新たな快盗は警察官

name change

この小説の夢小説設定
名前(なるべくカタカナ)

快盗と名乗る2人組

そしてその翌日、表向きは「BISTROT Jurer」の店員で裏ではルパンレッドである夜野魁利は、ジュレの買い出しの帰り道で街を歩いていた。歩いている時、街に設置されているベンチの方から「なに?!」という声が聞こえ、そちらを見ると国際警察の警察官でパトレン1号の朝加圭一郎がベンチで新聞を読んでいた。

圭「新たな怪盗ルパンホワイトとルパンエックスだと?!」

その言葉を聞いた魁利は「は?」と声を上げ、圭一郎の元に駆け寄る。

魁「よう、圭ちゃん!ちょい見して!」

魁利は圭一郎の隣に座ると、彼の読んでいた新聞を見る。そこには「新たな快盗ルパンホワイト&ルパンエックス現る!?」という見出しがついており、ホワイトとエックスが写った写真も載っていた。

圭「まさか、ルパンレンジャーにまだ2人も仲間がいたとは…」

魁利が新聞を見ている中、圭一郎がそう言うが魁利は心の中で「いや、いないし!」とつっこむ。そして、圭一郎は目に入った言葉に目を疑うと魁利が持っていた新聞を取り文を読み上げた。

圭「ギャングラーが逃亡中?!こうしちゃおれん!」

圭一郎はそう言うと自分の荷物を持ち駆け出した。
駆けて行った圭一郎を見送った魁利はため息をつく。

魁「誰だよ。ルパンホワイトとルパンエックスって…」

魁利がそう言った時「僕達だよ~」と声がした。魁利が声のした方を見ると、白のワイシャツにグレーのベストを着て黒のズボンに白の靴を履いた明るめの茶髪の男と白のブラウスを着て黒のテールスカートに黒のパンプスを履いた明るめの茶髪の女がいた。
男の方は魁利に笑顔で手を振り、女の方はそんな彼を若干呆れたように見ているように見える。

魁「は?」
エ「その目、信じてないね?それじゃあ、これでどうかな?ほら、君も」
ホ『え、私も…?……ハァ
Ouiウィ.分かったわ…』

男に促され女は男のもとへ行く。そして、2人は見事なコンビネーションでアクロバットを披露する。周りの人々は歓声を上げている。魁利は、そんな2人に首を傾げる。

エ「これで信じてもらえるかな?僕達が、ルパンホワイトとルパンエックスだって!」

男は両手を広げて魁利にそう言い放つ。周りの人々は男の言葉にざわつく。
男は右手に持つ5つのスマホを見せ、女も右手に持つ5つのスマホを見せる。
それを見た人達は、2人の手元を見て自分のスマホがあるとさらにざわつく。そして、男の方の手元には魁利のスマホもあった。

魁「あ!それ俺の!」
エ「お借りしちゃってすいません」

男と女は、スマホを持ち主に「Merciメルシィ.」と礼を言いながら返していく。そして、魁利にも返し、2人がそれぞれ最後の1人に返し終えると2人の手に突如手錠がかけられる。

エ「おや?」
ホ『…?』

手錠を2人にかけたのは圭一郎だった。

圭「8時42分、快盗ルパンホワイトとルパンエックスを自称する男女を国際警察の権限により現行犯逮捕する」

男と女は顔を見合わせる。

エ・ホ「『Oh la laオー ラ ラ.』」

そして2人は圭一郎に連行された。

魁「何なんだあいつら?」

魁利が自身のスマホを表側に向けるとそこには1枚のルパンカードがついていた。魁利がそのルパンカードを表に向ける。そこには──

会いたかったよ
ルパンレッドくん
次は素敵なプレゼントを贈ろう
快盗ルパンホワイト&ルパンエックス


──そう書かれていた。
2/11ページ
スキ