8頭のドラゴン

兵士たちも喜ぶ中でアルカディオスはそんな場合ではないと一喝し、出てきたドラゴンの数を問う。1人の兵士はそれに8頭出てきたと告げる。

？「やってくれたな。ルーシィ、ユキノ、そして…レイナ」
全「！！」
？「だが、8頭もいれば十分」

そこに現れたのは未来から来たローグだった。

ユ「ローグ………様？」
ル「ナツはどうしたの！？」
ﾛ2「正直、1万は制御しきれん」
ミ「何の話？」
『まさか……』

ヒ「あの方は………私に未来を告げた…」
ｱﾙ「奴が姫を騙した未来人！！？」

ル「あんた……
まさか最初からそれが目的で…………」

未来ローグは不敵な笑みを浮かべる。

ﾛ2「よく聞け、愚民ども！！
今より、人の時代は終わりを告げる。これより始まるのはドラゴンの時代！！！」

皆は8頭のドラゴンを前に愕然とする。

ﾛ2「手始めにこの街にいる魔導士どもを皆殺しにしてこい」

ローグがそう命じると6頭ドラゴンは四方八方に飛んでいく。

シ「ドラゴンがあいつの言う事を聞いた！？」
リ「さっき制御とか言ってたが……まさか」
ﾛ2「竜（ドラゴン）を支配する秘術……。操竜魔法だ」
ハ「竜（ドラゴン）を支配………」

未来ローグは1頭のドラゴンに飛び乗る。

ミ「あいつの目的は何なの！？」
ウ「わ……わかりません」
ユ「こんな事になんのメリットが…………」

1頭のドラゴンに乗った未来ローグは1頭のドラゴンに声をかける。

ﾛ2「ここはおまえにまかせるぞ。ジルコニス」
ｼﾞﾙ「ははは……
うまそうな人間どもだ」

ハ「あいつは………」
ル「ドラゴンの墓で会った」
ウ「そんな……」

一方、街では妖精の尻尾のメンバーが体が炎どできたドラゴンと対峙していた。

ド「こ…こ…これが……！！！」
ｳｫ「ドラゴンだ──っ！！！」
ﾏｯ「体が炎でできてる！！！」
マ「かかれ────っ！！！」

マスターであるマカロフの合図で、ギルドメンバーは一斉に炎のドラゴンに向かっていく。

「我が名はアトラスフレイム。貴様等に地獄の炎を見せてやろう」

炎のドラゴン、アトラスフレイムの放った炎の攻撃で皆が吹き飛ばされる。
そして、また別の場所でも──

ス「剣咬の虎の総攻撃だ！！！！行くぜ！！！！」
ロ「ああ！！口の中、腹…柔らかそうな部位から狙うぞ！！！」

剣咬の虎は赤い鱗をもつドラゴン

一「メェン…。これが本物のドラゴンか…。しかし、ひるむことはないぞ！今こそ、青い天馬の力を見せる時！！」

青い天馬、蛇姫の鱗、人魚の踵、四つ首の番犬は岩の体を持つドラゴン
その他のギルドも他のドラゴンと対峙している。
アトラスフレイムに対し、マカロフが巨人化の魔法を発動した頃──

『！あれは…マスター…！確かあっちには炎のドラゴンが行ったハズ……
皆！！ここはまかせてもいい？ギルドの皆の所に炎のドラゴンが向かったの！うちのギルドには水竜が使えるの、私しかいないの！』
ミ「大丈夫よ。ここは私たちにまかせてレイナはみんなのところに行って！」
『カリン、あなたはここに残って援護をしてあげてちょうだい。私は1人でも行けるから』
ｶﾘ「わかった！」
『アイスメイク翼（エーラ）』

レイナは氷の翼を背中に造形し、ギルドメンバーの元へと飛んで行った。