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学園長とお札


放課後。

「ぶぇっっくしょい!!!」
「おい晴明カス。こっち向いてくしゃみすんなよはっ倒すぞ」
「図書室ホコリっぽいよね〜」

晴明たちは四人で図書室に訪れていた。

「ご…ごめん…」

「半年間学校サボって引きこもってた座敷さんの勉強見に図書室まで来たのはいいけどさー…これじゃあ集中できないよ!アレルギーなのかな?」

ズルズルと鼻水を啜る晴明はふと座敷を見た。相変わらず赤いジャージを脱いではくれないが、今気になるのはそこではない。

「そう言えば稲荷さんは一緒じゃないんだね?てっきりついてくるものだと思ってた」

ずっと一緒かと思ってたと晴明を見る度にガルガルと威嚇する空狐を思い出して思わず身震いする。あれは完全に殺る目だった。

「空狐ちゃんなら『あんな埃っぽいところマジ無理』って言って帰って行ったよ!紅子ちゃんには『それであなたも赤点回避』って言う自作対策プリントを置いて行ったから大丈夫だって」と何故かカチカチ山の絵本をビリビリに破きながら言う豆に国語の教科書をペラペラと捲る座敷が「綺麗好きだからな空狐は」と同意した。

「そうなんふあ…っ」
「あーもう!横向け横!!」

座敷に怒鳴られた晴明は何故か


「ディッッックショナリィ!!!」

隣で静かにヘンリーポテトと秘密の花園を読んでいた佐野に向かって盛大なくしゃみをした。
ブシッと晴明の唾がかかった佐野の額に青筋が浮かぶ。

「佐野君!?」
「なんでわざわざ人に向かってするんだよ!!!」
「ごっごめん!決してわざとじゃ!」
「なにすんだゴラァ!!!」
「キャインッッ!!!」


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