冥府の門(タルタロス)
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解放
『───…!!…一体、何が……地上…?それにこの魔力は…星霊王……
(まさか…ルーシィが……?)』
ルーシィが宝瓶宮のアクエリアスの鍵を犠牲にして代償召喚した星霊王の力によりアレグリアが解かれ、囚われてしまっていたレイナ達が開放された。
レイナ自身もその周りの者達も少し混乱しているようだった。
『カリン…無事だといいけど…
(なるべくリリーといてもらいたいわね…)』
レイナは周りを見渡しポーリュシカや守っていたはずのラクサスと雷神衆、ヤジマの姿が近くにない事を認識する。
『(フリードたちを守らなきゃなのにいつの間にかはぐれてる…)
探さなきゃ……!』
一方、カリンの方はレイナの望み通りリリーと共に居た。しかし──
リ「ウム……なんという事だ…。完全にはぐれてしまったか…この非常時に。我ながら情けない。
(そして時折聞こえる落雷の音…!オマケに非常食のキウイまで無くしてしまうとは!シャレにならん!!)」
カリ「1人じゃないだけマシじゃない?
(時折聞こえる落雷の音に怯えるリリー…なんかちょっと可愛いかも…)」
そこでリリーが何かを見つける。
リ「おお!あれはもしかして、キウイ!!」
カリ「え、キウイ?」
リリーは落ちていたそれを拾うが──
リ「…て、キウイではない!」
カリ「うん、キウイじゃなくて鉄球だねコレ」
リ「空腹のあまり、似ても似つかぬものをキウイと見間違えるとは……まったく…」
カリ「私も流石にキウイは持ってないなぁ
(てか、リリーってキウイ好きなんだ)」
リリーとカリンはとりあえず歩を進める。
リ「しかし、やたらとあちこちに転がっている様だな」
カリ「砲弾かなにかなのかしら?」
その時、前方から「うわぁ…」という聞きなれた声が聞こえてくる。
リ「ハッピー、無事だったか!よかった!!こっちは、ガジルとはぐれて…」
カリ「私もレイナとはぐれちゃって…」
リリーとカリンがハッピーを見つけ、話しかけるのだが、振り向いたハッピーの頭には不気味なキノコが生えていた。
リ・カリ「おわ──っ!!」
2人の叫び声はかなり響いた。それが聞こえていたどこかにいるカナが訝しげな表情を浮かべていた。
カリ「一体どうしたのよ、その頭?」
ハ「なんか…壁に吸い込まれて助かったと思ったらこんなんになってて……」
リ「そ……そうか…」
ハ「どうしよう…シャルルに嫌われちゃったら……」
リ「いや……その……見様によってはカッコ悪くもないような気がするぞ」
ハ「ホント!!?」
ハッピーは輝いた表情でリリーを見る。
リ「ああ……たぶん…おそらく…きっと…」
カリ「リリー、フォローになってないから」
ハッピーの輝いた表情にリリーは冷や汗を流し、フォローしきれていないリリーにカリンが突っ込み、ハッピーはジトーとリリーを見ると隅の方で落ち込んでしまった。
ハ「見て、ママ。あのエクシード、キノコが生えてるよ。あらヤダ。今晩のおかずにもってこいだわよ…」
カリ「何その落ち込み方…」
リ「とれないのか、ソレ」
ハ「あい」
リリーは自身の武器である剣を摂る。
リ「どれ、動くなよ。動いたら…」
ハ「うわ──っ!!なんかもっと違う方法にして!!!」
リ「ウム…」
カリ「引っ張れば?」
カリンの言葉もあり、リリーはハッピーの頭に着いているキノコを思いっきり引っ張る。しかし、ハッピーが痛がるだけで取れそうにない。
リ「まぁ……あきらめよう」
ハ「カッコイイかな…これ」
リ「ノーコメントだ」
カリ「まずかっこいいかどうかとかの問題じゃないと思うんだけど…」
ハ「ハァ…シャルルが今のオイラを見たらなんて言うかな…?」
ハッピーはかなり落ち込んだ。
その頃、探し歩いていたレイナはカナ、リサーナ、エルフマン、レビィにジェット、ドロイ、ウォーレン、マカオ、ワカバたちの姿を見つける。
『カナ!みんな!』
カ「レイナ!」
『みんな無事ね、よかった…。…マスターは?」
ドロイ「一旦ギルドに戻るって」
マカ「つっても、ギルド、粉々じゃねーか」
『そうだ!ねえ、あんたたちはラクサスたち知らない?何かに吸い込まれて助かったかと思ったら近くに姿がなくて…。ポーリュシカさんともはぐれたみたい……』
カ「いや、悪いけど知らないね」
『そっか……
(フリード…どうか無事でいて……)』
『───…!!…一体、何が……地上…?それにこの魔力は…星霊王……
(まさか…ルーシィが……?)』
ルーシィが宝瓶宮のアクエリアスの鍵を犠牲にして代償召喚した星霊王の力によりアレグリアが解かれ、囚われてしまっていたレイナ達が開放された。
レイナ自身もその周りの者達も少し混乱しているようだった。
『カリン…無事だといいけど…
(なるべくリリーといてもらいたいわね…)』
レイナは周りを見渡しポーリュシカや守っていたはずのラクサスと雷神衆、ヤジマの姿が近くにない事を認識する。
『(フリードたちを守らなきゃなのにいつの間にかはぐれてる…)
探さなきゃ……!』
一方、カリンの方はレイナの望み通りリリーと共に居た。しかし──
リ「ウム……なんという事だ…。完全にはぐれてしまったか…この非常時に。我ながら情けない。
(そして時折聞こえる落雷の音…!オマケに非常食のキウイまで無くしてしまうとは!シャレにならん!!)」
カリ「1人じゃないだけマシじゃない?
