スティンガー、兄との再会
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助ける為
ビッグモライマーズから撤退したスティンガーとチャンプは河川敷の橋の下にいた。
チ「何考える必要があるってんだ?罠に決まってる!」
ス「だが…」
スティンガーはスコルピオから投げ渡されたカードの様なものから表示されているホログラムの地図で指定された場所を確認している。
チ「忘れたのか?マーダッコは倒しても生き返る」
ス「そんな事わかってる…!」
スティンガーはホログラムを閉じ、目前にかざしていたカードを持つ手を下ろす。
チ「だったらどうして…」
スティンガーはペンデュラムを取り出す。
ス「お前にとって、アントン博士しかいなかったように…、俺には兄しかいなかった。
だから……、頼む…!」
スティンガーはペンデュラムのチェーンに握り込む。
チ「モォ───…!わかった!話を聞くくらいの間は待っててやる。
いくぞ、相棒!」
チャンプは身を翻して走り出す。
ス「あぁ」
スティンガーも立ち上がり、チャンプを追いかけた。
そして、スティンガーとチャンプはスコルピオに指定された場所に辿り着く。
チ「ここで間違いねぇんだろうな?」
扉の開閉音が響き渡り、2人が前を見据えるとスコルピオが歩いてきていた。
スコ「待たせたな」
ス「話を聞かせてもらおうか」
スティンガーの言葉にスコルピオは語り出す。
スコ「俺は、ジャークマターを潰す為に内部に潜り込もうと考えた…。だが…、甘かった……。
奴らは俺が仲間になる条件として、部族の皆殺しを要求した」
ス「どうしてそんな要求を呑んだ!!?」
スコ「仕方がなかった!俺がやらなくとも、いずれは奴らがやった。だから…、お前ともう1人の命だけでも助ける為に」
ス「俺の…、…命だと?」
チ「(もう1人…?)」
スコ「それからも、カローまで上 り詰める為に罪を重ねた」
スコルピオはチャンプに目を向ける。
スコ「そいつを作った博士を…、始末するという罪も」
チ「けっ…、やっぱり貴様か。アントン博士を殺ったのは!」
スコ「知らないようだな…。奴は、ジャークマターの人間だった」
スコルピオの言葉に、チャンプはオウシキュータマをセイザブラスターにセットしていた。
セイザチェンジ!
チ「ふざけた事言うんじゃねェ!」
チャンプはオウシブラックへとチェンジして、スコルピオに襲いかかる。
オウシブラックはスコルピオを柱へと追い詰める。
スコ「奴はジャークマターを裏切った!俺の任務は、裏切り者の抹殺」
OB「貴様、言わせておけば!!」
オウシブラックはスコルピオを押しのけ、少し離れたスコルピオに光弾を放ちながら向かっていく。オウシブラックとスコルピオは、体術で攻防する。
スコ「俺の罪はいずれ俺の命で償う!
だがそれは、ドン・アルマゲをこの手で倒して、宇宙を救ってからだ!」
ス「兄貴…」
スコルピオの言葉にスティンガーは呟く。
OB「うるせぇ!」
スコルピオに後ろ手に拘束されていたのを抜け出したオウシブラックは距離を摂る。
OB「今ここで、罪を償え!!」
ス「チャンプ!」
再びスコルピオに向かって駆け出そうとしたオウシブラックをスティンガーが前に出てしがみつくことで止める。
OB「スティンガー?!てめぇ──…!」
オウシブラックがスティンガーを押しやり、二人の間に距離ができたその時、天井が崩れたそこからデスワームが姿を現す。
スコ「デスワームだと…?!」
現れたデスワームは目の前のすぐ近くにいたスティンガーに襲いかかる。スティンガーはデスワームに投げ飛ばされる。その拍子にスティンガーがいつも持っているペンデュラムが床に落ちる。
それにすぐに気がついたスティンガーだったが、拾う間もなく、床に倒れた体を起こし、デスワームに目を向ける。
デスワームの動きを躱しながら、スティンガーとオウシブラックがいる方に移動したスコルピオがスティンガーを立ち上がらせ、ペンデュラムを拾い上げる。
スコ「行くぞ、スティンガー」
スコルピオに声をかけられたスティンガーは、スコルピオとデスワームと攻防するオウシブラックを交互に見やる。その表情は迷っている様子だった。
スコ「来い!」
スティンガーはスコルピオのその言葉で、スコルピオの後ろをついて行く。
OB「待ちやがれ!!」
オウシブラックが追おうとするも、意図せずデスワームに行き先を阻まれ、オウシブラックは躱しながら後退すると、セイザブラスターでオリオン号に連絡を取る。
OB「司令!キュータマを送ってくれ!」
シ「バランス、選んでちょうだい!」
バ「じゃ〜あ〜…、コレで」
オリオン号でショウの両手に乗せられた5つのスキルキュータマの中からバランスが緑色のキュータマを選び取る。
オウシブラックがその送られてきたキュータマをセイザブラスターにセットする。
ウシカイキュータマ!
