漆黒の特急(ミステリートレイン)
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バーボン、レッド・カトレア
透香と透がベルツリー急行に乗車していた所、車内に事故があったという放送が流された。そして、2人は8号車へと訪れていた。
蘭「あれ?あなた達も乗ってたんですね!安室さん!透香さん!」
透「ええ!ネットでうまく競り落とせたんで…。さっき食堂車で毛利先生ともお会いしましたよ!」
香『私も今日は非番で暇していたので透が誘ってくれてここにいまして。今日は透とのデートみたいなものなんですよ』
園「誰?このイケメンと美女…」
蘭「前に話した、お父さんの弟子になりたいって探偵さん!それとその双子のお姉さんの警部補さん!」
透「それより車内で事故があったようですけど…何か聞いてます?」
蘭「そ、それが殺人事件があったみたいで今、世良さんとコナン君が現場に残ってるんですけど…」
透「ホー…それなら透香と毛利先生に任せた方がよさそうかな?」
香『はぁ…私今日非番なのに…』
蘭達が話しているところを個室の扉の隙間から東都大学工学部に所属している大学院生の沖矢昴が見ていた。
沖「どうやら天は我々に味方しているようですね…」
沖矢が話しかけた茶髪に黒い帽子を被った女性はスマホを弄っており、何かを打ち終わった後、口角を上げた。
─────────────────────────
それからはコナン、世良、小五郎が関係者に話を聞いていき、コナンが関係者全員を集め小五郎に麻酔針を撃ち込む。すると小五郎は車掌の座っていた椅子にもたれ掛かり眠りに落ちる。その姿に車掌は「眠りの小五郎!!」と興奮気味に言う。
するとそこに黒を基調とする服装をした透香と透が現れる。
透「毛利先生がそのポーズをとられたという事は…解けたんですね?この1等車のB室で、チェーンロックがかけられた状態で室橋さんが射殺されたという…密室殺人の真相が…」
香『やっぱり私が行く必要もなかったみたいですね』
コ「………」
出「あなた達誰?」
透「ああ…申し遅れました。毛利先生の一番弟子の安室です」
香『私はその姉です』
小(コ)「そう…密室殺人…。その謎は、出波さんのE室に2度目に訪れた時に解けました…」
出「ちょ、ちょっと何!?私が犯人だっていうわけ?」
小(コ)「チェーンロックをかけた扉越しにあなたの部屋の中を見た時に気づいたんです…。
チェーンロックがかかっていれば、どんなにのぞき込んでも…片側のソファーはほとんど見えないってね!…しかしコナンがB室で室橋さんの遺体を見つけた時…チェーンロックがかかっているにもかかわらず、右側のソファーが見えたと言っている…」
それに出波は見間違いじゃないかと言うが透が口を開く。
透「それは恐らく…チェーンロックの鎖の数が他の部屋より1つ多かったからじゃないでしょうか?
