イグニールVSアクノロギア
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別れ
冥府の門との戦いが終戦し、5頭の竜 が並び、そこにそれぞれの滅竜魔導士と妖精の尻尾メンバーが集まっていた。
ウ「グランディーネ」
グラ「皆 の勇気とイグニールがアクノロギアを退けた」
5頭の竜 はフィンレーを中心に左側にグランディーネとメタリカーナ、右側にバイスロギアとスキアドラムが並んでいる。
ジェット「ドラゴンが味方って…すげー優越感」
ドロイ「だな!!」
ロメ「何千機もあったって話だけど…」
マカ「フェイスを全部壊したのか?」
ワ「すげーな」
フィンレーとレイナが互いに話す。
フィ「強くなったわね」
『守りたい人が…守りたい人達ができたから』
グランディーネがウェンディに話しかける。
グラ「フェイスの破壊、よくがんばったわね」
ウ「シャルルが、いっしょだったから」
メタリカーナとガジルはお互いに見合せる。
ガ「…………」
リ「これが、メタリカーナ」
レ「ガジル…」
メタ「相変わらず目つきが悪いのう」
ガ「うるせえ!!」
スティングとローグはそれぞれの親であるバイスロギアとスキアドラムの存在に呆然としていた。
ス「白竜 …
オレは確かに、アンタを殺した」
ロ「オレも影竜 が死んだのをこの目で見た」
バ「人間の記憶など、いくらでも改ざんできるわい」
スキ「イグニールには、反対されたのだがな……。
あの時は、滅竜魔導士に「竜 を殺した」という記憶と実績を与えるつもりだった」
バ「……と言っても、〝死んだ〟というのは半分正解だな」
ス「!」
バイスロギアの言葉に皆、疑問を持つ。
グラ「私たちは、既に死んでいるのよ」
ウ「え?」
フィ「その昔、アクノロギアの滅竜魔法によって、全員〝魂〟を抜きとられてしまったのです」
『………』
告げられた真実にウェンディは衝撃を受け、レイナは黙り込む。
グラ「だから、あなたたちの体内にいたのは、「竜化を防ぐ」「アクノロギアを倒す」という目的の他に、「私たちの延命」の目的もあった」
ウ「そんな…」
スキ「1度体から出てしまえば、2度と体内には戻れん。今日がお前たちに見せる、最初で最後の力…。ゆえに今まで姿を現さなかった事を理解してほしい」
メタ「イグニールでさえアクノロギアは倒せなかった。だが、イグニールもまた、死せる前の最後の力だった。
人間たちよ、どうか炎竜王の尊厳にキズをつけることなかれ」
ガジルはアクノロギアにやられてしまったイグニールとその傍で俯き涙を流し続けるナツを見た。
メタ「イグニールほど勇敢で……人間を愛したドラゴンはいなかった」
グラ「まだ全てを伝えられた訳ではないけれど、時間が来たわ。お別れの時よ」
ウ「やだ…」
グラ「この先も、数々の困難があるだろうけど、あなたたちならきっと大丈夫」
ウ「やだよ、グランディーネ、行かないで……」
涙を流すウェンディの頭にガジルがポフッと手を置く。
ガ「見送ってやろうぜ、胸をはってな」
ドラゴンたちが翼を広げ飛び立つ。
フィ「人間たちよ、争い…憎しみあっていた記憶は遠い過去のもの。今…我々は、こうして手を取り合う事ができた」
バ「我々ドラゴンの時代は、1つの終焉を迎えた」
スキ「これからの未来をつくるのは、人間の力」
グラ「400年前、人間と竜 との間で交わされた盟約、大憲章 にのっとり」
そこに一筋の赤い光が発生する。
グラ「我々ドラゴンは、人間を見守り続けよう。永遠に」
ウ「グランディーネ───!!!!」
グラ「愛してるわ、ウェンディ」
グランディーネはそう言い残して消えていく。
メタ「目つきが悪いのう」
ガ「最後の言葉がそれかよ!!
ちくしょォ」
メタリカーナも消えていき、最後の言葉に突っ込むガジルだが、少し涙を浮かべていた。
ス「ありがとう、白竜 」
ロ「影竜 」
バイスロギアとスキアドラムは言葉を残さなかったが、それぞれ2人に優しい目を向けながら消えていく。
『フィンレー…』
フィ「あなたはこの先もずっと強くなれるわ。守りたい者がいる限り。
大好きよ、レイナ」
『うん、私も大好きよ。フィンレー』
フィンレーはレイナに優しい表情を向けながら消えていく。レイナは瞳に涙をうかべたまま優しく微笑んだ。
他の竜 たちが消えていく中でイグニールも消えようとしていた。
ナ「イグニール」
──イ「泣くな、ナツ……。
ホラ……悲しい時はどうするんだ?教えただろ」
ナ「うん、わかってる」
──イ「じゃあ、やってみろ。立ち上がるんだ」
ナ「うん」
ずっと蹲って泣いていたナツは立ち上がる。
──イ「オレは、ずっとおまえと一緒にいる。今までも、これからもずっとだ。
もっと見せてくれ、おまえの成長を。おまえの生きる姿を」
ナ「ああ」
ナツは顔を上げて叫んだ。
ナ「オレはもっと生きていく!!!!オレはもっと強くなる!!!!