OB「ウシカイキュータマ?モォ──!何でもいい!!」
セイザアタック!
オウシブラックがトリガーを引くと、鞭を持った人影が現れる。それでオウシブラックの背中が打ち付けられるとパワーが上がったのか、オウシブラックにタックルされたデスワームが背後の柱をも破壊し跳ね飛ばされた。
─────────────────────────
ホ座系へと出向いていたメンバーがオリオン号のメインルームに戻って来た。
ラ「スティンガーとチャンプは?」
ラッキーが問いかけるとタイミング良く変身解除したチャンプから通信が入り、ホログラム画面に表示される。
チ〈応援頼む!詳しい事は後で話す!このままじゃ、スティンガーがヤバい!!〉
チャンプからの通信が切れ、画面が閉じる。
ラ「よっしゃラッキー!間に合った。俺が出る!」
シ「僕ちんも出る。バランス、ガル、行けるか?」
ガ「もちろんだガル!」
バ「オッキュー牧場!」
シ「よし、出撃の準備だ!」
ラッキー、ガル、バランス、ショウは慌しくメインルームを出て行く。
残ったナーガ、ハミィ、ラプター、スパーダは出ていく4人を見送る。
ハ「大丈夫かな?スティンガー」
ハミィは不安そうな顔でそう零した。
ビッグモライマーズから撤退したスティンガーとチャンプは河川敷の橋の下にいた。
チ「何考える必要があるってんだ?罠に決まってる!」
ス「だが…」
スティンガーはスコルピオから投げ渡されたカードの様なものから表示されているホログラムの地図で指定された場所を確認している。
チ「忘れたのか?マーダッコは倒しても生き返る」
ス「そんな事わかってる…!」
スティンガーはホログラムを閉じ、目前にかざしていたカードを持つ手を下ろす。
チ「だったらどうして…」
スティンガーはペンデュラムを取り出す。
ス「お前にとって、アントン博士しかいなかったように…、俺には兄しかいなかった。
だから……、頼む…!」
スティンガーはペンデュラムのチェーンに握り込む。
チ「モォ───…!わかった!話を聞くくらいの間は待っててやる。
いくぞ、相棒!」
チャンプは身を翻して走り出す。
ス「あぁ」
スティンガーも立ち上がり、チャンプを追いかけた。
そして、スティンガーとチャンプはスコルピオに指定された場所に辿り着く。
チ「ここで間違いねぇんだろうな?」
扉の開閉音が響き渡り、2人が前を見据えるとスコルピオが歩いてきていた。
スコ「待たせたな」
ス「話を聞かせてもらおうか」
スティンガーの言葉にスコルピオは語り出す。
スコ「俺は、ジャークマターを潰す為に内部に潜り込もうと考えた…。だが…、甘かった……。
奴らは俺が仲間になる条件として、部族の皆殺しを要求した」
ス「どうしてそんな要求を呑んだ!!?」
スコ「仕方がなかった!俺がやらなくとも、いずれは奴らがやった。だから…、お前ともう1人の命だけでも助ける為に」
ス「俺の…、…命だと?」
チ「(もう1人…?)」
スコ「それからも、カローまで
スコルピオはチャンプに目を向ける。
スコ「そいつを作った博士を…、始末するという罪も」
チ「けっ…、やっぱり貴様か。アントン博士を殺ったのは!」
スコ「知らないようだな…。奴は、ジャークマターの人間だった」
スコルピオの言葉に、チャンプはオウシキュータマをセイザブラスターにセットしていた。
セイザチェンジ!
