力ずくで

その日の夜、美琴は大我と共に廃病院に戻り、大我の部屋の椅子に座っていた。ちなみにツバキも美琴の中から出て、美琴の隣に椅子を持ってきて座っている。
大我は通話しており、それを口角を上げて切っていた。

『大我？なんか機嫌良さそうだけど、誰だったの？電話の相手』
大「エグゼイドだ。〝ドラゴナイトハンターZ〟のガシャットを俺に譲るってな」
ツ「あんなに拒んでそうだったのに？」
『………なんかなぁ…』

その翌日、美琴は大我が永夢に呼び出された場所に付いて来ていた。
そこには永夢と明日那はもちろん、飛彩、そして貴利矢まで居た。2人も大我同様に永夢に呼び出されたようだ。

『……
(やっぱり、何かあるかもとは思っていたけど…)』
（ツ「ドラゴナイトハンターZは1人では扱いきれない部分があるのよ。だとしても、あの幻夢の社長が何考えてるのかは分からないけれど…」）
『大丈夫…。あの人がまた大我を陥れるような事があれば、その時は……』

そして、3人が集まり永夢が動き出した。

永「ガシャットが欲しいなら…力ずくで〝俺〟から奪ってみせろよ」

永夢は、ゲームもしてないのにゲーマーMの性格─〝俺〟と名乗る永夢となっていた。
永夢は3人が立つ中央まで歩いていく。

永「それとも、俺に負けるのが怖いのか？」

永夢はゲーマドライバーを装着する。他の3人もゲーマドライバーを装着する。

永「いくぞ？」

MIGHTY ACTION X！

大「面白い。美琴、お前は下がってろ。手ェ出すんじゃねえぞ」
『分かってる。元からそのつもり』

BANG BANG SHOOTING！

飛「研修医が図に乗るな」

TADDLE QUEST！

貴「乗ったぜ、その勝負」

BAKUSOU BIKE！

永「変身！」
飛「変身」
貴「変身」
大「変身」

永夢以外の3人はレベル3、永夢はドラゴナイトハンターZを使いアクションゲーマーレベル5に変身した。