スティンガー、兄への挑戦
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兄
一行は廃工場のような場所に移動した。
チ「どうなってやがる?吾輩達に襲いかかるなんて…」
ラ「スティンガー」
ラッキーはスティンガーの名を呼ぶと立ち上がって質問する。
ラ「感染とか言ってたな。住民が暴れだした事に関係があるのか?」
ス「……」
スティンガーは答えずに顔を背ける。
その時、オヒツジキュータマの力で眠っていたハミィが目を覚まし、ラッキーに襲いかかる。
ラ「ハミィ!落ち着けって!」
そんなハミィをラッキーとチャンプで抑えようとする。
するとスティンガーが蠍の尻尾の針となっている先端をハミィに刺す。
チ「おい!ハミィに何し──」
ス「慌てるな。解毒をしただけだ」
チ「何?」
スティンガーの言葉を聞いたラッキーとショウはハミィの顔を覗き込む。
シ「顔色が変わった」
『……!』
ス「やはり…」
スティンガーは5人に背を向けるとセイザブラスターでオリオン号に連絡する。
ス「今から解毒剤の作り方を送る」
バ「オッキュー!ナーガ、手伝いシクヨロ!」
ナ「わかった」
ス「……」
スティンガーは振り返る。
ス「これで住民達は正気を取り戻すはずだ」
ラ・チ・シ「……」
ス「………」
『(まさか…)』
それから直ぐに作った解毒剤をラプター以外の残りのメンバーが持って来た。
ガ「待たせたガル!解毒剤、持ってきてやったぜ!」
ナ「バランスと一緒に作った」
バ「褒めて褒めて〜」
シ「よし、手分けして住民の解毒を」
ショウの言葉に皆は頷く。そして、皆が行動しようとした時、スティンガーがショウに話しかける。
ス「司令…この作戦が終わったら、しばらく単独で行動させてくれないか?」
チ「なんだと?!そんな勝手許されるわけねえだろ!」
スティンガーはチャンプから顔を背ける。
シ「スコルピオか…?」
『………。
(スコルピオ…。やはり…)』
ローゼリアはスコルピオの名に反応を示し、蠍の尻尾に動揺が現れているが、誰も気が付かなかった。
他の皆はスコルピオの名に疑問符が浮かんでいる。
ス「あぁ。チキュウ人の症状…、それに、俺に解毒ができた…。という事は、スコルピオの仕業だ。奴はこの地球にいる」
ラ「スコルピオって誰だ?」
小「もしかして…、前言ってたスティンガーのお兄さん?」
ス「そうだ」
『………』
スティンガーは蠍の尻尾がついたシルバーの檻の中に青色のガラス玉が入ったペンデュラムを取り出す。微かにブルーにオレンジが飛び散ったようなとんぼ玉も見える。
ス「俺の兄、スコルピオは一族を裏切り、ジャークマターに寝返った」
1人の男が不敵な笑みを浮かべながら背を向け、ツヨインダベーやインダベー達の方へと去っていく。男にはサソリの尾がある。
ス「兄貴ー!!!」
ス「今は、ジャークマター最強の殺し屋として…、反逆者の暗殺を行っている」
スティンガーの言葉にその場にいる者達に驚きが走る。
『(スコルピオがジャークマターにいるのは…、やっぱり、私のせい…?)』
ローゼリアの表情に影が指す。
チ「フン!兄弟揃ってろくでもねえな!」
ラ「反逆者?…!まさか…、アントン博士を殺ったのって…」
チ「…なに?」
皆がスティンガーを見る。
ス「俺は兄の居場所を掴んで駆けつけた…。解毒を試みたが…」
チ「てめえ、なんでそれを隠してた!」
チャンプはスティンガーに掴みかかるが、スティンガーはそれを払い除ける。
ス「言ったところでどうなる!兄の罪は俺の罪だ」
シ「スティンガー、スコルピオを見つけたらどうするつもりだい?」
チ「まさか説得するとか言うんじゃねえだろうな?」
ス「……」
チ「てめえの正義はどこにあると聞いてるんだ!」
ス「もちろん…、奴はこの手で始末する」
チ「……」
スティンガーとチャンプは睨み合う。
小「そんなのダメだよ!」
不穏な空気が流れる中、ショウが切り出す。
シ「とにかく、単独行動の話は後だ。まずは手分けしてこの地区の人々を助けよう。毒の感染の可能性がある。バラバラでの行動は避けよう」
全-ス・チ「オッキュー!」
シ「ロゼ、君はスティンガーと共に行動してくれるかい?」
『…オッキュー』
