ある人を追って

『スーパースター、シシレッドのラッキー。シシ座系出身』

それから、ローゼリアは順にメンバーの1人1人の顔を見ていく。

『ポイズンスター、サソリオレンジのスティンガー。サソリ座系出身。
ビーストスター、オオカミブルーのガル。オオカミ座系出身。
トリックスター、テンビンゴールドのバランス。テンビン座系出身。
リングスター、オウシブラックのチャンプ。オウシ座系出身。
サイレントスター、ヘビツカイシルバーのナーガ・レイ。ヘビツカイ座系出身。
シノビスター、カメレオングリーンのハミィ。カメレオン座系出身。
スピードスター、ワシピンクのラプター283。ワシ座系出身。
フードマイスター、カジキイエローのスパーダ。カジキ座系出身。
ドラゴンマスター、リュウコマンダーのショウ・ロンポー司令官。リュウ座系出身。
ビッグスター、コグマスカイブルーの佐久間小太郎。惑星チキュウ出身』

ローゼリアは微笑み、皆は感嘆したように呆然とする。

小「すっげ…。11人分覚えてるの？」
『はい』
ハ「ロゼはなんでリベリオンに入ったの？」
『……ある人を、追う為です』
ﾗﾌﾟ「ある人？」
『…姉の恋人だった人です』
ｽﾊﾟ「だったって事は、お姉さんは…？」
『……殺されました。ジャーク・マターに…』
バ「じゃあ、そのお姉さんの恋人だったって人は？」
『その人は……』

ローゼリアは、チラリとスティンガーを見る。

ス「……？」

スティンガーはその視線に気が付き、何故自分に目が向けられたのかと内心で首を傾げた。

シ「まあまあ、とにかく今日からよろしく頼むよ。ロゼ」
『はい、よろしくお願いします』