揺れる警視庁1200万人の人質
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解決
とある歩道橋で怪しい男が双眼鏡でどこかを見ていた。そして、2つ目の爆発の時間になっても爆発しなかった為、男は携帯を取り出して遠隔操作で爆発させようと電話をかける。しかし、その着信音はすぐ傍で聞こえた。
目「残念だが、電話の相手はもう話せぬそうだ。爆発物処理班が密かに学校に配備。あんたが仕掛けていた盗聴器に気付かれんように音を立てずに。ドラム缶に入った爆弾は5つともバラバラに解体してしまったからな」
松「あ?その顔はどうしてその場所がわかったのか。って顔だな。あの暗号文から東都タワーと爆破予告時間を意味する文を除くとこうなる。
香『〝メジャーリーガー〟というのは英語に直せというキーワード。〝出来のいいストッパー〟は防御率のいい投手の事。
英語で延長戦は「Extra Inning Game」、防御率は略して「ERA」。
EXTRAの「E、X、T、R、A」から、無駄な「E、R、A」を摂ると「XT」。XTを縦に変えて最後に逆転すると「文」という漢字になります。学校を示す、地図記号にね。
そして、1つ目の爆弾の液晶パネルに表示されたヒントの「EVIT」。これは探偵の英語表記、「DETECTIVE」の綴りを逆にして並べた文字の1部です。そして、「探偵」を逆にすると「帝丹」。
帝丹という名の学校は小、中、高、大とありますが、この冬休みに生徒が大勢集まっているのは、全国模試をやっている帝丹高校しかないという訳ですよ』
目「ちなみに、野球場に偽の爆弾を置かなかったのは野球グラウンドをもつ高校から目を逸らしたかったから。まあ、油断してこんな目立つ場所から双眼鏡で帝丹高校を見ていた、あんたの負けだな」
すると、追い詰められた犯人の男は手に持った双眼鏡を振り回し、目暮に向かってなげる。それを高木は庇うが、犯人の男は歩道橋から飛び降り、下を走ってきたバスの屋根に着地する。
目「しまった!」
そして、佐藤も犯人が飛び降りた反対側から飛び降り青い車の上に着地する。しかし、男はバスの上から降りて走って逃げていき佐藤もそれを追いかけていく。
目「い、いかん!」
高「佐藤さん!!」
松「透香!俺達も行くぞ!」
香『分かってる!』
高木と松田、透香も佐藤を追いかける為に歩道橋を降りていく。
男を追い詰めた佐藤は拳銃を取り出す。そして、佐藤は引き金を引く。しかし、直前に高木が佐藤に体当たりした為、弾は男の顔のすぐ横に着弾する。男はそれに腰を抜かして、壁伝いに崩れ落ちる。
香『ナイス、高木』
松「やるじゃねえか。とりあえず、犯人確保だな」
松田の言葉に透香は頷く。2人が男に手錠をかけようとした時、高木が佐藤の頬を叩いた。
高「何やってるんですか、佐藤さん?いつも、佐藤さんが言ってるでしょう。誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕し、恐れや憎しみに囚われずにいかなる場合も人権を尊重して、公正に警察職務を執行しろ。って、そう言ってたじゃないですか!」
佐藤は膝をついて座り込む。
佐「だって…だって…」
高木も佐藤に目線を合わせるように片膝をつく。
高「そんなんじゃ、松田刑事に怒られちゃいますよ」
高木は忘れさせてと泣いて縋り付く佐藤に忘れちゃ駄目だと人は死んだら人の思い出の中でしか生きられないのだからと言う。そして、徐ろに2人がキスしそうになった時──
松「あぁ…俺達居んの忘れてねえか?てか、勝手に殺すなよ」
香『とりあえずは犯人確保ね』
そして、目暮も駆けつける。
目「何だね?!今の銃声は!!」
そして、向き合っていた佐藤と高木、放心状態の犯人の男を不思議そうに見る。
佐「威嚇で1発だけ…」
目「まさか、傷でも負わせたんじゃ…」
佐・高「き、キスなんてしてませんよ!!」
目「んぁ?」
松「『フッ…』」
それから放心状態の犯人は警察に連行されていく。
香『これでもう陣平も研二も安心ね』
松「あ?」
香『ほらほら、早く戻って研二と航と事件解決の飲みに行くわよ。あの2人は来れないけど、せめてね』
松「…だな」
香『でも、その前に白鳥の見舞いね』
松「だな」
こうして、7年間の因縁の事件が解決したのだった。
