黙ってた事

ポッピーピポパポが歌い続けている間、ブレイブとブロッサムもソルティに次々攻撃して追い詰めていく。
そして、最後は3人同時に攻撃し、ソルティを倒した。

GAME CLEAR！

3人とポッピーピポパポ達は倒したソルティのバグスターウイルスが1人の青年が持つバグヴァイザーに吸い込まれた事には気づいていなかった。
3人は変身を解き、一息つく。しかし、ポッピーピポパポは歌を歌い続けていた。
永夢がポッピーピポパポを止めに入る。

永「あぁ…はいはい、もうおしまい！ポッピーのアカペラで周平君がストレス感じてますよ！」
ポ「えっ！」

ポッピーピポパポが周平を見ると、周平は耳を塞いで顔を顰めていた。

永「ほらぁ…」
ポ「うっ…プペポパピヨる…」
飛「これ程のストレスを患者に与えるとは、バグスターのようだな」
ポ「失礼な！」

ポッピーピポパポはいつもの高い声とは違った低い声でそう言うが、直ぐに声の調子を戻して続ける。

ポ「あ、でも、実はずっと黙ってたんだけど、私、〝ドレミファビート〟から生まれたバグスターなの！」
永「そんなの知ってます…。
〝ドレミファビートのポッピーピポパポ〟
ゲーマーには常識でしょう」
ポ「はっ…！」
飛「〝仮野明日那〟という名前も、〝仮のナース〟の捩（もじ）りだろう」
ポ「は…はっ…！…バレてた…」
『逆になんで今まで摩訶不思議な芸当しておいてバレてないと思ってたのよ…』

ポッピーピポパポは見事に3人に論破された。