冥府の門(タルタロス)
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命令〈マクロ〉
ハッピーは未だ目に涙を浮かべている。
ハ「オイラ……ナツをおいてきちゃった…」
ル「違うよ……」
ルーシィはハッピーを抱きしめる。
ル「みんなを助ける為に最善を尽くした。でしょ」
ハ「あい…」
その時、ギルドに誰かが入ってくる。
ジェット「エルフマン!!」
ドロイ「無事だったのか!?」
ギルドに戻ってきたのは連絡の取れなくなっていたエルフマンだった。
ドロイ「あれ?リサーナは?」
しかし、戻ったエルフマンの傍には一緒に行ったはずのリサーナの姿はなかった。
グ「エルフマン、リサーナはどうした?」
ジ「連絡がつかないから心配してたんですよ?」
エル「リサーナは…捕まった」
全「!!」
ハ「そんな…」
ル「リサーナまで……」
エル「ユーリ老師も、手遅れだった」
マ「…………」
エルフマンはすっかり消沈しているようだった。
エル「オレが……オレがついていながら………」
グ「おまえのせいじゃねえ」
リ「今、レビィが敵のアジトの位置を計算している」
ジ「リサーナさんは大丈夫です。必ず助けます」
エル「ああ……」
『………?』
レイナはエルフマンの様子にどこか不審がっていた。
カ「情けないね。妹とられて敵も追わず帰ってくるのかい」
ウ「カナさん!!」
カナのエルフマンを責めるような物言いにウェンディは咎める。
エル「み……見失っちまって…」
カ「見失う!?リサーナをつれた敵に、獣 になれるアンタが追いつけなかったっての!?」
グ「いい加減にしろ!カナ!」
カナの言葉を背にエルフマンはトボトボと歩いていく。
エル「すまねえ………。少し休ませてくれ」
シ「みんな……ピリピリしてるわね」
グ「あんな言い方する事ねーだろ」
グレイはカナを叱責する。
カ「…………」
『(あのエルフマンの様子…どこかおかしい…。ユーリ老師の所で何かあった…?)』
レイナはエルフマンの背中を訝しげにみながらもフリード達の様子を見に医務室へと向かった。
皆から離れたエルフマンは地下倉庫を訪れていた。エルフマンはユーリ老師の元で冥府の門の涼月天セイラと遭遇していた。
セ「私 の命令 を聞かなければ、また同じ事をあなたにさせます。
あなたの仕事は簡単ですわ。ギルドに帰りこの魔水晶 を設置してください」
エル「こ……これは?」
セ「超濃縮エーテル発光体
威力は魔導収束砲 の約500倍。……一瞬でギルドを消し去ります」
エル「そんな事…できる訳…」
セ「あなたはやりますわ」
エル「…………ああ」
セ「私 の命令 は絶対ですよ」
エル「ああ…。リサーナを返してもらう為に」
エルフマンの手にはセイラに渡された紫色に発光する魔水晶 があった。
エル「オレは妖精の尻尾を破壊する」
エルフマンはその場にセイラから渡された魔水晶 を設置する。
エル「リサーナ、愛してる」
魔水晶 の光が強くなっていく。するとそこにカナが来る。
カ「エルフマン、あんたやっぱり様子がおかしいよ」
エル「!!」
カ「何だい?その魔水晶 …」
エル「来るなァ!!!!」
エルフマンはカナに飛びかかる。
カ「ちょ……エルフマン!!」
エル「邪魔をするな
邪魔をするなっ!!邪魔をするなァァ────ッ!!!」
カナは先程までエルフマンがいた場所を見るそこにはやはり紫色に発光する魔水晶 。カナはそれを見てハッとする。
カ「爆弾!!?」
エル「滅べ…
滅べ、妖精の尻尾!」
カ「誰か…… むぐ」
カナが人を呼ぼうと声をあげようとするとエルフマンはさらにカナを押さえつけ、口を塞ぐ。
カナを押さえつけるエルフマンの目には涙が浮かんでいる。エルフマンのその目を見たカナは何かを察する。
カ「(操られているのか!?このままじゃ……)」
一方、ギルドの方ではレビィが計算を終えたところだった。
レ「!!!!
