越境捜査
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捜査
浅輪と新藤と朱璃の3人は、1件目の現場となった東京都豊島区池袋に、青柳と矢沢の2人は、2件目の現場となった神奈川県横浜市に、村瀬と小宮山は東京都調布市に訪れた。
そして、浅輪、新藤、朱璃は1件目の現場となったマザー餃子という店を見つける。
新「これですね、マザー餃子」
浅「ああ」
『第1の事件が起きたのは、3月9日。店から出てきたところを、撃たれたみたいです』
朱璃は新藤が出していた手帳を覗き込みながら浅輪にそう話す。
浅「え?どっから?」
浅輪のその質問に新藤が「あ、こっちです」とマザー餃子の店舗がある斜め向かいの電柱の陰を指し示す。
新「この辺りに硝煙反応が残ってたとか」
浅「はぁーん…え、どういう事?ライフルでこっから?」
浅輪の疑問に新藤と朱璃は頷く。
浅「近くない?」
新「はい、そうなんすよ」
新藤は苦笑混じりに浅輪を肯定した。
新「因みに、ホントに無差別殺人の線は捨てますか?脇道行かずにガチで解決めざ…した方がいいと思います…」
新藤の言葉途中に浅輪はマザー餃子に向かう。
新「聞いてます…?」
『まぁまぁ、いつもの事じゃない。行きましょ』
気落ちする新藤の肩を朱璃がポンッと叩き、彼を促して浅輪を追いかけマザー餃子へと向かった。
3人は準備中の札が下げられたマザー餃子の扉を開ける。
浅「すみませーん…」
中には従業員達がそれぞれの作業をしており、浅輪は業務用小麦粉を運んでいた女性に「あの…」と声をかける。しかし女性はちょっと待ってと重そうにしながら小麦粉を運ぼうとする。
浅「ちょっと大丈夫ですか?」
女性「いやもう、腰が痛くて」
女性は問いかけられるとそう明るく答える。
浅「俺やりましょうか?」
女性「いいの〜?」
浅輪の言葉に新藤は後ろでまたかと言うような反応をする。新藤はそんな反応をしながらも浅輪に続いて小麦粉を厨房まで運び入れる。朱璃も運ぶものは無いが、2人を追った。
厨房には男性が1人作業していた。浅輪は運んできた小麦粉をその男性に手渡す。新藤も同じようにそれを男性に手渡した。
ひと仕事終えた浅輪と新藤、そして朱璃に声がかかる。
男性「ちょっと!まだ開店前なんですけど」
浅「あぁ、警視庁の者です」
3人はそれぞれの警察手帳を声をかけてきた男性に観せる。
浅「事件の事でちょっと…」
男性「上が本社なんで…そっちにお願いします…」
浅「分かりました」
3人は頷いて本社があるという上にあがった。
「知ってる事は、事件当時にお話しましたが」
3人はマザー餃子の専務を務める男性に事件当初の事を聞いた。
新「すみません。別の班なので…」
浅「トラブルとか、恨みをもった人物とか、何でも」
専務「そう言われましても、これといって心当たりも」
そして、そこで専務の男性を社員が呼びに来る。
専務「社長が突然いなくなって…正直今、会社は滅茶苦茶です」
専務はそう言って浅輪達に一礼すると、その場を後にした。浅輪達も一礼し、見送った。
浅輪、新藤、朱璃は本社を出て階段を降りていく。
新「本気で参ってる感じでしたね」
浅「なあ?」
新「心当たりもないみたいだし、やっぱ無差別殺人の線に戻した方がいいんじゃないすか?」
『………』
そこに先程小麦粉運びを手伝った女性従業員が3人に駆け寄ってくる。
女性「さっきはありがとね〜」
浅「いえいえ」
女性「ちょっと〜、刑事さんなんですって?なんか聞けた?」
浅「いやぁそれが…」
女性「お礼にいい事教えてあげる」
浅「ん?何?」
女性「実はね、社長の息子がいるんだけど、社長が継がせる気がなくて揉めてたのよ。そしたらあんな事んなって〜…」
浅・新「『……』」
女性「怪しいでしょ〜?皆ね、絶対息子が犯人だって言ってる」
女性の話に3人は顔を見合せた。そして、女性は店長に呼ばれ「私から聞いたって言わないでよ〜」と言って去っていった。