その分、扉の隙間が広がり、扉越しに見える範囲も広がったんですよ!」
能「それが何か問題あるのかね?」
透「大問題ですよ!」
香『チェーンロックは通常外から扉の隙間に手を入れても外せない、ギリギリの長さに設定されてますが…それが鎖1つ分長かったとしたら…部屋を出た後でもロックをかける事はできますからね…』
それからは車掌が8号車の各部屋の鎖の数を確認していった。
車「た、確かに6つです!!他の部屋は鎖が5つなのに…このB室だけ6つになってます!!」
透「これで密室は破れましたね…」
住「でも戸口で誰かがゴソゴソやってたら車掌さんがきづくんじゃありません?」
小「そうねぇ…ずっと廊下にいらしたようですし…」
車「扉越しにこっちをのぞいてた人は見たんですが…」
能「おい!誰なんだそいつは?」
車「それはよく見えなくて…トンネル内で薄暗かったですし…」
安「じゃあ犯人はその人で、別の車両に逃げてしまったんですよ!」
出「確かに、外部犯かも…私達と顔見知りの車掌が廊下にいたのに、見られるリスクを負ってそんな犯行をする人はこの1等車にはいないでしょうし…」
小(コ)「だがそのリスク…この音で解消されるとしたらどうですか?」
するとドアベルの音が辺りに響く。しかし、どの部屋にもランプの明かりは付いていない為、皆は戸惑う。
すると小五郎の傍からコナンが姿を見せ、ドアベルの音が再生されたスマホを見せる。
コ「車掌さんはこの音がしたのにどの部屋のランプもついてないからA室に行ったんだよね?」
車「ああ…A室のランプの電球が切れてたから恐らく呼んでるのは能登様だろう思って…」
コ「それでA室の戸口で能登さんと車掌さんが言い争ってる様子を、B室の室橋さんが扉を開けてのぞいてたんでしょ?」
車「あ、ああ…誰かと電話しながら…」
透「なるほど…」
透「その時ですね?犯人がB室に入ったのは…。この列車の廊下は部屋の扉を開けたらほぼふさがれるぐらい狭い…」
香『B室の扉が空いていたらその扉の向こうからやって来る犯人の姿は、ベルの音でA室の前に来させた車掌さんには見えませんから…』
それからも次々とトリックが暴かれていき、犯人は安東諭である事が明かされた。
一方、眠りの小五郎の推理ショーが行われていた裏では工藤新一の母親である工藤有希子がベルモットと対峙していた。そしてベルモットはスマホの画面をタップすると8号車の車内で煙が発生する。
出「ちょ、ちょっと何なの?あの煙…」
能「お、おい…まさか…」
透「ちょっと見てきます!」
透は煙が発生しているB室に駆け寄り扉を開ける。
透「火事!?火事です!!」
香『!皆さん早く前の車両に避難を!!』
透と透香の声に8号車の乗客達は一目散に走り出す。そして、誰もいなくなった煙の充満する8号車に1人の女性がいた。
「ゴホゴホ」
?「さすがヘル・エンジェルの娘さんだ…」
?「よく似ている…」
バ「初めまして…。バーボン…これが僕のコードネームです…」
カ『そして、レッド・カトレア…これが私のコードネームです…』
その女性、宮野志保の前に現れたのは金髪碧眼の男女──安室透と安室透香だった。
透香と透がベルツリー急行に乗車していた所、車内に事故があったという放送が流された。そして、2人は8号車へと訪れていた。
蘭「あれ?あなた達も乗ってたんですね!安室さん!透香さん!」
透「ええ!ネットでうまく競り落とせたんで…。さっき食堂車で毛利先生ともお会いしましたよ!」
香『私も今日は非番で暇していたので透が誘ってくれてここにいまして。今日は透とのデートみたいなものなんですよ』
園「誰?このイケメンと美女…」
蘭「前に話した、お父さんの弟子になりたいって探偵さん!それとその双子のお姉さんの警部補さん!」
透「それより車内で事故があったようですけど…何か聞いてます?」
蘭「そ、それが殺人事件があったみたいで今、世良さんとコナン君が現場に残ってるんですけど…」
透「ホー…それなら透香と毛利先生に任せた方がよさそうかな?」
香『はぁ…私今日非番なのに…』
蘭達が話しているところを個室の扉の隙間から東都大学工学部に所属している大学院生の沖矢昴が見ていた。
沖「どうやら天は我々に味方しているようですね…」
沖矢が話しかけた茶髪に黒い帽子を被った女性はスマホを弄っており、何かを打ち終わった後、口角を上げた。
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それからはコナン、世良、小五郎が関係者に話を聞いていき、コナンが関係者全員を集め小五郎に麻酔針を撃ち込む。すると小五郎は車掌の座っていた椅子にもたれ掛かり眠りに落ちる。その姿に車掌は「眠りの小五郎!!」と興奮気味に言う。
するとそこに黒を基調とする服装をした透香と透が現れる。
透「毛利先生がそのポーズをとられたという事は…解けたんですね?この1等車のB室で、チェーンロックがかけられた状態で室橋さんが射殺されたという…密室殺人の真相が…」
香『やっぱり私が行く必要もなかったみたいですね』
コ「………」
出「あなた達誰?」
透「ああ…申し遅れました。毛利先生の一番弟子の安室です」
香『私はその姉です』
小(コ)「そう…密室殺人…。その謎は、出波さんのE室に2度目に訪れた時に解けました…」
出「ちょ、ちょっと何!?私が犯人だっていうわけ?」
小(コ)「チェーンロックをかけた扉越しにあなたの部屋の中を見た時に気づいたんです…。
チェーンロックがかかっていれば、どんなにのぞき込んでも…片側のソファーはほとんど見えないってね!…しかしコナンがB室で室橋さんの遺体を見つけた時…チェーンロックがかかっているにもかかわらず、右側のソファーが見えたと言っている…」
それに出波は見間違いじゃないかと言うが透が口を開く。
透「それは恐らく…チェーンロックの鎖の数が他の部屋より1つ多かったからじゃないでしょうか?
