繰り返す「あれ?」〜ジー・マジ・マジーロ〜
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記憶を無くしても…
小津家に戻り、魔法部屋のベッドにそれぞれ寝かされたヒカルとキラルは、苦しみで魘されていた。麗はそんな2人を看病する。
マ「ヒカルちん、キラルちん、しっかりするでござりますです…」
魘される2人の傍でマンドラ坊やが心配そうに声をかけ、看病する麗の後ろで翼が自身の調合した魔法薬を魁と蒔人に渡し、2人はそれぞれに受け取って飲んだ。
魁「あんなど強い冥獣人、どうやって戦えばいいんだよ!」
蒔「オマケにシチジューローとネリエスの力でパワーアップか…苦しいな…」
その時、再び芳香の記憶が1時間経過した事でリセットされてしまい、芳香の「あれ?」が始まる。
騒ぐ芳香をよそに、ヒカルとキラルが起き上がる。
ヒ「何を企んでいるのか…早く突き止めないと…」
『うん…。このままだと、芳香もどうなるか分からないし…』
麗「無理よ、ヒカル先生!キラルちゃん!ヒカル先生とキラルちゃんだってこんな状態だし…」
翼「正直、お手上げに近いな…」
蒔「………」
魁「………」
そこに黙っていた芳香が口を開く。
芳「ねぇ、心配事があるならお母さんに相談したら?お母さんなら何とかしてくれるよ!ね?」
蒔「それは無理だ」
芳「大丈夫!お母さんなら絶対力になってくれるはずだもん」
魁がスっと立ち上がり、母・深雪の変身するマジマザーの魔法の杖「ワンド」を手にする。そして芳香の前まで来るとそれを芳香の目の前に突き出す。
魁「母さんはもう死んじゃったんだよ!」
芳「え…?」
芳香は魁の言葉に動揺しながらも、魔法の杖「ワンド」を手にする。
魁「インフェルシアにやられてな。だからもう母さんは居ないんだ!」
芳「ウソ…」
魁の言葉に信じられない芳香は兄弟達の顔を伺う。
麗は悲しげな表情をし、翼は顔を俯かせ、蒔人はただ真っ直ぐに芳香を見ていた。それで芳香は本当の事なのだと察する。
芳「だって…」
魁「だから俺達は母さんの願い通り、平和を守る為に戦ってきたんだ!」
その時、魔法部屋にマージフォンの音が響く。
マ「皆々様…冥獣反応でござりま───」
魁「わかってるよ!!」
マンドラ坊やの言葉を遮って魁は叫ぶ。
芳「勇気を出して!」
芳香の発した言葉に魁、翼、麗、蒔人が反応する。
芳「よく分かんないけど、芳香達には勇気があるじゃない。芳香達の武器は勇気!いつだって、勇気が力を与えてくれる!それを忘れちゃいけないよ!ね?」
芳香の言葉は、他の兄弟達には聞き覚えがあった。
深「あなた達の武器は勇気!いつだって、勇気が魔法を教えてくれる!その事を忘れないで」
それは母・深雪が彼らにかけてくれた言葉だった。
翼「その言葉…母さんの…!」
麗「どうして?記憶はリセットされたのに…!」
魁「まさか芳香姉ちゃん…記憶が戻った?」
ヒ「いや違う」
ヒカルは身体を起こす。キラルもそのヒカルを見て身体を起こす。
ヒ「芳香は今、単に本心を口にしている」
蒔「そうか!記憶は無くしても、この1年で大きく強く変わった勇気まで消えたわけじゃない!
だから今の芳香は前と違って母さんと同じ事が言えるんだ!」
魁「だったら、俺達だって前とは違う!諦めたり、ビビったりしてる場合じゃない!
だって俺達、正義の魔法使い、マジレンジャーなんだから!」
翼「みんな!勇気出そうぜ!」
5人「うん!」
兄弟達5人は円となって頷きあった。
ヒ「(凄いよ!なんて事だろう。魔法使いとしての記憶は無くしても希望を与える事ができるなんて!
芳香もまた…新しい伝説の担い手なんだ!)」
『(やっぱり、芳香もブレイジェルの子なんだ!
