繰り返す「あれ?」〜ジー・マジ・マジーロ〜
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リセット
一行は芳香に全く同じ説明をした。だが、机に置いていた砂時計の砂が全て下に落ち切った時──
芳香は再び辺りを見回す。
芳「なんなのこの部屋?!びっくり〜!」
芳香は再び同じ事を繰り返した。
そんな芳香に魁達はもう疲れたと言わんばかりの脱力ぶりである。
翼「俺の「思いやりのある思い出し薬」じゃダメか…」
ヒ「僕の呪文「ルーマ・ゴルド」も効かないし…」
『私の治癒の呪文「ルーマ・ルジュナ」も効いてない…。
…でも、これでハッキリした』
ヒ「奴が細工をしたと言ったのは、芳香の記憶を1年間分奪っただけではなく、1時間ごとにリセットするようにした事だったんだ」
芳「え?リセット?…って誰?」
マ「その人達はヒカル先生とキラルちんでござりますです…!」
芳「わぁ!喋る鉢植え君?!」
マ「皆々様は、インフェルシアと戦う正義の魔法使いでござりますです!芳香ちんは、風のように爽やかに夢を運ぶ、希望のマジピンクでござりますです!」
魁「こうやってマン坊が何べん教えても、1時間経てば忘れちゃうんだよな」
ス「難儀な話だにゃァ」
芳香は声の聞こえたスモーキーの方を見ると持っていたマンドラ坊やを落とし、スモーキーが入っているマジランプを持ち上げる。
芳「猫ランプ君?!」
ス「もう〝猫ランプ〟でいいにゃ…!」
蒔人はバッと立ち上がると、芳香の持っていたマジランプを放り、芳香の方を持って揺らす。
薪「どうにかして、芳香の記憶を取り戻すぞォ!」
麗「どうにかしてって…どうやって?」
ヒ「こういう場合、現場に戻るってのが鉄則だよ」
一行は芳香を連れ、芳香がブルラテスに襲われた場所に戻ってきた。
ヒ「芳香はここでブルラテスに襲われてたんだ」
薪「何か思い出さないか?」
芳「えー?何だろう?何かしら?」
その時、「芳ちゃーん!」と芳香の事を呼び叫ぶ声が聞こえてくる。蒔人はその声に聞き覚えがあった。そして聞き覚えのあった通り、芳香の元に白い眼鏡をかけた男が駆け寄ってきた。
この男は、かつて芳香が結婚しようとしていた相手である。
そんな男を蒔人と翼が芳香から引き剥がし、事情を説明した。
その光景を見た事情を知らぬヒカルとキラルは不思議そうにし、麗が2人に「気にしないでください」と声をかけていた。
男「え?記憶喪失で?記憶取り戻すべく努力中?」
男は事情を知ると覚えていない事をいいことに、男は眼鏡を外し芳香に言い寄る。
男「芳ちゃん、出会いからやり直そう」
芳「あらぁ、面白い人!気が合うかも」
男が差し出した左手に芳香は右手をのせる。その光景に蒔人が男に掴みかかろうとし、それを翼と魁で抑え込むという光景ができあがった。
しかし───
芳「…!…あんた誰?」
男「えぇー!そんな…」
1時間が経過し、芳香の記憶がリセットされたのだ。男は崩れ落ちる。
そんな男にヒカルとキラルが近寄る。
ヒ「あ!君!」
『大丈夫?』
その時、崩れ落ちた男からシャボン玉が出てくる。
ヒ「人々から生気を抜き取ってる!
