逆風からのtake off!
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2つのゲーム
大我は倒れた飛彩をそのまま放っておくことはせず、自身が使っている廃病院に連れ帰ると飛彩の手当てを行い、ベッドに寝かせていた。
飛彩が目覚めると大我は飛彩に言葉をかける。
大「らしくねえなぁ。
リスクを回避するのが、お坊っちゃんのやり方じゃなかったのか?」
大我は「エアクオート」というジェスチャーをしながら飛彩に問いかける。
飛「黙れ。大体ここはどこだ」
『大我が使ってる病院。多少は気分良くなった?』
飛「何故柊先生が…」
その時、飛彩のゲームスコープにポッピーピポパポから患者が発症したという報せが入る。
すぐに向かおうとした飛彩だったが、レベル50のガシャットを使った反動が大きいせいか胸を抑え、苦しげに踞る。
大「怪我人は黙ってくたばってろ」
大我はガシャットギアデュアルβを見せる。
大「こいつは俺が使う」
飛「何だと?」
大「このガシャットには2つのゲームが入ってる。お前が使ったタドルファンタジーと……」
大我はガシャットギアデュアルβを反転し、タドルファンタジーと書かれた面の反対の面を向ける。
大「バンバンシミュレーションズ」
ニ「戦艦を操って敵の軍を殲滅するシュミレーションゲームって感じかな」
『ゲンムが大我と鏡のガシャットを改良したんでしょうね』
大「つまり、半分は俺のガシャットでもあるって事だ」
大我の言葉に飛彩は口を閉ざすが、すぐに言葉を発する。
飛「……俺が水に流したとでも思っているのか」
大「………」
飛彩の言葉に大我は見せつけるようにガシャットを持っていた手を下ろし、飛彩を見つめる。
飛「俺の怪我を治して恩を着せれば、認めると思ったか?」
飛彩はガシャットの影響で悲鳴を上げる身体にムチを打って大我に掴みかかる。
飛「俺の大切な小姫を死なせたお前をっ!!」
そう叫んで大我を見つめる飛彩のその瞳には彼への憎しみが篭もっていた。大我はその視線を受け止める。
飛「たった一度の失敗が…取り返しのつかない事になる。……それがドクターだ!」
大「……失敗知らずのお坊っちゃん
お前こそそんな身体でオペを続けて…俺みたいになってもいいのか?」
『……っ……』
大我の言葉に飛彩は僅かな驚きを見せ、大我の5年前の状態を知っている美琴は顔を苦痛の表情に染める。
大「俺には失うものは何も無い…だから言ってんだ。仮面ライダーは俺一人で十分だってな」
大我の言葉に飛彩は脱力した様に大我の白衣から手を離す。大我はガシャットギアデュアルβを持って病室を出ると、美琴を伴って病院を出ていった。
大我は倒れた飛彩をそのまま放っておくことはせず、自身が使っている廃病院に連れ帰ると飛彩の手当てを行い、ベッドに寝かせていた。
飛彩が目覚めると大我は飛彩に言葉をかける。
大「らしくねえなぁ。
リスクを回避するのが、お坊っちゃんのやり方じゃなかったのか?」
大我は「エアクオート」というジェスチャーをしながら飛彩に問いかける。
飛「黙れ。大体ここはどこだ」
『大我が使ってる病院。多少は気分良くなった?』
飛「何故柊先生が…」
その時、飛彩のゲームスコープにポッピーピポパポから患者が発症したという報せが入る。
すぐに向かおうとした飛彩だったが、レベル50のガシャットを使った反動が大きいせいか胸を抑え、苦しげに踞る。
大「怪我人は黙ってくたばってろ」
大我はガシャットギアデュアルβを見せる。
大「こいつは俺が使う」
飛「何だと?」
大「このガシャットには2つのゲームが入ってる。お前が使ったタドルファンタジーと……」
大我はガシャットギアデュアルβを反転し、タドルファンタジーと書かれた面の反対の面を向ける。
大「バンバンシミュレーションズ」
ニ「戦艦を操って敵の軍を殲滅するシュミレーションゲームって感じかな」
『ゲンムが大我と鏡のガシャットを改良したんでしょうね』
大「つまり、半分は俺のガシャットでもあるって事だ」
大我の言葉に飛彩は口を閉ざすが、すぐに言葉を発する。
飛「……俺が水に流したとでも思っているのか」
大「………」
飛彩の言葉に大我は見せつけるようにガシャットを持っていた手を下ろし、飛彩を見つめる。
飛「俺の怪我を治して恩を着せれば、認めると思ったか?」
飛彩はガシャットの影響で悲鳴を上げる身体にムチを打って大我に掴みかかる。
飛「俺の大切な小姫を死なせたお前をっ!!」
そう叫んで大我を見つめる飛彩のその瞳には彼への憎しみが篭もっていた。大我はその視線を受け止める。
飛「たった一度の失敗が…取り返しのつかない事になる。……それがドクターだ!」
大「……失敗知らずのお坊っちゃん
お前こそそんな身体でオペを続けて…俺みたいになってもいいのか?」
『……っ……』
大我の言葉に飛彩は僅かな驚きを見せ、大我の5年前の状態を知っている美琴は顔を苦痛の表情に染める。
大「俺には失うものは何も無い…だから言ってんだ。仮面ライダーは俺一人で十分だってな」
大我の言葉に飛彩は脱力した様に大我の白衣から手を離す。大我はガシャットギアデュアルβを持って病室を出ると、美琴を伴って病院を出ていった。