バ「はーい皆さーん、行きますよー?」
ナ「ああ」
皆は人々の解毒に向かっていく。
一行は廃工場のような場所に移動した。
チ「どうなってやがる?吾輩達に襲いかかるなんて…」
ラ「スティンガー」
ラッキーはスティンガーの名を呼ぶと立ち上がって質問する。
ラ「感染とか言ってたな。住民が暴れだした事に関係があるのか?」
ス「……」
スティンガーは答えずに顔を背ける。
その時、オヒツジキュータマの力で眠っていたハミィが目を覚まし、ラッキーに襲いかかる。
ラ「ハミィ!落ち着けって!」
そんなハミィをラッキーとチャンプで抑えようとする。
するとスティンガーが蠍の尻尾の針となっている先端をハミィに刺す。
チ「おい!ハミィに何し──」
ス「慌てるな。解毒をしただけだ」
チ「何?」
スティンガーの言葉を聞いたラッキーとショウはハミィの顔を覗き込む。
シ「顔色が変わった」
『……!』
ス「やはり…」
スティンガーは5人に背を向けるとセイザブラスターでオリオン号に連絡する。
ス「今から解毒剤の作り方を送る」
バ「オッキュー!ナーガ、手伝いシクヨロ!」
ナ「わかった」
ス「……」
スティンガーは振り返る。
ス「これで住民達は正気を取り戻すはずだ」
ラ・チ・シ「……」
ス「………」
『(まさか…)』
それから直ぐに作った解毒剤をラプター以外の残りのメンバーが持って来た。
ガ「待たせたガル!解毒剤、持ってきてやったぜ!」
ナ「バランスと一緒に作った」
バ「褒めて褒めて〜」
シ「よし、手分けして住民の解毒を」
ショウの言葉に皆は頷く。そして、皆が行動しようとした時、スティンガーがショウに話しかける。
ス「司令…この作戦が終わったら、しばらく単独で行動させてくれないか?」
チ「なんだと?!そんな勝手許されるわけねえだろ!」
スティンガーはチャンプから顔を背ける。
シ「スコルピオか…?」
『………。
(スコルピオ…。やはり…)』
ローゼリアはスコルピオの名に反応を示し、蠍の尻尾に動揺が現れているが、誰も気が付かなかった。
他の皆はスコルピオの名に疑問符が浮かんでいる。
ス「あぁ。チキュウ人の症状…、それに、俺に解毒ができた…。という事は、スコルピオの仕業だ。奴はこの地球にいる」
ラ「スコルピオって誰だ?」
小「もしかして…、前言ってたスティンガーのお兄さん?」
ス「そうだ」
『………』
スティンガーは蠍の尻尾がついたシルバーの檻の中に青色のガラス玉が入ったペンデュラムを取り出す。微かにブルーにオレンジが飛び散ったようなとんぼ玉も見える。
ス「俺の兄、スコルピオは一族を裏切り、ジャークマターに寝返った」
1人の男が不敵な笑みを浮かべながら背を向け、ツヨインダベーやインダベー達の方へと去っていく。男にはサソリの尾がある。
ス「兄貴ー!!!」
ス「今は、ジャークマター最強の殺し屋として…、反逆者の暗殺を行っている」
スティンガーの言葉にその場にいる者達に驚きが走る。
『(スコルピオがジャークマターにいるのは…、やっぱり、私のせい…?)』
ローゼリアの表情に影が指す。
チ「フン!兄弟揃ってろくでもねえな!」
ラ「反逆者?…!まさか…、アントン博士を殺ったのって…」
チ「…なに?」
皆がスティンガーを見る。
ス「俺は兄の居場所を掴んで駆けつけた…。解毒を試みたが…」
チ「てめえ、なんでそれを隠してた!」
チャンプはスティンガーに掴みかかるが、スティンガーはそれを払い除ける。
ス「言ったところでどうなる!兄の罪は俺の罪だ」
シ「スティンガー、スコルピオを見つけたらどうするつもりだい?」
チ「まさか説得するとか言うんじゃねえだろうな?」
ス「……」
チ「てめえの正義はどこにあると聞いてるんだ!」
ス「もちろん…、奴はこの手で始末する」
チ「……」
スティンガーとチャンプは睨み合う。
小「そんなのダメだよ!」
不穏な空気が流れる中、ショウが切り出す。
シ「とにかく、単独行動の話は後だ。まずは手分けしてこの地区の人々を助けよう。毒の感染の可能性がある。バラバラでの行動は避けよう」
全-ス・チ「オッキュー!」
シ「ロゼ、君はスティンガーと共に行動してくれるかい?」
『…オッキュー』
バ「はーい皆さーん、行きますよー?」
ナ「ああ」
皆は人々の解毒に向かっていく。