3人はもう一度顔を見合せ、店から出た。
浅輪と新藤と朱璃の3人は、1件目の現場となった東京都豊島区池袋に、青柳と矢沢の2人は、2件目の現場となった神奈川県横浜市に、村瀬と小宮山は東京都調布市に訪れた。
そして、浅輪、新藤、朱璃は1件目の現場となったマザー餃子という店を見つける。
新「これですね、マザー餃子」
浅「ああ」
『第1の事件が起きたのは、3月9日。店から出てきたところを、撃たれたみたいです』
朱璃は新藤が出していた手帳を覗き込みながら浅輪にそう話す。
浅「え?どっから?」
浅輪のその質問に新藤が「あ、こっちです」とマザー餃子の店舗がある斜め向かいの電柱の陰を指し示す。
新「この辺りに硝煙反応が残ってたとか」
浅「はぁーん…え、どういう事?ライフルでこっから?」
浅輪の疑問に新藤と朱璃は頷く。
浅「近くない?」
新「はい、そうなんすよ」
新藤は苦笑混じりに浅輪を肯定した。
新「因みに、ホントに無差別殺人の線は捨てますか?脇道行かずにガチで解決めざ…した方がいいと思います…」
新藤の言葉途中に浅輪はマザー餃子に向かう。
新「聞いてます…?」
『まぁまぁ、いつもの事じゃない。行きましょ』
気落ちする新藤の肩を朱璃がポンッと叩き、彼を促して浅輪を追いかけマザー餃子へと向かった。
3人は準備中の札が下げられたマザー餃子の扉を開ける。
浅「すみませーん…」
中には従業員達がそれぞれの作業をしており、浅輪は業務用小麦粉を運んでいた女性に「あの…」と声をかける。しかし女性はちょっと待ってと重そうにしながら小麦粉を運ぼうとする。
浅「ちょっと大丈夫ですか?」
女性「いやもう、腰が痛くて」
女性は問いかけられるとそう明るく答える。
浅「俺やりましょうか?」
女性「いいの〜?」
浅輪の言葉に新藤は後ろでまたかと言うような反応をする。新藤はそんな反応をしながらも浅輪に続いて小麦粉を厨房まで運び入れる。朱璃も運ぶものは無いが、2人を追った。
厨房には男性が1人作業していた。浅輪は運んできた小麦粉をその男性に手渡す。新藤も同じようにそれを男性に手渡した。
ひと仕事終えた浅輪と新藤、そして朱璃に声がかかる。
男性「ちょっと!まだ開店前なんですけど」
浅「あぁ、警視庁の者です」
3人はそれぞれの警察手帳を声をかけてきた男性に観せる。
浅「事件の事でちょっと…」
男性「上が本社なんで…そっちにお願いします…」
浅「分かりました」
3人は頷いて本社があるという上にあがった。
「知ってる事は、事件当時にお話しましたが」
3人はマザー餃子の専務を務める男性に事件当初の事を聞いた。
新「すみません。別の班なので…」
浅「トラブルとか、恨みをもった人物とか、何でも」
専務「そう言われましても、これといって心当たりも」
そして、そこで専務の男性を社員が呼びに来る。
専務「社長が突然いなくなって…正直今、会社は滅茶苦茶です」
専務はそう言って浅輪達に一礼すると、その場を後にした。浅輪達も一礼し、見送った。
浅輪、新藤、朱璃は本社を出て階段を降りていく。
新「本気で参ってる感じでしたね」
浅「なあ?」
新「心当たりもないみたいだし、やっぱ無差別殺人の線に戻した方がいいんじゃないすか?」
『………』
そこに先程小麦粉運びを手伝った女性従業員が3人に駆け寄ってくる。
女性「さっきはありがとね〜」
浅「いえいえ」
女性「ちょっと〜、刑事さんなんですって?なんか聞けた?」
浅「いやぁそれが…」
女性「お礼にいい事教えてあげる」
浅「ん?何?」
女性「実はね、社長の息子がいるんだけど、社長が継がせる気がなくて揉めてたのよ。そしたらあんな事んなって〜…」
浅・新「『……』」
女性「怪しいでしょ〜?皆ね、絶対息子が犯人だって言ってる」
女性の話に3人は顔を見合せた。そして、女性は店長に呼ばれ「私から聞いたって言わないでよ〜」と言って去っていった。
3人はもう一度顔を見合せ、店から出た。