ルパンホワイト&ルパンエックス

ある日の夜。娘を人質に父親から大金をせしめようとするギャングラー怪人、ザルダン・ホウがいた。

ｻﾞﾙ「待ちくたびれたぜ。警察には連絡してねえだろうな？」
父「言われたとおりにした！約束のものも用意した！」
娘「お父さん！」

父親は、持っていたアタッシュケースを開け、ザルダンに中身を見せる。中には、大金が入っていた。それを見たザルダンは大きく頷き、ポーダマンがアタッシュケースを父親から奪い取る。父親は｢早く娘を返してくれ！｣とザルダンに言う。だが──

ｻﾞﾙ「返すわけねえだろ。お前たちはここで死んでもらう」
父「どうしてだ？！頼む…娘の命だけでも…！」

そう言って前に進み出た父親に、ポーダマンが武器を向ける。だがその時──

エ・エ・エ・エーックス！

ボディカラーがシルバーの新幹線が停車し、中から銀色のローブと白色のローブを羽織った2人が出てきた。そして、銀色のローブを羽織った方がボディカラーがシルバーの新幹線の方に手を向けるとそれが銃のようなものになり銀色のローブを羽織った人物の手元にいく。

ｻﾞﾙ「何者だ？！」

2人の人物はそれぞれが羽織っていたローブを脱ぎ去る。そして──

LW『ルパンホワイト』
LX「孤高に煌めく快盗 ルパンエックス」

2人はそう名乗った。

ｻﾞﾙ「貴様らが世間を騒がせてるって快盗か。このザルダン様と渡り合えると思ってたら大間違いだ！！」

ザルダンは、2人に向かっていく。ザルダンが雷撃を放つ。ルパンホワイト改めホワイトは華麗に躱し、ルパンエックス改めLエックスは躱しはせずに攻撃を受けるが、防御力が高くダメージを1つも受けていない。それに戸惑ったザルダンは、Lエックスに何度も雷撃を放ったりして攻撃するが彼の防御力によってその全てを防がれている。

ｻﾞﾙ「やるじゃねえか！だが、コレクションを使えばオレの生命エネルギーが上がって攻撃力は倍になる。
果たして、耐えられるかな？」

そう言っているザルダンをよそにホワイトとLエックスは2人で頷き会い、ホワイトがVSチェンジャーからホワイトダイヤルファイターを外しながらザルダンに近づき、ザルダンの前側にある金庫にホワイトダイヤルファイターをあてる。

7・2・1！

ザルダンの金庫のロックが解錠され、ホワイトが金庫を開けると中にはルパンコレクション｢La machine d’endorphine（元気になる装置）｣があり、それを取った。

LW『ルパンコレクションは、いただいたわよ』
ｻﾞﾙ「しまった！戦う前に取られただと？！」
LX「さあ、お別れの時間だ」

エックスはXロッドソードを取り出し構える。それを見たザルダンは後ろを向く。そしてその後ろ側にはもう1つの金庫があった。

LX「まさか…！」
LX･W「『ステータスダブル？！』」

2人がザルダンの2つ目の金庫に驚いていると、ザルダンはその2つ目の金庫の中のコレクションの能力を使用してその場から逃げていった。
それから、エックスが娘が縛られている縄を切り、父親の元へと連れていく。

父「ありがとうございます。快盗さん」
LX「もう心配ない。あのおぞましいギャングラーは、この僕たちが必ず成敗してあげよう」
娘「素敵！」

娘は、エックスの隣に行きスマホを構えると写真を撮った。ホワイトも娘とエックスの後ろにいた為、不本意ながらも写りこんだ。