(時折聞こえる落雷の音に怯えるリリー…なんかちょっと可愛いかも…)」
そこでリリーが何かを見つける。
リ「おお!あれはもしかして、キウイ!!」
カリ「え、キウイ?」
リリーは落ちていたそれを拾うが──
リ「…て、キウイではない!」
カリ「うん、キウイじゃなくて鉄球だねコレ」
リ「空腹のあまり、似ても似つかぬものをキウイと見間違えるとは……まったく…」
カリ「私も流石にキウイは持ってないなぁ
(てか、リリーってキウイ好きなんだ)」
リリーとカリンはとりあえず歩を進める。
リ「しかし、やたらとあちこちに転がっている様だな」
カリ「砲弾かなにかなのかしら?」
その時、前方から「うわぁ…」という聞きなれた声が聞こえてくる。
リ「ハッピー、無事だったか!よかった!!こっちは、ガジルとはぐれて…」
カリ「私もレイナとはぐれちゃって…」
リリーとカリンがハッピーを見つけ、話しかけるのだが、振り向いたハッピーの頭には不気味なキノコが生えていた。
リ・カリ「おわ──っ!!」
2人の叫び声はかなり響いた。それが聞こえていたどこかにいるカナが訝しげな表情を浮かべていた。
カリ「一体どうしたのよ、その頭?」
ハ「なんか…壁に吸い込まれて助かったと思ったらこんなんになってて……」
リ「そ……そうか…」
ハ「どうしよう…シャルルに嫌われちゃったら……」
リ「いや……その……見様によってはカッコ悪くもないような気がするぞ」
ハ「ホント!!?」
ハッピーは輝いた表情でリリーを見る。
リ「ああ……たぶん…おそらく…きっと…」
カリ「リリー、フォローになってないから」
ハッピーの輝いた表情にリリーは冷や汗を流し、フォローしきれていないリリーにカリンが突っ込み、ハッピーはジトーとリリーを見ると隅の方で落ち込んでしまった。
ハ「見て、ママ。あのエクシード、キノコが生えてるよ。あらヤダ。今晩のおかずにもってこいだわよ…」
カリ「何その落ち込み方…」
リ「とれないのか、ソレ」
ハ「あい」
リリーは自身の武器である剣を摂る。
リ「どれ、動くなよ。動いたら…」
ハ「うわ──っ!!なんかもっと違う方法にして!!!」
リ「ウム…」
カリ「引っ張れば?」
カリンの言葉もあり、リリーはハッピーの頭に着いているキノコを思いっきり引っ張る。しかし、ハッピーが痛がるだけで取れそうにない。
リ「まぁ……あきらめよう」
ハ「カッコイイかな…これ」
リ「ノーコメントだ」
カリ「まずかっこいいかどうかとかの問題じゃないと思うんだけど…」
ハ「ハァ…シャルルが今のオイラを見たらなんて言うかな…?」
ハッピーはかなり落ち込んだ。
その頃、探し歩いていたレイナはカナ、リサーナ、エルフマン、レビィにジェット、ドロイ、ウォーレン、マカオ、ワカバたちの姿を見つける。
『カナ!みんな!』
カ「レイナ!」
『みんな無事ね、よかった…。…マスターは?」
ドロイ「一旦ギルドに戻るって」
マカ「つっても、ギルド、粉々じゃねーか」
『そうだ!ねえ、あんたたちはラクサスたち知らない?何かに吸い込まれて助かったかと思ったら近くに姿がなくて…。ポーリュシカさんともはぐれたみたい……』
カ「いや、悪いけど知らないね」
『そっか……
(フリード…どうか無事でいて……)』