海の惑星ベラの救世主
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偽りの救世主
オリオン号のメインルーム。そこに慌てた様子でバランスが入ってくる。
バ「ねぇねぇ!残り2つのキュータマの場所が出てきたよん!」
バランスはキュータマをセイザブラスターにセットする。
ラシンバンキュータマ!
セイザアタック!
五角形テーブルの上にアルゴ船復活に必要なキュータマの座標が表示される。
ス「ホ座系にホキュータマ、リュウコツ座系にリュウコツキュータマ!」
ラ「で、どっちから行くんだ?」
ハ「だったらホ座系がいい!」
ハミィは持っていたパンフレットを皆に見せる。
ハ「見て!ホキュータマがある星、素敵なビーチがあるみたい!
キュータマ見つけたら、みんなで泳ごうよ!」
ハミィの言葉にラプターがいつもの妄想を繰り広げる。
ガ「こんな時にか?随分お気楽なもんだなぁ」
そんなガルの言葉で我に返ったようだが。
『別に良いと思うけど』
ハ「戦いの中でも楽しまないとね。反対がないんだったら決まり!」
ラプ「決まり!」
バ「ちゃんハミ、推しが強すぎで〜す」
ハ「いや、これでも子供の頃は引っ込み思案だったんだから…」
ハミィは髪を弄りながら少し照れくさそうに言う。
ナ「ハミィが?
信じられない…!」
ハ「なによ?!」
ショウがキューレットを持って立ち上がる。
シ「ホ座系で決まりのようだねえ。じゃあ…、キューレットザチャンス!」
出てきたのは赤、緑、銀、黄、桃の5色。
ハ「やった!」
ラ「よっしゃラッキー!」
ナ「きた!」
スパ「グラッチェ!」
ラプ「はわわわ…!」
5人は早速ホ座系へ向かった。
─────────────────────────
ホ座系へ降り立った5人だったが、惑星ベラの海岸は手入れのされていない様子でとてもリゾートとは言えない状態だった。さらには惑星ベラの村の住人達はジャークマターのダイカーンとは知らずにゴネーシが偽っている〝救世主〟に貢物を捧げており、食糧不足となっていた。その後、最初に襲われようとしていた女の子が救世主と偽っているゴネーシによって生贄にされそうになっていた。
オリオン号では、スティンガーとチャンプ以外の残ったメンバーがスティンガー達からの通信を受け、2人から話を聞いていた。どうやら2人が先頭を行って倒したジャークマターのダイカーンから〝サソリ座系カロー〟の話を聞いたらしい。
バ「サソリ座系のカローが地球に居て、そのカローがスコルピオだってこと?ゴイスー!」
ガ「スコルピオはジャークマターの殺し屋じゃなかったのかァ?」
ス〈ジャークマターはその星座の出身者にカローを任せることが多い。兄貴がカローの可能性はある〉
チ〈とにかく、確かめてみりゃあいいってことだ〉
『(あの人は、姉さんのことを忘れてしまったの……?それとも……、やっぱり私のせいで…)』
一方、惑星ベラではラプターとスパーダによってゴネーシがどのようにして巨大な影を作り出しているのか、そしてモライマーズの在り処を探し当て、ラッキーとハミィと2人が連れて逃げてきた女の子・マアサと合流していた。
ラプ「ゴネーシは装置を使って、姿を巨大に見せています」
スパ「それで自分を救世主だって信じ込ませたみたいだね。モライマーズもちゃんと海中にあった」
ハミィはマアサに歩み寄る。
ハ「マアサって言ったよね?この村に何があったの?」
マ「あの…、えっと……」
ハ「何でもいいから、話してみて」
マ「………」
ハ「…?」
マ「…天から…、塔が…」
ハ「うん。それでそれで?」
マ「海が汚れて、魚も…」
マアサの話によれば、ゴネーシは「海を助けたければ貢物を捧げるのだ!そうすれば、我が侵略者から海を取り戻そう!」と言って村人達を騙しているらしい。
ラ「許せねえな…」
スパ「いくら美味しい魚だって、独り占めするなんて最低だ」
ハ「私達に任せて!あの偽物の救世主からみんなの海を取り戻してあげる」
マ「でも…」
ラ「心配するな。俺達は究極の救世主だからな」
ラプ「まず、救世主だと信じてしまっている皆さんを何とかしないといけませんね」
ハ「うーん…。あ、私に良い考えがある!マアサ、手伝ってもらえる?」
ハミィの言葉にマアサは俯いて首を振ると、その場から走り去ってしまう。
ハ「マアサ!」
オリオン号のメインルーム。そこに慌てた様子でバランスが入ってくる。
バ「ねぇねぇ!残り2つのキュータマの場所が出てきたよん!」
バランスはキュータマをセイザブラスターにセットする。
ラシンバンキュータマ!
