越境捜査
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人の想い
浅「北村さんの時計は別にあった。きっとこれは、君に渡そうと思ってたんだと思う」
浅輪は手にした腕時計を裏返す。
浅「君の10年を肯定する為に」
浅輪が裏返した時計の裏蓋には〝賞 警視総監〟という文字が刻まれていた。
浅「北村さんはずっと家族を持たなかった。これは俺の勝手な想像だけどさ…。君に孤独を強いた分、自分も孤独でいようとしたんじゃないかな…」
林がライフルを手放し、そのライフルが地面を転がる。ライフルを手放した林は浅輪が差し出していた腕時計を手に、膝から崩れ落ちる。
林「北村さん…」
その隙に新藤が駆け寄って林の傍からライフルを離す。
その時も林は腕時計を手に、涙しながら北村に謝っていた。
──────────────────────────
一同は、警視庁に戻った。特捜班のオフィスに全員で戻ってきた新藤は、一足先に特捜班のオフィスに戻っていた村瀬に近寄る。
新「村瀬さん!そういう事だったんすか!俺らの方が遠いのになんで間に合えたのかと思ったんすよ!」
そう言いながら新藤はテンションが上がっている為か少し強めに村瀬の肩を揉む。それを村瀬は「痛いよ!お前は」と言いながら新藤のその手を振り払う。
矢「村瀬さんが時間を稼いでくれてたんすね」
村「あぁ、まあどんな凶悪犯だとしても罪裁くんだったら全てを明らかにしてから裁くべきだろう?そうだろ、主任?」
浅「はい」
浅輪は村瀬の問いかけに頷く。
青「そういう事なら一言言っていけばいいじゃーん」
村「そんなのあれでしょう。言わなくたってわかるでしょう」
小「まあ長年、このメンバーでやってんだしね」
浅「ですよね〜」
特捜班のメンバーににこやかな雰囲気が戻った。
──────────────────────────
その後、特捜班のメンバーはオフィスを出て「一件落着」で飲んだ後、それぞれの自宅へ帰宅した。
帰宅した新藤と朱璃はそれぞれ入浴し、リビングのソファに並んで座り寛いだ。
『人の想いって分かんないわよね…』
新「え?なに急に…」
『今回の事件…。真相は1人の人物を想っての犯行だったから。だから、人の想いは分からないわねって話よ』
新「まぁな〜。でも、俺は朱璃の想いなら分かってるよ?」
『何よ?そっちこそ急に…』
新「んー?いやさぁ、やっぱ俺、朱璃の事好きなんだなぁって」
『亮、酔ってる?』
そう言った朱璃だが新藤のストレートな言葉に赤面する。
『まぁ、私も好きだけど…』
その後ボソッとそう呟いた言葉が新藤には聞こえており、思いっきり抱き着かれたのはまた別の話。
浅「北村さんの時計は別にあった。きっとこれは、君に渡そうと思ってたんだと思う」
浅輪は手にした腕時計を裏返す。
浅「君の10年を肯定する為に」
浅輪が裏返した時計の裏蓋には〝賞 警視総監〟という文字が刻まれていた。
浅「北村さんはずっと家族を持たなかった。これは俺の勝手な想像だけどさ…。君に孤独を強いた分、自分も孤独でいようとしたんじゃないかな…」
林がライフルを手放し、そのライフルが地面を転がる。ライフルを手放した林は浅輪が差し出していた腕時計を手に、膝から崩れ落ちる。
林「北村さん…」
その隙に新藤が駆け寄って林の傍からライフルを離す。
その時も林は腕時計を手に、涙しながら北村に謝っていた。
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一同は、警視庁に戻った。特捜班のオフィスに全員で戻ってきた新藤は、一足先に特捜班のオフィスに戻っていた村瀬に近寄る。
新「村瀬さん!そういう事だったんすか!俺らの方が遠いのになんで間に合えたのかと思ったんすよ!」
そう言いながら新藤はテンションが上がっている為か少し強めに村瀬の肩を揉む。それを村瀬は「痛いよ!お前は」と言いながら新藤のその手を振り払う。
矢「村瀬さんが時間を稼いでくれてたんすね」
村「あぁ、まあどんな凶悪犯だとしても罪裁くんだったら全てを明らかにしてから裁くべきだろう?そうだろ、主任?」
浅「はい」
浅輪は村瀬の問いかけに頷く。
青「そういう事なら一言言っていけばいいじゃーん」
村「そんなのあれでしょう。言わなくたってわかるでしょう」
小「まあ長年、このメンバーでやってんだしね」
浅「ですよね〜」
特捜班のメンバーににこやかな雰囲気が戻った。
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その後、特捜班のメンバーはオフィスを出て「一件落着」で飲んだ後、それぞれの自宅へ帰宅した。
帰宅した新藤と朱璃はそれぞれ入浴し、リビングのソファに並んで座り寛いだ。
『人の想いって分かんないわよね…』
新「え?なに急に…」
『今回の事件…。真相は1人の人物を想っての犯行だったから。だから、人の想いは分からないわねって話よ』
新「まぁな〜。でも、俺は朱璃の想いなら分かってるよ?」
『何よ?そっちこそ急に…』
新「んー?いやさぁ、やっぱ俺、朱璃の事好きなんだなぁって」
『亮、酔ってる?』
そう言った朱璃だが新藤のストレートな言葉に赤面する。
『まぁ、私も好きだけど…』
その後ボソッとそう呟いた言葉が新藤には聞こえており、思いっきり抱き着かれたのはまた別の話。