いけない

白ヤギが手紙を戻してしまい、芳香と魁は謝っていたものの、白ヤギはそのまま姿を消してしまった。

ヒ「どうやら白ヤギくんのご機嫌を損ねてしまったようだね」
芳･魁「すみません…」
『まぁ、私も事前に言わなかったのも悪いし…』
ヒ「仕方がない。とりあえずこの1枚目だけでも読もう。
〝いけない…〟」
翼「出ったー、リンの口癖」

初めに読まれた分に蒔人も麗も翼も笑顔になる。
しかし、読み進めたヒカルの顔が険しくなる。

『兄様？何が書いてあったの？』

キラルもヒカルの隣から手紙を覗き込むとやはりその内容に顔を険しくさせた。

ヒ「〝いけない、レジェンドパワーを使っては！〟」

それに5人は驚き首を傾げた。

魁「なんでだよ？！前より断然強くなったのに！」
蒔「ヒカル先生…キラル…」
ヒ「理由は残りの手紙が受け取れてないから分からないけど…」
芳「あ、そうか！リンちゃん、心配症だから〜！私達がヘトヘトになっちゃうんじゃないかって思ってんだよ〜！」

芳香や魁達は楽観的に考えているが、ヒカルとキラルの表情は険しいままだった。
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街にブルラテスが現れ、メーミィによって直されたブルステッキで街の破壊を行っていた。そこに、変身した兄弟達5人が駆けつける。

ブ「なんなの？まるで別人みたい！」

ﾌﾞﾙ「ワシは今最高に燃えておる！」

グ「この凶暴さは普通じゃない！」
レ「よっしゃー！まったまたレジェンドパワーだ！」
4人「おう！」
シ「待ちたまえ！ルナジェルの手紙が気になる──…」
『あ、ちょっと！』

5人はマジシャインの言葉も聞かずに駆け出していく。

5人「超魔法変身！マージ・マジ・マジ・マジーロ！」

マージ・マジ・マジ・マジーロ！

5人はレジェンドパワーを使用して、レジェンドマジレンジャーへと変身する。

Lレ「うっひょー！
全身に漲る力！やっぱイイぜ！」

ブルラテスが5人に攻撃を仕掛けてくる。

5人「ジルマ・マジカ！」

5人はブルラテスが放ってきた攻撃を魔法のカーテンで防ぐ。そして、5人は駆け出す。

Lレ「マジ・ボルト！
レジェンドファイヤー！」

Lマジレッドがブルラテスに放った炎が直撃して爆発を起こす。

Lイ「レジェンドサンダークラッシュ！」

Lマジイエローが雷撃を纏ったダイヤルロッドでブルラテスを斬りつける。ブルラテスは地面を大きく転がる。
LマジピンクとLマジブルーが並んでブルラテスに向かっていく。振り下ろされたブルステッキをダイヤルロッドで防ぎ、そのままダイヤルロッドで攻撃する。それはブルラテスに第ダメージを与える。
そして、Lマジグリーンが回転しながら飛び上がり、その勢いでブルラテスをダイヤルロッドで弾き飛ばす。
ダメージを受け続けたブルラテスを前に5人が並び立つ。

Lレ「よーし！そろそろトドメといくか！」

5人はダイヤルロッドの｢2｣を回す。

5人「ジー・ゴル・マジ・ボルト！」

ジー・ゴル・マジ・ボルト！

5人「レジェンドフィニッシュ！」

5人は超強力な魔法エネルギー砲をブルラテスに撃ち出す。

ﾌﾞﾙ「おのれー！」

Lレ「チェックメイト！」

ブルラテスは爆発し、倒された。

Lレ「っしゃー！
レジェンドパワー、最高！」

ブルラテスを倒した5人にマジシャインとマジライトが駆け寄る。

シ「見事な勝利だったけど、何ともないかい、君達？」
ラ『大丈夫、みんな？』
Lレ「まだリンの言ってた事気にしてるんですか、先生？キラルも」
Lピ「大丈夫ですってばてば〜！」
シ･ラ「『………』」