圧倒

美琴もといブロッサムは薙刀を模したガシャコンハルバードを取り出し、ナデシコウォーリアのバグスターに次々と攻撃を与えていく。

永「す、凄い…」

永夢達がブロッサムの戦いに呆然としていると、そこに大我も姿を現す。

大「俺達の出番はなさそうだなぁ？」
飛「無免許医！」
永「いや、さすがに1人では…」
大「そうか？あいつの戦闘ならもう終わるぞ」
永「え？」

永夢達が再び視線をブロッサムの方へ向けると、既にガシャットをガシャコンハルバードに装填していた。

ガシャット！キメワザ！
NADESHIKO CRITICAL FINISH！

ブロッサムはエネルギーが集束したガシャコンハルバードを横一線に振るった。

会心の一発！

斬撃はバグスターに直撃し、バグスターは爆発し倒された。

GAME CLEAR！

ブ『任務完了』

ブロッサムはレバーを戻し、変身を解いた。
大我はそこまで確認すると白衣を翻し、その場を去った。
変身を解いた美琴は、大我の後ろ姿を見つめたがそれも一瞬の事で、美琴は離れた位置に避難させられた患者の元まで歩み寄っていき、ゲームスコープを取り出し患者にかざす。

『これでもう大丈夫そうね』

美琴はそう言うとゲームスコープをしまった。それから一行はCRに戻り、休憩スペースに集まっていた。

永「研修医の宝生永夢です。よろしくお願いします」
飛「鏡飛彩だ」
『仮面ライダーブロッサム、柊美琴よ。鏡と同じ外科医。
仲良くする気は無いけど、まあ一応同じ職場の者としてよろしく』

美琴は右側の一部白い髪を弄びながら無表情でそう言った。そんな美琴に永夢は苦笑し、飛彩は眉間にシワを寄せた。