雨音


私は、移動時に一人になり職員室を覗く。
隙間から見えるのは先生の横顔、私は手を少し震わせながら
掴んで見て見ると後ろから声をかけられる。

「スガ君に用ですか?」

「ひゃ!?違います先生違います」

「おや、違いますか?」

よく見たら、朝あった黒い髪のバレー部の先生だった。
あの時金髪の人の人を抑えてくれていた人。

「あの、本当に何も無いですから」

私はそう言うと、急いでその場から離れた。
7/7ページ
スキ