兄様も認めた、新しい伝説の担い手…!)』
芳香の身に付ける指輪がきらりと光った。
芳「行くわよ!あ、えっと…なんだっけ?」
4人「マジレンジャー!」
芳「マジレンジャー!」
小津家に戻り、魔法部屋のベッドにそれぞれ寝かされたヒカルとキラルは、苦しみで魘されていた。麗はそんな2人を看病する。
マ「ヒカルちん、キラルちん、しっかりするでござりますです…」
魘される2人の傍でマンドラ坊やが心配そうに声をかけ、看病する麗の後ろで翼が自身の調合した魔法薬を魁と蒔人に渡し、2人はそれぞれに受け取って飲んだ。
魁「あんなど強い冥獣人、どうやって戦えばいいんだよ!」
蒔「オマケにシチジューローとネリエスの力でパワーアップか…苦しいな…」
その時、再び芳香の記憶が1時間経過した事でリセットされてしまい、芳香の「あれ?」が始まる。
騒ぐ芳香をよそに、ヒカルとキラルが起き上がる。
ヒ「何を企んでいるのか…早く突き止めないと…」
『うん…。このままだと、芳香もどうなるか分からないし…』
麗「無理よ、ヒカル先生!キラルちゃん!ヒカル先生とキラルちゃんだってこんな状態だし…」
翼「正直、お手上げに近いな…」
蒔「………」
魁「………」
そこに黙っていた芳香が口を開く。
芳「ねぇ、心配事があるならお母さんに相談したら?お母さんなら何とかしてくれるよ!ね?」
蒔「それは無理だ」
芳「大丈夫!お母さんなら絶対力になってくれるはずだもん」
魁がスっと立ち上がり、母・深雪の変身するマジマザーの魔法の杖「ワンド」を手にする。そして芳香の前まで来るとそれを芳香の目の前に突き出す。
魁「母さんはもう死んじゃったんだよ!」
芳「え…?」
芳香は魁の言葉に動揺しながらも、魔法の杖「ワンド」を手にする。
魁「インフェルシアにやられてな。だからもう母さんは居ないんだ!」
芳「ウソ…」
魁の言葉に信じられない芳香は兄弟達の顔を伺う。
麗は悲しげな表情をし、翼は顔を俯かせ、蒔人はただ真っ直ぐに芳香を見ていた。それで芳香は本当の事なのだと察する。
芳「だって…」
魁「だから俺達は母さんの願い通り、平和を守る為に戦ってきたんだ!」
その時、魔法部屋にマージフォンの音が響く。
マ「皆々様…冥獣反応でござりま───」
魁「わかってるよ!!」
マンドラ坊やの言葉を遮って魁は叫ぶ。
芳「勇気を出して!」
芳香の発した言葉に魁、翼、麗、蒔人が反応する。
芳「よく分かんないけど、芳香達には勇気があるじゃない。芳香達の武器は勇気!いつだって、勇気が力を与えてくれる!それを忘れちゃいけないよ!ね?」
芳香の言葉は、他の兄弟達には聞き覚えがあった。
深「あなた達の武器は勇気!いつだって、勇気が魔法を教えてくれる!その事を忘れないで」
それは母・深雪が彼らにかけてくれた言葉だった。
翼「その言葉…母さんの…!」
麗「どうして?記憶はリセットされたのに…!」
魁「まさか芳香姉ちゃん…記憶が戻った?」
ヒ「いや違う」
ヒカルは身体を起こす。キラルもそのヒカルを見て身体を起こす。
ヒ「芳香は今、単に本心を口にしている」
蒔「そうか!記憶は無くしても、この1年で大きく強く変わった勇気まで消えたわけじゃない!
だから今の芳香は前と違って母さんと同じ事が言えるんだ!」
魁「だったら、俺達だって前とは違う!諦めたり、ビビったりしてる場合じゃない!
だって俺達、正義の魔法使い、マジレンジャーなんだから!」
翼「みんな!勇気出そうぜ!」
5人「うん!」
兄弟達5人は円となって頷きあった。
ヒ「(凄いよ!なんて事だろう。魔法使いとしての記憶は無くしても希望を与える事ができるなんて!
芳香もまた…新しい伝説の担い手なんだ!)」
『(やっぱり、芳香もブレイジェルの子なんだ!
兄様も認めた、新しい伝説の担い手…!)』
芳香の身に付ける指輪がきらりと光った。
芳「行くわよ!あ、えっと…なんだっけ?」
4人「マジレンジャー!」
芳「マジレンジャー!」