敵の場所が特定できた!!!見つけた!!!!」
ル「さすがレビィちゃん!」
マ「よくやった!!」
レビィはかけていた魔法道具の眼鏡を上げると右手で上を指して言う。
レ「真上……」
ル「え?」
レ「真上にいる……」
マ「なんじゃと!!?」
ガ「この真上に奴等が!!?」
レ「間違いない!!?ハッピーが脱出した時はボスコ国境付近にいた!!速度と方向から推測して、今はこの街 の上空!!!」
レビィの言う通り、マグノリアの上空には不気味なキューブが浮遊している。
ガ「向こうから来やがったか」
ル「ナツたちを助けに行こう!」
ハ「あい!」
マ「行くぞ!!!!」
「「おおおおっ!!!!」」
ギルド内のその様子は滅竜魔導士である為、医務室にいるレイナにも聞こえていた。
『ここからは本格的に冥府の門…悪魔と戦う事になる。フリード達は私が絶対に守ってみせるから…』
ギルドないが湧いていたその時、エルフマンによって設置された魔水晶 が発光を強め、やがて爆発してしまった。次の瞬間には妖精の尻尾のギルドは跡形もなく消え去っていた。
しかし、ギルド内にいたはずのハッピー、シャルル、リリー、カリンのエクシード達が空を飛んでいた。その手には複数のカードを持っている。
─爆発する数分前─
カ「エルフマン、目を覚ませ!」
エル「妖精の尻尾を破壊……」
カ「むぐぐ この……」
エル「破壊……破壊……」
カ「(ちくしょオ…。悪く思うなよ…)」
カナは自由にできる両手を動かし、魔法を発動する。そして、カナの魔法によりエルフマンはカードに封じられる。カナはエルフマンが封じられたカードを手に取る。
カ「この前会った色黒のイケメンに教えてもらったんだ」
その時、魔水晶 の発光の強さが増す。カナはそれを見て急いで階段を駆け上がる。
カ「もう爆発寸前かよっ!!!!くそ!」
ル「ナツたちを助けに行こう!」
ハ「あい!」
マ「行くぞ!!!!」
「「おおおおっ!!!!」」
戻ってきたカナは急いで魔法を発動する。
カ「全員カード化!!!」
カナの魔法「魔法の札 」でギルド内にいる全員がカード化する。それはもちろん医務室にいたレイナやラクサスと雷神衆も同様である。
〈ル「え!」〉
〈ウ「何!!?」〉
〈グ「この魔法は…」〉
〈マカ「何が起きた!!?」〉
ギルドメンバーはカードの中でそれぞれの反応をする。
カ「ケガ人もノロマもいるからこうするしかねーんだ!
〈ジェット「カナなのか!?」〉
爆発まであと間もなく──
ハッピーは未だ目に涙を浮かべている。
ハ「オイラ……ナツをおいてきちゃった…」
ル「違うよ……」
ルーシィはハッピーを抱きしめる。
ル「みんなを助ける為に最善を尽くした。でしょ」
ハ「あい…」
その時、ギルドに誰かが入ってくる。
ジェット「エルフマン!!」
ドロイ「無事だったのか!?」
ギルドに戻ってきたのは連絡の取れなくなっていたエルフマンだった。
ドロイ「あれ?リサーナは?」
しかし、戻ったエルフマンの傍には一緒に行ったはずのリサーナの姿はなかった。
グ「エルフマン、リサーナはどうした?」
ジ「連絡がつかないから心配してたんですよ?」
エル「リサーナは…捕まった」
全「!!」
ハ「そんな…」
ル「リサーナまで……」
エル「ユーリ老師も、手遅れだった」
マ「…………」
エルフマンはすっかり消沈しているようだった。
エル「オレが……オレがついていながら………」
グ「おまえのせいじゃねえ」
リ「今、レビィが敵のアジトの位置を計算している」
ジ「リサーナさんは大丈夫です。必ず助けます」
エル「ああ……」
『………?』
レイナはエルフマンの様子にどこか不審がっていた。
カ「情けないね。妹とられて敵も追わず帰ってくるのかい」
ウ「カナさん!!」
カナのエルフマンを責めるような物言いにウェンディは咎める。
エル「み……見失っちまって…」
カ「見失う!?リサーナをつれた敵に、
グ「いい加減にしろ!カナ!」