待てよ…確か芳香を襲ったのも似たようなシャボン玉!」
翼「インフェルシアが近くにいんのか?」
翼の言葉に記憶がリセットされてしまった芳香はわけもわからず、再び訪れた芳香の記憶のリセットに蒔人は頭を抱える。
魁「兄ちゃん、芳香姉ちゃんの事どうする?マジピンクにはなれないだろうし」
薪「芳香はここで待ってろ。絶対に動くな」
芳「えっ?皆、どこ行くの?!ずるい〜!」
一行は芳香に全く同じ説明をした。だが、机に置いていた砂時計の砂が全て下に落ち切った時──
芳香は再び辺りを見回す。
芳「なんなのこの部屋?!びっくり〜!」
芳香は再び同じ事を繰り返した。
そんな芳香に魁達はもう疲れたと言わんばかりの脱力ぶりである。
翼「俺の「思いやりのある思い出し薬」じゃダメか…」
ヒ「僕の呪文「ルーマ・ゴルド」も効かないし…」
『私の治癒の呪文「ルーマ・ルジュナ」も効いてない…。
…でも、これでハッキリした』
ヒ「奴が細工をしたと言ったのは、芳香の記憶を1年間分奪っただけではなく、1時間ごとにリセットするようにした事だったんだ」
芳「え?リセット?…って誰?」
マ「その人達はヒカル先生とキラルちんでござりますです…!」
芳「わぁ!喋る鉢植え君?!」
マ「皆々様は、インフェルシアと戦う正義の魔法使いでござりますです!芳香ちんは、風のように爽やかに夢を運ぶ、希望のマジピンクでござりますです!」
魁「こうやってマン坊が何べん教えても、1時間経てば忘れちゃうんだよな」
ス「難儀な話だにゃァ」
芳香は声の聞こえたスモーキーの方を見ると持っていたマンドラ坊やを落とし、スモーキーが入っているマジランプを持ち上げる。
芳「猫ランプ君?!」
ス「もう〝猫ランプ〟でいいにゃ…!」
蒔人はバッと立ち上がると、芳香の持っていたマジランプを放り、芳香の方を持って揺らす。
薪「どうにかして、芳香の記憶を取り戻すぞォ!」
麗「どうにかしてって…どうやって?」
ヒ「こういう場合、現場に戻るってのが鉄則だよ」
一行は芳香を連れ、芳香がブルラテスに襲われた場所に戻ってきた。
ヒ「芳香はここでブルラテスに襲われてたんだ」
薪「何か思い出さないか?」
芳「えー?何だろう?何かしら?」
その時、「芳ちゃーん!」と芳香の事を呼び叫ぶ声が聞こえてくる。蒔人はその声に聞き覚えがあった。そして聞き覚えのあった通り、芳香の元に白い眼鏡をかけた男が駆け寄ってきた。
この男は、かつて芳香が結婚しようとしていた相手である。
そんな男を蒔人と翼が芳香から引き剥がし、事情を説明した。
その光景を見た事情を知らぬヒカルとキラルは不思議そうにし、麗が2人に「気にしないでください」と声をかけていた。
男「え?記憶喪失で?記憶取り戻すべく努力中?」
男は事情を知ると覚えていない事をいいことに、男は眼鏡を外し芳香に言い寄る。
男「芳ちゃん、出会いからやり直そう」
芳「あらぁ、面白い人!気が合うかも」
男が差し出した左手に芳香は右手をのせる。その光景に蒔人が男に掴みかかろうとし、それを翼と魁で抑え込むという光景ができあがった。
しかし───
芳「…!…あんた誰?」
男「えぇー!そんな…」
1時間が経過し、芳香の記憶がリセットされたのだ。男は崩れ落ちる。
そんな男にヒカルとキラルが近寄る。
ヒ「あ!君!」
『大丈夫?』
その時、崩れ落ちた男からシャボン玉が出てくる。
ヒ「人々から生気を抜き取ってる!
待てよ…確か芳香を襲ったのも似たようなシャボン玉!」
翼「インフェルシアが近くにいんのか?」
翼の言葉に記憶がリセットされてしまった芳香はわけもわからず、再び訪れた芳香の記憶のリセットに蒔人は頭を抱える。
魁「兄ちゃん、芳香姉ちゃんの事どうする?マジピンクにはなれないだろうし」
薪「芳香はここで待ってろ。絶対に動くな」
芳「えっ?皆、どこ行くの?!ずるい〜!」