イーブルアイス

ブルラテスは元の大きさに戻る。

ﾌﾞﾙ「こうなったら一刻も早く…逃げるが勝ちじゃ！」

兄弟5人も元の姿に戻り、逃げるブルラテスの後を追おうとするが、その姿を見失う。

蒔「見失ったか…！」
翼「でもやったぜ、芳姉！」

芳香が頭を抑え、苦しげに声を漏らす。

麗「まさか！またリセットが？」
芳「あぁ！思い出したわ！大変よ、みんな！」

芳香は、ブルラテスによって記憶がリセットされる前の事を話す。
小津家に帰る途中、ブルラテスを見かけた芳香はそれを追いかけ、ブルラテスとジーが企んでいるのを知ったそうだった。芳香はその企みを聞いて戦ったそうだが、勝てなかったらしく、みんなに知らせようとしていたのだった。
芳香の案内で、ブルラテスとズィーがいた場所に5人は駆けていく。

芳「ここよ！」

そこには巨大な氷があり、それが浮かび上がってくると、冷気を5人に放ってくる。
魔法部屋でメメの鏡からそれを見ていたヒカルとキラルが声を上げる。

ヒ「『これは！』
悪魔の氷山イーブルアイス！」
『まさか…！』

ブルラテスとズィーが、悪魔の氷山イーブルアイスを育て、地上を凍りつかせようと目論んでいる事を知ったマジレンジャー。
彼らに新たな試練が待ち受ける──。