謎解きするバーボン
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動機
梅「でもどうして石栗くんを?」
桃「もちろん瓜生くんの敵討よ。私、彼の事好きだったから」
高「もしかして、瓜生が石栗の冗談を真に受けて死んだあれか?」
梅「確かに、これだけ積もってたら2階から飛び込んでも死なないなんて、不用意に言ったのは石栗くんだけど…」
桃「瓜生くんの遺体が運ばれて行ったあの日の夜、私眠れなくて、ベランダに出たら下で石栗くんが雪を掘り返していたのよ。最初は、瓜生くんが亡くなったのが信じられなくて、いるはずのない瓜生くんを見つけようとしているんじゃないかって思ったけど…。彼が探していたのは、自分が首に巻いていたストール。それを見つけた彼の笑顔が、全てを物語っていたわ」
犯行の動機を話しながら桃園は涙を浮かべ始めていた。
桃「瓜生くんは自分で雪に飛び込んだんじゃなく、突き落とされたんだってね…!」
桃園が話したその事実に梅島も高梨も驚愕の表情を浮かべる。
高「まさか、石栗に?!」
桃「えぇ。落とされる時に思わず瓜生くんが掴んだのよ…石栗くんのストールを!多分、雪の中で藻掻く瓜生くんがヘトヘトになった頃に迎えに行くつもりだったんでしょうけど、2mの深雪が底なし沼のように瓜生くんの体力を奪い、私達が見つけた時にはもう……。
でも失敗したわ。石栗くんの昼食を確実にアイスケーキにする為に誰でもいいからちょっと怪我させて別荘に招き、昼食の人数が増えればいいなと思って投げたラケットだったのに…。まさかそれが子供の頭に当たって、そのうえその子の連れが名探偵・毛利小五郎だったなんて…
私もハマってたかもしれないわね。もがけば藻掻く程、破滅へ導く、底なし沼に……」
そして、石栗を殺害した桃園は逮捕され、すっかり空も暗くなった夜。透と透香は、透が運転する彼の愛車・RX-7で帰る途中だった。
透「えぇ、事件は解決しましたよ。毛利名探偵のお陰でね」
透は運転する中で、イヤモニでベルモットと通話していた。
【ベ「あら、そう。ところで、いつまであの探偵とつるむ気なの?シェリーと関わっている疑いのあるあの探偵に張り付きたいってあなたが言うから、色々サポートしてあげたけど、もう用はないんじゃない?幸運にもシェリーの情報が舞い込んできてそのシェリーも葬る事ができたんだから」】
透「いや?俄然興味が湧いてきましたよ。
眠りの小五郎という、探偵にね」
『「………」』
そう言いながら透が、そして透香の思い浮かべた人物はコナンであった。
梅「でもどうして石栗くんを?」
桃「もちろん瓜生くんの敵討よ。私、彼の事好きだったから」
高「もしかして、瓜生が石栗の冗談を真に受けて死んだあれか?」
梅「確かに、これだけ積もってたら2階から飛び込んでも死なないなんて、不用意に言ったのは石栗くんだけど…」
桃「瓜生くんの遺体が運ばれて行ったあの日の夜、私眠れなくて、ベランダに出たら下で石栗くんが雪を掘り返していたのよ。最初は、瓜生くんが亡くなったのが信じられなくて、いるはずのない瓜生くんを見つけようとしているんじゃないかって思ったけど…。彼が探していたのは、自分が首に巻いていたストール。それを見つけた彼の笑顔が、全てを物語っていたわ」
犯行の動機を話しながら桃園は涙を浮かべ始めていた。
桃「瓜生くんは自分で雪に飛び込んだんじゃなく、突き落とされたんだってね…!」
桃園が話したその事実に梅島も高梨も驚愕の表情を浮かべる。
高「まさか、石栗に?!」
桃「えぇ。落とされる時に思わず瓜生くんが掴んだのよ…石栗くんのストールを!多分、雪の中で藻掻く瓜生くんがヘトヘトになった頃に迎えに行くつもりだったんでしょうけど、2mの深雪が底なし沼のように瓜生くんの体力を奪い、私達が見つけた時にはもう……。
でも失敗したわ。石栗くんの昼食を確実にアイスケーキにする為に誰でもいいからちょっと怪我させて別荘に招き、昼食の人数が増えればいいなと思って投げたラケットだったのに…。まさかそれが子供の頭に当たって、そのうえその子の連れが名探偵・毛利小五郎だったなんて…
私もハマってたかもしれないわね。もがけば藻掻く程、破滅へ導く、底なし沼に……」
そして、石栗を殺害した桃園は逮捕され、すっかり空も暗くなった夜。透と透香は、透が運転する彼の愛車・RX-7で帰る途中だった。
透「えぇ、事件は解決しましたよ。毛利名探偵のお陰でね」
透は運転する中で、イヤモニでベルモットと通話していた。
【ベ「あら、そう。ところで、いつまであの探偵とつるむ気なの?シェリーと関わっている疑いのあるあの探偵に張り付きたいってあなたが言うから、色々サポートしてあげたけど、もう用はないんじゃない?幸運にもシェリーの情報が舞い込んできてそのシェリーも葬る事ができたんだから」】
透「いや?俄然興味が湧いてきましたよ。
眠りの小五郎という、探偵にね」
『「………」』
そう言いながら透が、そして透香の思い浮かべた人物はコナンであった。
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