死亡の館、赤い壁
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死せる孔明
それからは大和はコナン、蘭、小五郎を伴い、透香と晃斗もそれにつき、例の館の元住人に聞き込みを行い、移動をしていた時、大和が上原から館の建っている五丈の森に入った所で見失ったとの連絡を受け、通話を切った所で諸伏からメールを受信されていることに気がつく。
大「ん?高明からメールが来てやがる…」
蘭「もしかして、犯人がわかったんじゃ…」
諸伏からのメールの内容に大和は目を見開く。
コ「何?何て書いてあるの?」
大「死せる…孔明…」
画面には「死せる孔明」と表示されており、そのまま大和の携帯が着信を知らせる。
大「おう、上原!高明は見つかったか!?」
【上「そ、それが今館に着いたんだけど…も、燃えてるのよ…。あの死亡の館が…」】
そして、大和達一行と透香と晃斗は館に着いたのだが既に館の大幅が炎に包まれ燃えていた。
毛「中にいるならもう…」
蘭「そんな…」
香『高明さん…(ボソッ』
晃「兄さん…(ボソッ」
コ「(…兄さん?)」
そして大和は中に居るであろう諸伏の事を助け出す為に館に近づく。
コ「よしなよ、大和警部!今から入っても無駄さ…」
大「うるせぇ!!無駄かどうかは入ってみねーと…」
コ「だーかーらー…」
コナンはそう言うと館の近くに生えている木の下を見る。
コ「今から入っても意味ないんじゃない?」
そこには上原と上原に横たえさせられた諸伏の姿があった。
大「コ…高明!!」
大和は杖をつきながらも急いで諸伏の元に寄る。そして晃斗もあまりに取り乱していたのか「兄さん…!」と諸伏の元に駆け寄っていく。
香『ちょっと、ヒロ…!』
晃「あ…ゴメン…」
そのまま2人は黙り込む。
大「おい、その血は!?」
上「まだ火が回ってなかった裏口から入ったら、例の部屋で頭から血を流して倒れてたのよ…。どうやら誰かに殴られたみたい」
大「誰だ高明!?誰にやられた!?」
上「ダメよ…完全に気を失ってるわ…。それに、殴られたのは後頭部…」
香『あ…背後から襲われたのなら殴った犯人を見てないかもですね…』
コ「でも、その犯人ならこの人達の中の誰かかもしれないね…」
全「え?」
コナンの指摘に初めて翠川、山吹、百瀬の3人がいた事に気が付いた。3人曰く、同じメールアドレスから大和の名で3人の携帯に館へ来るようにという文章が送られてきたらしかった。そのメールが送られた携帯電話が殺された直木司郎の物だと判明したのは諸伏が搬送された新野病院の病室でだった。
それから話題は諸伏から大和の携帯に送られてきたメールへと移り変わった。
大「まあ、第1の殺人現場は燃えちまったが…新たな手掛かりは1つ増えた…。その高明が俺の携帯に送って来たメッセージ…死せる孔明…」
上「でも、それ、犯人がわざと敢ちゃんに送って来たのかも…」
コ「それはないんじゃない?そのメッセージ途中で切れてるし、謎が解けたら大和警部に連絡するって言ってたし…。だから、きっと何かに気づいた諸伏警部がその事を大和警部に教えようとメールを打ってた途中で殴られて…気絶しちゃう前に送信したんだと思うけど…」
毛「何で途中なんだよ?あの名軍師・諸葛孔明と諸伏高明警部のあだ名の高明を引っ掛けて犯人が送ったんじゃねーのか?「コウメイは死んだぜ」って…」
その間、黙って話を聞いていた透香が口を開く。
香『「死せる孔明 生ける仲達を走らす」…
その諸葛亮孔明が率いる蜀の軍が急に戦を止めて引き上げるのを見て、孔明が病死したと確信した魏の軍師・司馬懿仲達 はすぐに大軍で追撃しましたけど…生前の孔明の命令に従って反撃の構えを蜀の軍が見せたため、仲達は「孔明は死んでいない!これは何かの策略だ」って勘ぐって退却してしまったんです。
つまり、「生前の威光が死後も残っていて相手を恐れさせる」たとえというわけです』
毛「へー…」
上「でも、そうなると「死せる孔明」は餓死させられた明石周作さんで…「生ける仲達」は犯人を指し…明石さんは、あの赤い壁と床に釘付けした白と黒の椅子で犯人を恐れさせようとしてた事になるけど…その意図が読めないわね…」
大和や上原が話している間、透香は黙り込み深く考え込んでいた。
香『(高明さんは一体何を伝えたかったの…思い出せ…何か情報が最初の方にあったはず…
……!確か明石さんはチェスが好きだと言っていたような…それなら明石さんの座っていた椅子が先で黒の椅子が後…。……もう少し早く分かっていれば現場で確認できたけど…でも犯人が分かった…)』