セイザアタック!
五角形テーブルの上にアルゴ船復活に必要なキュータマの座標が表示される。
ス「ホ座系にホキュータマ、リュウコツ座系にリュウコツキュータマ!」
ラ「で、どっちから行くんだ?」
ハ「だったらホ座系がいい!」
ハミィは持っていたパンフレットを皆に見せる。
ハ「見て!ホキュータマがある星、素敵なビーチがあるみたい!
キュータマ見つけたら、みんなで泳ごうよ!」
ハミィの言葉にラプターがいつもの妄想を繰り広げる。
ガ「こんな時にか?随分お気楽なもんだなぁ」
そんなガルの言葉で我に返ったようだが。
『別に良いと思うけど』
ハ「戦いの中でも楽しまないとね。反対がないんだったら決まり!」
ラプ「決まり!」
バ「ちゃんハミ、推しが強すぎで〜す」
ハ「いや、これでも子供の頃は引っ込み思案だったんだから…」
ハミィは髪を弄りながら少し照れくさそうに言う。
ナ「ハミィが?
信じられない…!」
ハ「なによ?!」
ショウがキューレットを持って立ち上がる。
シ「ホ座系で決まりのようだねえ。じゃあ…、キューレットザチャンス!」
出てきたのは赤、緑、銀、黄、桃の5色。
ハ「やった!」
ラ「よっしゃラッキー!」
ナ「きた!」
スパ「グラッチェ!」
ラプ「はわわわ…!」
5人は早速ホ座系へ向かった。
─────────────────────────
ホ座系へ降り立った5人だったが、惑星ベラの海岸は手入れのされていない様子でとてもリゾートとは言えない状態だった。さらには惑星ベラの村の住人達はジャークマターのダイカーンとは知らずにゴネーシが偽っている〝救世主〟に貢物を捧げており、食糧不足となっていた。その後、最初に襲われようとしていた女の子が救世主と偽っているゴネーシによって生贄にされそうになっていた。
オリオン号では、スティンガーとチャンプ以外の残ったメンバーがスティンガー達からの通信を受け、2人から話を聞いていた。どうやら2人が先頭を行って倒したジャークマターのダイカーンから〝サソリ座系カロー〟の話を聞いたらしい。
バ「サソリ座系のカローが地球に居て、そのカローがスコルピオだってこと?ゴイスー!」
ガ「スコルピオはジャークマターの殺し屋じゃなかったのかァ?」
ス〈ジャークマターはその星座の出身者にカローを任せることが多い。兄貴がカローの可能性はある〉
チ〈とにかく、確かめてみりゃあいいってことだ〉
『(あの人は、姉さんのことを忘れてしまったの……?それとも……、やっぱり私のせいで…)』
一方、惑星ベラではラプターとスパーダによってゴネーシがどのようにして巨大な影を作り出しているのか、そしてモライマーズの在り処を探し当て、ラッキーとハミィと2人が連れて逃げてきた女の子・マアサと合流していた。
ラプ「ゴネーシは装置を使って、姿を巨大に見せています」
スパ「それで自分を救世主だって信じ込ませたみたいだね。モライマーズもちゃんと海中にあった」
ハミィはマアサに歩み寄る。
ハ「マアサって言ったよね?この村に何があったの?」
マ「あの…、えっと……」
ハ「何でもいいから、話してみて」
マ「………」
ハ「…?」
マ「…天から…、塔が…」
ハ「うん。それでそれで?」
マ「海が汚れて、魚も…」
マアサの話によれば、ゴネーシは「海を助けたければ貢物を捧げるのだ!そうすれば、我が侵略者から海を取り戻そう!」と言って村人達を騙しているらしい。
ラ「許せねえな…」
スパ「いくら美味しい魚だって、独り占めするなんて最低だ」
ハ「私達に任せて!あの偽物の救世主からみんなの海を取り戻してあげる」
マ「でも…」
ラ「心配するな。俺達は究極の救世主だからな」
ラプ「まず、救世主だと信じてしまっている皆さんを何とかしないといけませんね」
ハ「うーん…。あ、私に良い考えがある!マアサ、手伝ってもらえる?」
ハミィの言葉にマアサは俯いて首を振ると、その場から走り去ってしまう。
ハ「マアサ!」