの人の方が俺より遥かに上手いからな。」
「…………分かりました。」
山口は渋々と言った様子で頷いた。
突き放すような言い方になっていた事に気づき、慌ててフォローを入れる。
「基本は嶋田さんに教わってきな。アドバイスくらいなら俺も出来るから。」
「はい。ありがとうございます。」
「山口がジャンフロ出来るようになると頼もしいな。うちはまだまだサーブが弱いから。」
「頑張ります。」
期待を込めた言葉に嬉しいと思う反面不安も募る。それでもこのまま一人取り残されるのだけは嫌だから。
山口は一人決意を固めていた。