バンバンシミュレーションズ

大我と美琴が駆けつけるとゲームエリア内でマイティブラザーズXXのガシャットを手にしているも起動しようとしない永夢とポッピーピポパポ、弓モードのガシャコンスパローを永夢達に向けるゲンムとバーニアの姿があった。
永夢はガシャットを使うことを恐れている様子だった。そんな彼に大我は声をかけた。

大「憐れで見てられねえなぁ、エグゼイド」
ポ「タイガ？ミコトも…」
ゲ「ふん…ガシャットすら持ってない君達が、何を言う」

大我はゲンムのその言葉に笑みを浮かべる。それは美琴も同じだった。

大「ガシャットなら……あるぜ？」

大我はガシャットギアデュアルβのバンバンシミュレーションズの面を見せた。

ポ「なんでそのガシャット持ってるの？！」
ゲ「鏡飛彩から奪い取ったか…」
大「まあ…そんなとこだ」
『………』
ゲ「君にレベル50（フィフティー）を扱えるのか？また5年前のように、失敗しても知らないぞ？」
『黙れ！』
大「…俺はあの時、プロトガシャットの副作用を味わった。しかし…だからこそ今の俺がある。
…扱えるさ、今の俺なら」

大我のその言葉には自信が含まれていた。

大「美琴、下がってろ。あのガシャットは使うなよ」

大我は美琴に声をかけ、美琴が大我の言う通りに頷いて下がるのを見ると、ガシャットギアデュアルβのダイヤルを回した。

BANG BANG SIMULATIONS！
I ready for Battleship！

大「変身」

デュアルガシャット！
ガッチャーン！デュアルアップ！
スクランブルだァ！出撃発進！
バンバンシミュレーションズ！発進！

スナイプは戦艦モチーフのアーマーに身を包んでいた。
レベル50の負荷で火花を散らし制御不能になりかけている。

『大我！！』

しかし、その負荷を耐えてみせ、スナイプはレベル50の力を手に入れた。

ポ「あれがスナイプレベル50（フィフティー）…」
『さすが大我…カッコイイじゃん(ﾎﾞｿｯ』

バーニアが飛び上がり複数の戦艦を出撃させ、攻撃してくる。小型戦艦の放ってくる銃撃に辺りが爆発し、永夢やポッピーピポパポも巻き添えを喰らう。美琴も襲ってくる熱風に腕で顔を覆う。

ス「ミッション開始」

シミュレーションゲーマーレベル50となったスナイプは両腕に装着された主砲ユニット・オーバーブラストキャノンと肩部に装着された砲撃ユニット・スクランブルガンユニットでバーニアの放った小型戦艦を撃ち落としていく。
そして、レーダーで狙いを定めたスナイプは一気に小型戦艦を殲滅させ、バーニアも撃ち落とした。