晃「透香…?」
香『!…何?』
晃「いや…深く考え込んでたから…。昔からそういう所があるから歩きながらの深い考え込みはしないどけよ」
香『分かってるわ』
それからは大和はコナン、蘭、小五郎を伴い、透香と晃斗もそれにつき、例の館の元住人に聞き込みを行い、移動をしていた時、大和が上原から館の建っている五丈の森に入った所で見失ったとの連絡を受け、通話を切った所で諸伏からメールを受信されていることに気がつく。
大「ん?高明からメールが来てやがる…」
蘭「もしかして、犯人がわかったんじゃ…」
諸伏からのメールの内容に大和は目を見開く。
コ「何?何て書いてあるの?」
大「死せる…孔明…」
画面には「死せる孔明」と表示されており、そのまま大和の携帯が着信を知らせる。
大「おう、上原!高明は見つかったか!?」
【上「そ、それが今館に着いたんだけど…も、燃えてるのよ…。あの死亡の館が…」】
そして、大和達一行と透香と晃斗は館に着いたのだが既に館の大幅が炎に包まれ燃えていた。
毛「中にいるならもう…」
蘭「そんな…」
香『高明さん…(ボソッ』
晃「兄さん…(ボソッ」
コ「(…兄さん?)」
そして大和は中に居るであろう諸伏の事を助け出す為に館に近づく。
コ「よしなよ、大和警部!今から入っても無駄さ…」
大「うるせぇ!!無駄かどうかは入ってみねーと…」
コ「だーかーらー…」
コナンはそう言うと館の近くに生えている木の下を見る。
コ「今から入っても意味ないんじゃない?」
そこには上原と上原に横たえさせられた諸伏の姿があった。
大「コ…高明!!」
大和は杖をつきながらも急いで諸伏の元に寄る。そして晃斗もあまりに取り乱していたのか「兄さん…!」と諸伏の元に駆け寄っていく。
香『ちょっと、ヒロ…!』
晃「あ…ゴメン…」
そのまま2人は黙り込む。
大「おい、その血は!?」
上「まだ火が回ってなかった裏口から入ったら、例の部屋で頭から血を流して倒れてたのよ…。どうやら誰かに殴られたみたい」
大「誰だ高明!?誰にやられた!?」
上「ダメよ…完全に気を失ってるわ…。それに、殴られたのは後頭部…」
香『あ…背後から襲われたのなら殴った犯人を見てないかもですね…』
コ「でも、その犯人ならこの人達の中の誰かかもしれないね…」
全「え?」
コナンの指摘に初めて翠川、山吹、百瀬の3人がいた事に気が付いた。3人曰く、同じメールアドレスから大和の名で3人の携帯に館へ来るようにという文章が送られてきたらしかった。そのメールが送られた携帯電話が殺された直木司郎の物だと判明したのは諸伏が搬送された新野病院の病室でだった。
それから話題は諸伏から大和の携帯に送られてきたメールへと移り変わった。
大「まあ、第1の殺人現場は燃えちまったが…新たな手掛かりは1つ増えた…。その高明が俺の携帯に送って来たメッセージ…死せる孔明…」
上「でも、それ、犯人がわざと敢ちゃんに送って来たのかも…」
コ「それはないんじゃない?そのメッセージ途中で切れてるし、謎が解けたら大和警部に連絡するって言ってたし…。だから、きっと何かに気づいた諸伏警部がその事を大和警部に教えようとメールを打ってた途中で殴られて…気絶しちゃう前に送信したんだと思うけど…」
毛「何で途中なんだよ?あの名軍師・諸葛孔明と諸伏高明警部のあだ名の高明を引っ掛けて犯人が送ったんじゃねーのか?「コウメイは死んだぜ」って…」
その間、黙って話を聞いていた透香が口を開く。
香『「死せる孔明 生ける仲達を走らす」…
その諸葛亮孔明が率いる蜀の軍が急に戦を止めて引き上げるのを見て、孔明が病死したと確信した魏の軍師・
つまり、「生前の威光が死後も残っていて相手を恐れさせる」たとえというわけです』
毛「へー…」
上「でも、そうなると「死せる孔明」は餓死させられた明石周作さんで…「生ける仲達」は犯人を指し…明石さんは、あの赤い壁と床に釘付けした白と黒の椅子で犯人を恐れさせようとしてた事になるけど…その意図が読めないわね…」
大和や上原が話している間、透香は黙り込み深く考え込んでいた。
香『(高明さんは一体何を伝えたかったの…思い出せ…何か情報が最初の方にあったはず…
……!確か明石さんはチェスが好きだと言っていたような…それなら明石さんの座っていた椅子が先で黒の椅子が後…。……もう少し早く分かっていれば現場で確認できたけど…でも犯人が分かった…)』
晃「透香…?」
香『!…何?』
晃「いや…深く考え込んでたから…。昔からそういう所があるから歩きながらの深い考え込みはしないどけよ」
香『分かってるわ』