カナの言葉を背にエルフマンはトボトボと歩いていく。
エル「すまねえ………。少し休ませてくれ」
シ「みんな……ピリピリしてるわね」
グ「あんな言い方する事ねーだろ」
グレイはカナを叱責する。
カ「…………」
『(あのエルフマンの様子…どこかおかしい…。ユーリ老師の所で何かあった…?)』
レイナはエルフマンの背中を訝しげにみながらもフリード達の様子を見に医務室へと向かった。
皆から離れたエルフマンは地下倉庫を訪れていた。エルフマンはユーリ老師の元で冥府の門の涼月天セイラと遭遇していた。
セ「
あなたの仕事は簡単ですわ。ギルドに帰りこの
エル「こ……これは?」
セ「超濃縮エーテル発光体
威力は
エル「そんな事…できる訳…」
セ「あなたはやりますわ」
エル「…………ああ」
セ「
エル「ああ…。リサーナを返してもらう為に」
エルフマンの手にはセイラに渡された紫色に発光する
エル「オレは妖精の尻尾を破壊する」
エルフマンはその場にセイラから渡された
エル「リサーナ、愛してる」
カ「エルフマン、あんたやっぱり様子がおかしいよ」
エル「!!」
カ「何だい?その
エル「来るなァ!!!!」
エルフマンはカナに飛びかかる。
カ「ちょ……エルフマン!!」
エル「邪魔をするな
邪魔をするなっ!!邪魔をするなァァ────ッ!!!」
カナは先程までエルフマンがいた場所を見るそこにはやはり紫色に発光する
カ「爆弾!!?」
エル「滅べ…
滅べ、妖精の尻尾!」
カ「誰か…… むぐ」
カナが人を呼ぼうと声をあげようとするとエルフマンはさらにカナを押さえつけ、口を塞ぐ。
カナを押さえつけるエルフマンの目には涙が浮かんでいる。エルフマンのその目を見たカナは何かを察する。
カ「(操られているのか!?このままじゃ……)」
一方、ギルドの方ではレビィが計算を終えたところだった。
レ「!!!!
敵の場所が特定できた!!!見つけた!!!!」
ル「さすがレビィちゃん!」
マ「よくやった!!」
レビィはかけていた魔法道具の眼鏡を上げると右手で上を指して言う。
レ「真上……」
ル「え?」
レ「真上にいる……」
マ「なんじゃと!!?」
ガ「この真上に奴等が!!?」
レ「間違いない!!?ハッピーが脱出した時はボスコ国境付近にいた!!速度と方向から推測して、今は
レビィの言う通り、マグノリアの上空には不気味なキューブが浮遊している。
ガ「向こうから来やがったか」
ル「ナツたちを助けに行こう!」
ハ「あい!」
マ「行くぞ!!!!」
「「おおおおっ!!!!」」
ギルド内のその様子は滅竜魔導士である為、医務室にいるレイナにも聞こえていた。
『ここからは本格的に冥府の門…悪魔と戦う事になる。フリード達は私が絶対に守ってみせるから…』
ギルドないが湧いていたその時、エルフマンによって設置された
しかし、ギルド内にいたはずのハッピー、シャルル、リリー、カリンのエクシード達が空を飛んでいた。その手には複数のカードを持っている。
─爆発する数分前─
カ「エルフマン、目を覚ませ!」
エル「妖精の尻尾を破壊……」
カ「むぐぐ この……」
エル「破壊……破壊……」
カ「(ちくしょオ…。悪く思うなよ…)」
カナは自由にできる両手を動かし、魔法を発動する。そして、カナの魔法によりエルフマンはカードに封じられる。カナはエルフマンが封じられたカードを手に取る。
カ「この前会った色黒のイケメンに教えてもらったんだ」
その時、
カ「もう爆発寸前かよっ!!!!くそ!」
ル「ナツたちを助けに行こう!」
ハ「あい!」
マ「行くぞ!!!!」
「「おおおおっ!!!!」」
戻ってきたカナは急いで魔法を発動する。
カ「全員カード化!!!」
カナの魔法「
〈ル「え!」〉
〈ウ「何!!?」〉
〈グ「この魔法は…」〉
〈マカ「何が起きた!!?」〉
ギルドメンバーはカードの中でそれぞれの反応をする。
カ「ケガ人もノロマもいるからこうするしかねーんだ!
〈ジェット「カナなのか!?」〉
爆発まであと間もなく──