獅子宮のリオ

ﾚｵ「ルーシィ！！」

ライブラにより宙に浮いた皆は下に降ろされる。しかし、ルーシィ、ユキノ、カリンは寒さに震えている。
バルゴに関しては星霊界へと帰っていった。ルーシィは金牛宮のタウロスを呼び出す。

『こうなったら私もあの魔法を使うしかないかな』
ル「え？」
『レオ、あなたもこの子がいたほうがより戦えるんじゃない？』
ﾚｵ「まさか、君が彼女の契約者なのかい？！」
『ふふっ』

レイナはある物を取り出す。

ル「えっ？！なんでレイナが？！」

レイナの手には黄金の鍵が握られていた。

『開け！！獅子宮の扉 リオ！！！！』

すると、茶髪のロングウェーブで黒のスリット入りドレスを着た女性が現れた。

ﾚｵ「リオ！」
ﾘｵ「んー？あ！レオー♡」

レオに名を呼ばれたリオはハートを飛ばしながらレオに抱きついた。

ル「え…？」
『ﾌﾌｯ リオは相変わらずね。彼氏の前では可愛いんだから』
ル「え、彼氏？！」
ユ「という事は獅子宮のレオの彼女様ということですか？」
ル「いや、それよりもなんであんたが星霊魔法を？！しかも黄道十二門の鍵…！」
ｶﾘ「あれはレイナだけが使えるオリジナルの魔法だよ。〝星霊創造魔法〟。星霊魔法と創造魔法の2つが併用された魔法」
『さて、リオ。レオとイチャつくのは後にして彼と一緒に戦ってくれない？』
ﾘｵ「もちろん！レオはもちろんレイナ様の為なら何だってするわ！」

すると、ウオスケと戦おうとしていたタウロスが星霊界へと帰ってしまう。

ｳｵ「タイタイ！そろそろ諦めて大人しく…って、あれ？なんか1人足りないタイ」

ﾚｵ･ﾘｵ「こっちだよ！／こっちよ！」

レオとリオは同じ黄金の光をレオは右手、リオは左手に纏い、ウオスケの斜め上にいた。

ｳｵ「タイ？！1人足りないと思ったらもう1人増えてるタイ！？」

ウオスケはレオとリオ、2人の拳を避けるも2人の拳が地面に落ちた事で氷塊が飛び散る。

ル「ユキノ！」
ユ「はい！ライブラ、飛び散った氷塊を！」
ﾗｲ「了解！敵を中心に重力を変化！！」

するとライブラの重力操作で氷塊がウオスケを包みボール型になる。

シ「やったわ！」
ハ「ナイスコンビネーション！！」
ｶﾘ「さすがだね！」

すると、ウオスケの発動した地形が元に戻る。

ユ「元に戻った…」
ル「苦戦したけど、とりあえず勝利ね！」
ﾚｵ「僕たちの愛の深さが勝利の鍵だったね」
ル「ま、とりあえずありがとね」
ﾘｵ「レオ～♡久々に一緒に戦えて嬉しかったわ♡」
ﾚｵ「僕もだよ、リオ」
『…ハートが舞ってる』
ｶﾘ「相変わらずだなぁ」

その時、ウオスケが起き上がる。

ｳｵ「罪人共…もう許さないタイ」
全「！」
ｳｵ「お前たちは怒らせてはいけない相手を怒らせてしまっタイ」
ル「一応、さっきから怒ってなかったっけ？」

ルーシィは仔犬座のニコラ、巨蟹宮のキャンサーと次々に呼び出すが、呆気なくやられてしまい、挙句の果てにレオとリオが協力して運んでいた怪我人のアルカディオスを逃がす為の時間稼ぎということも言い当てられた。

ﾚｵ「気付かれてたか…」

ｳｵ「罪人共は1人も逃がさないタイ！
処刑技（ぎ） 悶絶帯！！！！」

すると次々に処刑器具が現れる。一際大きな処刑器具がルーシィ、ユキノ、レイナ、カリンの元に落ちるが4人は躱す。

ル「何これ？！」
ユ「処刑器具！」
『処刑人らしくって訳？』

ハ「捕まっちゃった！！」
シ「離しなさいよ！！」

ハッピーは鉄籠にシャルルは鎖に捕まり、アルカディオスも刺股で抑え込まれる。

ﾘｵ「！」
ﾚｵ「しまった！」

レオとリオはアルカディオスの元へ駆けていく。しかし、アルカディオスの首元に鋭く尖ったドリルのようなものをあてがわれ、2人は立ち止まる。