オークショニア

〝先日は多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。つきましては、再度オークションを開催いたします。
黄昏の人魚像・小さな泡を超える視力の逸品をご用意し、皆様のご来場をお待ちしております。〟

ノエルはそのような文面の招待状を似顔絵から特定された4人に送った。
そして、とある広場でマスクを着用したノエルと初海花はオークションの時と同じ服装で座っていた。その会場の席が上から見える位置には快盗姿の魁利、透真、アリスの3人も見える。勿論、全員マスクは着用済みである。

レ「わざわざキャングラー来るかねぇ？」
ブ「来なければそいつがギャングラーだ」
ホ『そうねぇ…』
レ「招待状を送った相手は正しいのか？あの似顔絵だろ…」
ブ「さぁな…ま、国際警察がどれほど当てになるのかお手並み拝見ってところだろう」
ホ『あら、なかなか言うじゃない。まあ、見てなさいって』
レ「おっ！役者が揃ったようだぜ？」

下では招待状を送った4人の人物が集まっていた。

男「どうなってんだ！私はオークションに来たんだぞ！こんな所でオークションなんかできるのか？」

4人のうちの1人の男にそう言われ困った様子のオークショニアのその斜め前にレッド、ブルー、ホワイトは、ワイヤーを使い会場に降り立つ。

男「なんだ君達は？」
レ「世間を騒がす快盗さ」

そして、会場前に座っていたノエルと初美花もそれぞれ着ていたタキシードやドレスを脱ぎ去り、快盗の姿へと早替わりする。

エ「ごめんね？オークションは開催されない。
悪いけど、ちょっと協力してもらうよ？」

エックスの言葉の後にイエローが4人の顔を抓って化けの皮でないか確認するも、全員本物だった。

イ「あれあれ？全員本物？」
ブ「どうなってるんだ？エックス」
エ「いいや？これで犯人がわかったよ」

エックスはルパンカードを取り出すとオークショニアに向けてそれを放った。するとそれはオークショニアの顔に掠り、オークショニアの姿はグリストの姿へと変わった。

ｸﾞﾘ「しまったレス…！」

グリストの姿にオークションに集まった4人は逃げ去る。

イ「うっそ…オークションの人がギャングラーだったの？！」
エ「言ったよね？あの会場にいた人間が犯人だって。人魚像を欲しがる人が多すぎて惑わされちゃったけど」
レ「あいつが犯人ってわかってたのか」
エ「Non non.あくまで容疑者の1人さ。じゃなかったら似顔絵を描いてもらったりなんかしないよ」

壇上にイエローも上がり、5人が揃った。

ｸﾞﾘ「よくも騙してくれたレスな…！」
エ「ヤダなぁ…騙してたのはそっちじゃないか」

5人はそれぞれVSチェンジャーとエックスチェンジャーを取り出した。

エ「だって僕らは騙し返しただけさ」
全「『快盗チェンジ！』」

レッド！0・1・0！
マスカレイド！快盗チェンジ！
快盗エックスチェンジ！
ルパンレンジャー ルパンエックス！

LR「ﾊﾟﾁﾝ)ルパンレッド！」
LB「ﾊﾟﾁﾝ)ルパンブルー」
LY「ﾊﾟﾁﾝ)ルパンイエロー！」
LW『ﾊﾟﾁﾝ)ルパンホワイト』
LX「ｷﾗﾝ)ルパンエックス！」
LR「快盗戦隊」
全「『ルパンレンジャー！』」