その分、扉の隙間が広がり、扉越しに見える範囲も広がったんですよ!」
能「それが何か問題あるのかね?」
透「大問題ですよ!」
香『チェーンロックは通常外から扉の隙間に手を入れても外せない、ギリギリの長さに設定されてますが…それが鎖1つ分長かったとしたら…部屋を出た後でもロックをかける事はできますからね…』
それからは車掌が8号車の各部屋の鎖の数を確認していった。
車「た、確かに6つです!!他の部屋は鎖が5つなのに…このB室だけ6つになってます!!」
透「これで密室は破れましたね…」
住「でも戸口で誰かがゴソゴソやってたら車掌さんがきづくんじゃありません?」
小「そうねぇ…ずっと廊下にいらしたようですし…」
車「扉越しにこっちをのぞいてた人は見たんですが…」
能「おい!誰なんだそいつは?」
車「それはよく見えなくて…トンネル内で薄暗かったですし…」
安「じゃあ犯人はその人で、別の車両に逃げてしまったんですよ!」
出「確かに、外部犯かも…私達と顔見知りの車掌が廊下にいたのに、見られるリスクを負ってそんな犯行をする人はこの1等車にはいないでしょうし…」
小(コ)「だがそのリスク…この音で解消されるとしたらどうですか?」
するとドアベルの音が辺りに響く。しかし、どの部屋にもランプの明かりは付いていない為、皆は戸惑う。
すると小五郎の傍からコナンが姿を見せ、ドアベルの音が再生されたスマホを見せる。
コ「車掌さんはこの音がしたのにどの部屋のランプもついてないからA室に行ったんだよね?」
車「ああ…A室のランプの電球が切れてたから恐らく呼んでるのは能登様だろう思って…」
コ「それでA室の戸口で能登さんと車掌さんが言い争ってる様子を、B室の室橋さんが扉を開けてのぞいてたんでしょ?」
車「あ、ああ…誰かと電話しながら…」
透「なるほど…」
透「その時ですね?犯人がB室に入ったのは…。この列車の廊下は部屋の扉を開けたらほぼふさがれるぐらい狭い…」
香『B室の扉が空いていたらその扉の向こうからやって来る犯人の姿は、ベルの音でA室の前に来させた車掌さんには見えませんから…』
それからも次々とトリックが暴かれていき、犯人は安東諭である事が明かされた。
一方、眠りの小五郎の推理ショーが行われていた裏では工藤新一の母親である工藤有希子がベルモットと対峙していた。そしてベルモットはスマホの画面をタップすると8号車の車内で煙が発生する。
出「ちょ、ちょっと何なの?あの煙…」
能「お、おい…まさか…」
透「ちょっと見てきます!」
透は煙が発生しているB室に駆け寄り扉を開ける。
透「火事!?火事です!!」
香『!皆さん早く前の車両に避難を!!』
透と透香の声に8号車の乗客達は一目散に走り出す。そして、誰もいなくなった煙の充満する8号車に1人の女性がいた。
「ゴホゴホ」
?「さすがヘル・エンジェルの娘さんだ…」
?「よく似ている…」
バ「初めまして…。バーボン…これが僕のコードネームです…」
カ『そして、レッド・カトレア…これが私のコードネームです…』
その女性、宮野志保の前に現れたのは金髪碧眼の男女──安室透と安室透香だった。