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雨音


私は結局転校1日目を熱でいけなくなっていた。
ようやく熱が下がって、学校に早めに行く。
誰もいない空間がたまらなく好きな私は嬉しくなった。
少し浮き立つ足で歩いていると体育館から声が聞こえる。
少し気になって様子を見に行った。

「おっ、もしかしてマネージャー希望か?」
「鵜飼君、食い気味ですよ。落ち着いて」

二人の男性に近寄られて私は慌て病み上がりも忘れて走って逃げた。

職員室までたどり着くと、担任の先生の名前を近くの先生に聞く。菅原先生が私の担任だと分かった。

「あの?」

教えてくれた先生にお礼を言って菅原先生のもとに行くと後ろを向いていていた先生はこちら向いた。

「あっ!」

雨の時の男性。まさかこんなところで会うなんて思いもよらなかった。
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