勝利

両者の料理がライモンとギーウィの元に運ばれる。まずはウシバロックの料理から2体は食べる。

ラ「やっぱりうめぇ！」
ギ「さすが、俺達の好みを把握している」
ウ「だろ？今回もモーウ勝負着いちゃったな！」
『それはどうでしょう』

透真とアリスは2体の前に料理を並べる。

ギ「自信があるみたいだな」
ラ「フンッ！皆そうやって大口叩いて無惨に散っていったぜ。どうせお前らも…」

透真の料理を食べた2体はその後、様子がおかしくなる。

ウ「どうした？ライモンちゃん？ギーウィ？
貴様らァ！まさか毒を！！」
『透真くんがそんなことするはずないじゃない。する必要すら感じないわ』
透「………」

ずっと震えていた2体は立ち上がると｢ウマーい！｣と叫んだ。

ウ「は？」

その後、2体は透真の料理を勢いよく食べ進める。

ラ「人間界の食事がこんなに美味かったとは！」
ウ「う、嘘だろ？！ライモンちゃん！」
ギ「ウシバロック、よくこんなシェフ達を見つけてきたな」
ラ「これからはあいつらが飯係だ」
ウ「そ、そんなの…嫌だァー！」
ﾗ･ｷﾞ「はぁ？」
ウ「俺はライモンちゃんの為に料理を覚えたんだ！俺より美味いもん作れるヤツらはいらねぇんだよォ！！」

ウシバロックはそう言うと透真とアリスに突進してくる。2人は1度躱すもウシバロックはもう1度2人に突進してくる。やがてウシバロックに押し出され、甲板まで出る。2人とウシバロックが攻防し、追い詰められそうになった時、｢お待たせ、シェフ！｣と言うノエルの声が聞こえると、飛行音も同時に聞こえてきた。
するとブルーダイヤルファイターが飛んできてついでに2回ほどウシバロックに攻撃を与え、透真は飛んできたブルーダイヤルファイターを手に取る。
透真とアリスはノエルのいる上の甲板に飛び移る。

ウ「貴様はもう1人の助手の…！」
透「遅いぞ。とっくに勝負も着いたあとだ」
ノ「結果は？」
透「勝ったさ」
『フフッ…あれは完全勝利と言ってもいいんじゃない？』
透「プロの料理人だからな」

透真とアリスはVSチェンジャーとそれぞれのダイヤルファイターをノエルはXチェンジャーを構える。

透･ﾉ「『快盗チェンジ』」

エックスナイズ！
ブルー！2・6・0！
ホワイト！4・1・0！
マスカレイズ！快盗チェンジ！
快盗エックスチェンジ！
ルパンレンジャー
ルパンエックス！

3人の変身した姿を見て、ウシバロックは叫ぶ。

ウ「貴様らさっきの快盗か！」