とある歩道橋で怪しい男が双眼鏡でどこかを見ていた。そして、2つ目の爆発の時間になっても爆発しなかった為、男は携帯を取り出して遠隔操作で爆発させようと電話をかける。しかし、その着信音はすぐ傍で聞こえた。
目「残念だが、電話の相手はもう話せぬそうだ。爆発物処理班が密かに学校に配備。あんたが仕掛けていた盗聴器に気付かれんように音を立てずに。ドラム缶に入った爆弾は5つともバラバラに解体してしまったからな」
松「あ?その顔はどうしてその場所がわかったのか。って顔だな。あの暗号文から東都タワーと爆破予告時間を意味する文を除くとこうなる。
〝俺は剛球豪打の
メジャーリーガー
さあ延長戦の始まりだ
出来のいいストッパーを
用意しても無駄だ
最後は俺が逆転する〟
」メジャーリーガー
さあ延長戦の始まりだ
出来のいいストッパーを
用意しても無駄だ
最後は俺が逆転する〟
香『〝メジャーリーガー〟というのは英語に直せというキーワード。〝出来のいいストッパー〟は防御率のいい投手の事。
英語で延長戦は「Extra Inning Game」、防御率は略して「ERA」。
EXTRAの「E、X、T、R、A」から、無駄な「E、R、A」を摂ると「XT」。XTを縦に変えて最後に逆転すると「文」という漢字になります。学校を示す、地図記号にね。
そして、1つ目の爆弾の液晶パネルに表示されたヒントの「EVIT」。これは探偵の英語表記、「DETECTIVE」の綴りを逆にして並べた文字の1部です。そして、「探偵」を逆にすると「帝丹」。
帝丹という名の学校は小、中、高、大とありますが、この冬休みに生徒が大勢集まっているのは、全国模試をやっている帝丹高校しかないという訳ですよ』
目「ちなみに、野球場に偽の爆弾を置かなかったのは野球グラウンドをもつ高校から目を逸らしたかったから。まあ、油断してこんな目立つ場所から双眼鏡で帝丹高校を見ていた、あんたの負けだな」
すると、追い詰められた犯人の男は手に持った双眼鏡を振り回し、目暮に向かってなげる。それを高木は庇うが、犯人の男は歩道橋から飛び降り、下を走ってきたバスの屋根に着地する。
目「しまった!」
そして、佐藤も犯人が飛び降りた反対側から飛び降り青い車の上に着地する。しかし、男はバスの上から降りて走って逃げていき佐藤もそれを追いかけていく。
目「い、いかん!」
高「佐藤さん!!」
松「透香!俺達も行くぞ!」
香『分かってる!』
高木と松田、透香も佐藤を追いかける為に歩道橋を降りていく。
男を追い詰めた佐藤は拳銃を取り出す。そして、佐藤は引き金を引く。しかし、直前に高木が佐藤に体当たりした為、弾は男の顔のすぐ横に着弾する。男はそれに腰を抜かして、壁伝いに崩れ落ちる。
香『ナイス、高木』
松「やるじゃねえか。とりあえず、犯人確保だな」
松田の言葉に透香は頷く。2人が男に手錠をかけようとした時、高木が佐藤の頬を叩いた。
高「何やってるんですか、佐藤さん?いつも、佐藤さんが言ってるでしょう。誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕し、恐れや憎しみに囚われずにいかなる場合も人権を尊重して、公正に警察職務を執行しろ。って、そう言ってたじゃないですか!」
佐藤は膝をついて座り込む。
佐「だって…だって…」
高木も佐藤に目線を合わせるように片膝をつく。
高「そんなんじゃ、松田刑事に怒られちゃいますよ」
高木は忘れさせてと泣いて縋り付く佐藤に忘れちゃ駄目だと人は死んだら人の思い出の中でしか生きられないのだからと言う。そして、徐ろに2人がキスしそうになった時──
松「あぁ…俺達居んの忘れてねえか?てか、勝手に殺すなよ」
香『とりあえずは犯人確保ね』
そして、目暮も駆けつける。
目「何だね?!今の銃声は!!」
そして、向き合っていた佐藤と高木、放心状態の犯人の男を不思議そうに見る。
佐「威嚇で1発だけ…」
目「まさか、傷でも負わせたんじゃ…」
佐・高「き、キスなんてしてませんよ!!」
目「んぁ?」
松「『フッ…』」
それから放心状態の犯人は警察に連行されていく。
香『これでもう陣平も研二も安心ね』
松「あ?」
香『ほらほら、早く戻って研二と航と事件解決の飲みに行くわよ。あの2人は来れないけど、せめてね』
松「…だな」
香『でも、その前に白鳥の見舞いね』
松「だな」
こうして、7年間の因縁の事件が解決したのだった。