オレがアクノロギアを倒してやるんだ!!!!!」
──イ「そうだ。未来を語れ。それが、生きる力だ」
冥府の門との戦いが終戦し、5頭の
ウ「グランディーネ」
グラ「
5頭の
ジェット「ドラゴンが味方って…すげー優越感」
ドロイ「だな!!」
ロメ「何千機もあったって話だけど…」
マカ「フェイスを全部壊したのか?」
ワ「すげーな」
フィンレーとレイナが互いに話す。
フィ「強くなったわね」
『守りたい人が…守りたい人達ができたから』
グランディーネがウェンディに話しかける。
グラ「フェイスの破壊、よくがんばったわね」
ウ「シャルルが、いっしょだったから」
メタリカーナとガジルはお互いに見合せる。
ガ「…………」
リ「これが、メタリカーナ」
レ「ガジル…」
メタ「相変わらず目つきが悪いのう」
ガ「うるせえ!!」
スティングとローグはそれぞれの親であるバイスロギアとスキアドラムの存在に呆然としていた。
ス「
オレは確かに、アンタを殺した」
ロ「オレも
バ「人間の記憶など、いくらでも改ざんできるわい」
スキ「イグニールには、反対されたのだがな……。
あの時は、滅竜魔導士に「
バ「……と言っても、〝死んだ〟というのは半分正解だな」
ス「!」
バイスロギアの言葉に皆、疑問を持つ。
グラ「私たちは、既に死んでいるのよ」
ウ「え?」
フィ「その昔、アクノロギアの滅竜魔法によって、全員〝魂〟を抜きとられてしまったのです」
『………』
告げられた真実にウェンディは衝撃を受け、レイナは黙り込む。
グラ「だから、あなたたちの体内にいたのは、「竜化を防ぐ」「アクノロギアを倒す」という目的の他に、「私たちの延命」の目的もあった」
ウ「そんな…」
スキ「1度体から出てしまえば、2度と体内には戻れん。今日がお前たちに見せる、最初で最後の力…。ゆえに今まで姿を現さなかった事を理解してほしい」
メタ「イグニールでさえアクノロギアは倒せなかった。だが、イグニールもまた、死せる前の最後の力だった。
人間たちよ、どうか炎竜王の尊厳にキズをつけることなかれ」
ガジルはアクノロギアにやられてしまったイグニールとその傍で俯き涙を流し続けるナツを見た。
メタ「イグニールほど勇敢で……人間を愛したドラゴンはいなかった」
グラ「まだ全てを伝えられた訳ではないけれど、時間が来たわ。お別れの時よ」
ウ「やだ…」
グラ「この先も、数々の困難があるだろうけど、あなたたちならきっと大丈夫」
ウ「やだよ、グランディーネ、行かないで……」
涙を流すウェンディの頭にガジルがポフッと手を置く。
ガ「見送ってやろうぜ、胸をはってな」
ドラゴンたちが翼を広げ飛び立つ。
フィ「人間たちよ、争い…憎しみあっていた記憶は遠い過去のもの。今…我々は、こうして手を取り合う事ができた」
バ「我々ドラゴンの時代は、1つの終焉を迎えた」
スキ「これからの未来をつくるのは、人間の力」
グラ「400年前、人間と
そこに一筋の赤い光が発生する。
グラ「我々ドラゴンは、人間を見守り続けよう。永遠に」
ウ「グランディーネ───!!!!」
グラ「愛してるわ、ウェンディ」
グランディーネはそう言い残して消えていく。
メタ「目つきが悪いのう」
ガ「最後の言葉がそれかよ!!
ちくしょォ」
メタリカーナも消えていき、最後の言葉に突っ込むガジルだが、少し涙を浮かべていた。
ス「ありがとう、
ロ「
バイスロギアとスキアドラムは言葉を残さなかったが、それぞれ2人に優しい目を向けながら消えていく。
『フィンレー…』
フィ「あなたはこの先もずっと強くなれるわ。守りたい者がいる限り。
大好きよ、レイナ」
『うん、私も大好きよ。フィンレー』
フィンレーはレイナに優しい表情を向けながら消えていく。レイナは瞳に涙をうかべたまま優しく微笑んだ。
他の
ナ「イグニール」
──イ「泣くな、ナツ……。
ホラ……悲しい時はどうするんだ?教えただろ」
ナ「うん、わかってる」
──イ「じゃあ、やってみろ。立ち上がるんだ」
ナ「うん」
ずっと蹲って泣いていたナツは立ち上がる。
──イ「オレは、ずっとおまえと一緒にいる。今までも、これからもずっとだ。
もっと見せてくれ、おまえの成長を。おまえの生きる姿を」
ナ「ああ」
ナツは顔を上げて叫んだ。
ナ「オレはもっと生きていく!!!!オレはもっと強くなる!!!!
オレがアクノロギアを倒してやるんだ!!!!!」
──イ「そうだ。未来を語れ。それが、生きる力だ」