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妖怪学の授業と酒乱の神酒


そんな事があった翌日。

何故か神酒の授業に晴明が参加する事になっていた。

「ってことで。今日はみんなの担任の安倍先生が見学しはるんで」とにこにこしながら紹介する神酒に「ふ…ふつつか者ですがよろしくお願いします」と嫁入りのような挨拶で頭を下げる晴明。

本当に何がどうしてそうなった。

「神酒と晴明…嫌な組み合わせだな」
「おいおい壱年の頃の二の舞はゴメンだぜ?」

佐野がぼやき玉緒が青い顔で言う。
正直この晴明の特別参加を歓迎しているの豆だけで、他の生徒たちもみんな嫌そうな顔だ。
そんな生徒たちを見て「なんかみんな険しい顔してるけど妖怪学ってそんなに難しいの?」と的外れなことを言っている晴明に妖怪学の教科書を渡した神酒が「人間に馴染みのがないだけで、そない難しいことあれへんよ」と後ろの空いてる席に行くように促しながら答えた。

「妖怪学は、まぁ妖怪の歴史やったり生い立ちやったりこれまでの妖怪について学ぶ…まぁ妖怪版の社会科やと思わはったらよろしいわ」
「ヘェ〜」
「ってことでまずは先週出した宿題提出して〜」

晴明が座り、みんながいそいそと宿題のプリントを出す中「「えっ」」と声を上げるアホが二人。

「オイ入道。宿題なんてあったか?」
「あ、先生!狢が宿題忘れたってよ!」

アホその1の狢がコソッと隣の入道に聞くが速攻で忘れた事を神酒にバラされる。
それにキレた狢が立ち上がって入道の頬を掴んだ。

「何サラッとチクってんだコラァ!その目二つにしてやろうか!」
「どの道バレんだろ」

「ほな放課後残ってやってもらおか〜」と笑って言う神酒の言葉に観念したのか狢が入道に「!!!おめーのせいだぞ!!」と睨み「忘れたお前が悪いんじゃ!」と突っ込まれながら席に着く。

そんな2人を静観していた、同じく宿題をやってないアホその2の泥田はバレて悔しがる狢を馬鹿にしたように笑うと勢いよく「先生ー!」っとかわいこぶった声で手を上げる。

「宿題やったけど持ってくるの忘れました〜」

しかしそれで騙される神酒ではない。

「せやったら寮まで取りに行っといで。往復15分くらいで十分やろ?」

そう言って泥田を廊下に出した神酒はピシャリとドアを閉めてしまう。

「…あれ?」

思ったんとちゃうな?となったがもう後に引けなくなった泥田だった。


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