越境捜査
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
真相
暫くすると、ライフルを持った男が逃走中という情報が入り、捜査本部が動き出す。その時、特捜班に居た村瀬と小宮山以外のメンバーはニュースでその事が流れた事によりそれを知る。
そこに村瀬と小宮山が戻る。
小「犯人に対して発砲許可が出たって」
青「あの元刑事部長だったら出しかねねえな」
村「相手が銃を持ってる以上、妥当な判断とみなされるだろう」
矢「最悪、被疑者死亡で終わり」
小「浅輪君、それでいいの?」
新「先輩…?」
『浅輪さん…』
浅「…考えてた。もしも僕らが思ってた通りの犯人なんだとしたらどこに行くか…。
最後の事件を起こした場所はどうですかね?」
青「あのビルか」
青柳の問いに浅輪は頷く。
村「逃げるつもりの犯人がなんでまた犯行現場戻るんだ」
浅「もしも、逃げるつもりがないんだとしたら?」
浅輪の言葉にハッとした新藤がすぐに動き出し、浅輪のジャケットとネクタイをラックから取りながら口を開く。
新「だったら、捜査本部のすぐ近くでしょう!」
浅「先に探し出しましょう!」
それを皮切りに全員が動き出す。しかし、村瀬だけは「ちょっと待て」と小宮山を呼び止めると「先に行っててくれ」と告げる。
小「え?」
村「いいから。すぐ行くから」
村瀬はそう言って小宮山を先に行かせると1人になった特捜班のオフィスである人物─三原に「特捜班が被疑者の居場所を特定した」という連絡を入れたのだった。
──────────────────────────
村瀬以外の特捜班メンバーが連続殺人の犯人─林豊晴の元に駆けつける。林は浅輪にライフルの銃口を向ける。
浅「林豊晴、君は僕を撃たない。理由のない殺人はしないだろう?」
新「第1の事件の被害者、毛利の会社はフロント企業だった。輸入食材に混ぜて、覚せい剤を密輸してた」
『あなたは表向きアルバイトとして入り、そこで覚せい剤の管理を任されていた』
浅「あの時妙だと思ったんだよ。湿気を嫌うはずの小麦粉をなんでわざわざ全部開けちゃったんだろうって」
新「木を隠すなら森の中」
その間も林はずっと銃口をこちらに向けている。
青「第2の被害者、湯川は半グレの連中集めてシャブ捌いてた。今はイベントで昔はクラブで」
矢「クラブが強制捜査された時の逮捕者の中にあなたの名前がありました。10ヶ月の実刑判決を受けてますよね」
青「お前、毛利んとこだけじゃなくて湯川んとこにも居たんだよ」
尚も林は銃口を向けている。
小「北村元警部には横領の疑いがあった。それも月30万ずつ。そのお金、あなたに渡ってたんじゃない?」
そこまで聞かれても林は一向に口を開かない。
浅「つまり君は、反社会勢力に潜入して警察に情報を流す、非公式の…S だったんだよな?」
林は何も答えない。
浅「ところが北村さんは突然警察を辞めてしまった。残された君は1人で犯罪組織を潰そうとした。これまで費やしてきた自分自身の人生を、無意味なものにしない為に」
新「北村さんを殺したのは、裏切られた復讐だったんでしょ?」
そこで漸く、林が口を開いた。
暫くすると、ライフルを持った男が逃走中という情報が入り、捜査本部が動き出す。その時、特捜班に居た村瀬と小宮山以外のメンバーはニュースでその事が流れた事によりそれを知る。
そこに村瀬と小宮山が戻る。
小「犯人に対して発砲許可が出たって」
青「あの元刑事部長だったら出しかねねえな」
村「相手が銃を持ってる以上、妥当な判断とみなされるだろう」
矢「最悪、被疑者死亡で終わり」
小「浅輪君、それでいいの?」
新「先輩…?」
『浅輪さん…』
浅「…考えてた。もしも僕らが思ってた通りの犯人なんだとしたらどこに行くか…。
最後の事件を起こした場所はどうですかね?」
青「あのビルか」
青柳の問いに浅輪は頷く。
村「逃げるつもりの犯人がなんでまた犯行現場戻るんだ」
浅「もしも、逃げるつもりがないんだとしたら?」
浅輪の言葉にハッとした新藤がすぐに動き出し、浅輪のジャケットとネクタイをラックから取りながら口を開く。
新「だったら、捜査本部のすぐ近くでしょう!」
浅「先に探し出しましょう!」
それを皮切りに全員が動き出す。しかし、村瀬だけは「ちょっと待て」と小宮山を呼び止めると「先に行っててくれ」と告げる。
小「え?」
村「いいから。すぐ行くから」
村瀬はそう言って小宮山を先に行かせると1人になった特捜班のオフィスである人物─三原に「特捜班が被疑者の居場所を特定した」という連絡を入れたのだった。
──────────────────────────
村瀬以外の特捜班メンバーが連続殺人の犯人─林豊晴の元に駆けつける。林は浅輪にライフルの銃口を向ける。
浅「林豊晴、君は僕を撃たない。理由のない殺人はしないだろう?」
新「第1の事件の被害者、毛利の会社はフロント企業だった。輸入食材に混ぜて、覚せい剤を密輸してた」
『あなたは表向きアルバイトとして入り、そこで覚せい剤の管理を任されていた』
浅「あの時妙だと思ったんだよ。湿気を嫌うはずの小麦粉をなんでわざわざ全部開けちゃったんだろうって」
新「木を隠すなら森の中」
その間も林はずっと銃口をこちらに向けている。
青「第2の被害者、湯川は半グレの連中集めてシャブ捌いてた。今はイベントで昔はクラブで」
矢「クラブが強制捜査された時の逮捕者の中にあなたの名前がありました。10ヶ月の実刑判決を受けてますよね」
青「お前、毛利んとこだけじゃなくて湯川んとこにも居たんだよ」
尚も林は銃口を向けている。
小「北村元警部には横領の疑いがあった。それも月30万ずつ。そのお金、あなたに渡ってたんじゃない?」
そこまで聞かれても林は一向に口を開かない。
浅「つまり君は、反社会勢力に潜入して警察に情報を流す、非公式の…
林は何も答えない。
浅「ところが北村さんは突然警察を辞めてしまった。残された君は1人で犯罪組織を潰そうとした。これまで費やしてきた自分自身の人生を、無意味なものにしない為に」
新「北村さんを殺したのは、裏切られた復讐だったんでしょ?」
そこで漸く、林が口を開いた。