チ「ふざけた事言うんじゃねェ!」
チャンプはオウシブラックへとチェンジして、スコルピオに襲いかかる。
オウシブラックはスコルピオを柱へと追い詰める。
スコ「奴はジャークマターを裏切った!俺の任務は、裏切り者の抹殺」
OB「貴様、言わせておけば!!」
オウシブラックはスコルピオを押しのけ、少し離れたスコルピオに光弾を放ちながら向かっていく。オウシブラックとスコルピオは、体術で攻防する。
スコ「俺の罪はいずれ俺の命で償う!
だがそれは、ドン・アルマゲをこの手で倒して、宇宙を救ってからだ!」
ス「兄貴…」
スコルピオの言葉にスティンガーは呟く。
OB「うるせぇ!」
スコルピオに後ろ手に拘束されていたのを抜け出したオウシブラックは距離を摂る。
OB「今ここで、罪を償え!!」
ス「チャンプ!」
再びスコルピオに向かって駆け出そうとしたオウシブラックをスティンガーが前に出てしがみつくことで止める。
OB「スティンガー?!てめぇ──…!」
オウシブラックがスティンガーを押しやり、二人の間に距離ができたその時、天井が崩れたそこからデスワームが姿を現す。
スコ「デスワームだと…?!」
現れたデスワームは目の前のすぐ近くにいたスティンガーに襲いかかる。スティンガーはデスワームに投げ飛ばされる。その拍子にスティンガーがいつも持っているペンデュラムが床に落ちる。
それにすぐに気がついたスティンガーだったが、拾う間もなく、床に倒れた体を起こし、デスワームに目を向ける。
デスワームの動きを躱しながら、スティンガーとオウシブラックがいる方に移動したスコルピオがスティンガーを立ち上がらせ、ペンデュラムを拾い上げる。
スコ「行くぞ、スティンガー」
スコルピオに声をかけられたスティンガーは、スコルピオとデスワームと攻防するオウシブラックを交互に見やる。その表情は迷っている様子だった。
スコ「来い!」
スティンガーはスコルピオのその言葉で、スコルピオの後ろをついて行く。
OB「待ちやがれ!!」
オウシブラックが追おうとするも、意図せずデスワームに行き先を阻まれ、オウシブラックは躱しながら後退すると、セイザブラスターでオリオン号に連絡を取る。
OB「司令!キュータマを送ってくれ!」
シ「バランス、選んでちょうだい!」
バ「じゃ〜あ〜…、コレで」
オリオン号でショウの両手に乗せられた5つのスキルキュータマの中からバランスが緑色のキュータマを選び取る。
オウシブラックがその送られてきたキュータマをセイザブラスターにセットする。
ウシカイキュータマ!
OB「ウシカイキュータマ?モォ──!何でもいい!!」
セイザアタック!
オウシブラックがトリガーを引くと、鞭を持った人影が現れる。それでオウシブラックの背中が打ち付けられるとパワーが上がったのか、オウシブラックにタックルされたデスワームが背後の柱をも破壊し跳ね飛ばされた。
─────────────────────────
ホ座系へと出向いていたメンバーがオリオン号のメインルームに戻って来た。
ラ「スティンガーとチャンプは?」
ラッキーが問いかけるとタイミング良く変身解除したチャンプから通信が入り、ホログラム画面に表示される。
チ〈応援頼む!詳しい事は後で話す!このままじゃ、スティンガーがヤバい!!〉
チャンプからの通信が切れ、画面が閉じる。
ラ「よっしゃラッキー!間に合った。俺が出る!」
シ「僕ちんも出る。バランス、ガル、行けるか?」
ガ「もちろんだガル!」
バ「オッキュー牧場!」
シ「よし、出撃の準備だ!」
ラッキー、ガル、バランス、ショウは慌しくメインルームを出て行く。
残ったナーガ、ハミィ、ラプター、スパーダは出ていく4人を見送る。
ハ「大丈夫かな?スティンガー」
ハミィは不安そうな顔でそう零した。