死亡の館、赤い壁
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
赤い壁の謎
見事なまでに真っ赤な壁に小五郎と蘭が人の血かと言った時、コナンが「ラッカーだよ」と言う。
コ「ほら、床に落ちてるこのラッカースプレーの口んとこ、壁と同じ赤い色がついてるよ」
毛「しかし…何だ?この白と黒の椅子は?」
晃「確かに…。わざわざ色をつけて床に釘で固定されているようですが…」
白と黒の椅子は床に沢山の釘で固定され、赤く塗り潰された壁側に白い椅子、その反対側に黒い椅子が背もたれ同士をくっつけた状態で並べられていた。
上「被害者はその白い椅子の方に座ってたわ」
蘭「ま、まさか、犯人から誰かに向けてのメッセージとか?!」
大「いや、それはねぇぜ。この部屋には盗聴器が仕掛けられたままになっていたからな」
蘭「盗聴器?」
香『……』
コ「…」
毛「なるほど。この部屋を盗聴し音で生死を確認していた犯人が、音が途絶え、本当に死んだかどうか確かめにこの部屋に来たとしたら、その盗聴器は回収しているはず。そいつがまだここにあるってことは…」
大「ああ。害者をここで閉じ込めたきり、ここには来てねえって事。つまり、赤い壁も白と黒の椅子も正真証銘…ガイシャが遺したダイイングメッセージって訳だ」
それから大和が赤い壁から何か分かるかと小五郎に問い、小五郎が壁が赤くなっている事から犯人は明石周作なのではと見解するのだが、それは即座に否定されこの部屋で亡くなっていたのがその明石周作だという事を告げられる。さらに明石周作と結婚し、名字が明石となった小橋葵も3年前に倉庫で亡くなっている事も告げられる。
蘭「まさか、その葵さんも誰かに?!」
上「いいえ。元々心臓が悪くてね。倉庫で探し物をしている最中に発作が起きて、そのまま…。夫の周作さんはその時、この部屋にこもって作品を仕上げていて奥さんが倒れているのに気がついたのは、半日も後だったらしいわ…」
蘭「そ、そんな…」
小五郎は赤という単語から遂には犯人は赤の他人なんじゃという事を言い、大和は小五郎に詰め寄る。
大「オイオイ!そんな答えを聞くために俺はあんたを東京まで迎えに行ったんじゃ ───?「賢に見 えんと欲して」…?」
?「その道を以てせざるは…」
コ「?」
?「猶 ほ 入 らんことを欲して」
蘭「?」
?「之が門を閉づるが如し…」
晃「『…!!』」
?「なるほど。天下の名探偵を電話で呼びつけず、自ら迎えに行った所までは良しとしましょう。だが…今の毛利探偵に対する君の言動は無礼極まりない。古い友人として、恥ずかしく思いますよ。勘助君」
突如、部屋に入ってきたのは切れ長の目に口元にちょび髭を生やした男だった。
見事なまでに真っ赤な壁に小五郎と蘭が人の血かと言った時、コナンが「ラッカーだよ」と言う。
コ「ほら、床に落ちてるこのラッカースプレーの口んとこ、壁と同じ赤い色がついてるよ」
毛「しかし…何だ?この白と黒の椅子は?」
晃「確かに…。わざわざ色をつけて床に釘で固定されているようですが…」
白と黒の椅子は床に沢山の釘で固定され、赤く塗り潰された壁側に白い椅子、その反対側に黒い椅子が背もたれ同士をくっつけた状態で並べられていた。
上「被害者はその白い椅子の方に座ってたわ」
蘭「ま、まさか、犯人から誰かに向けてのメッセージとか?!」
大「いや、それはねぇぜ。この部屋には盗聴器が仕掛けられたままになっていたからな」
蘭「盗聴器?」
香『……』
コ「…」
毛「なるほど。この部屋を盗聴し音で生死を確認していた犯人が、音が途絶え、本当に死んだかどうか確かめにこの部屋に来たとしたら、その盗聴器は回収しているはず。そいつがまだここにあるってことは…」
大「ああ。害者をここで閉じ込めたきり、ここには来てねえって事。つまり、赤い壁も白と黒の椅子も正真証銘…ガイシャが遺したダイイングメッセージって訳だ」
それから大和が赤い壁から何か分かるかと小五郎に問い、小五郎が壁が赤くなっている事から犯人は明石周作なのではと見解するのだが、それは即座に否定されこの部屋で亡くなっていたのがその明石周作だという事を告げられる。さらに明石周作と結婚し、名字が明石となった小橋葵も3年前に倉庫で亡くなっている事も告げられる。
蘭「まさか、その葵さんも誰かに?!」
上「いいえ。元々心臓が悪くてね。倉庫で探し物をしている最中に発作が起きて、そのまま…。夫の周作さんはその時、この部屋にこもって作品を仕上げていて奥さんが倒れているのに気がついたのは、半日も後だったらしいわ…」
蘭「そ、そんな…」
小五郎は赤という単語から遂には犯人は赤の他人なんじゃという事を言い、大和は小五郎に詰め寄る。
大「オイオイ!そんな答えを聞くために俺はあんたを東京まで迎えに行ったんじゃ ───?「賢に
?「その道を以てせざるは…」
コ「?」
?「
蘭「?」
?「之が門を閉づるが如し…」
晃「『…!!』」
?「なるほど。天下の名探偵を電話で呼びつけず、自ら迎えに行った所までは良しとしましょう。だが…今の毛利探偵に対する君の言動は無礼極まりない。古い友人として、恥ずかしく思いますよ。勘助君」
突如、部屋に入ってきたのは切れ長の目に口元にちょび髭を生やした男だった。