大魔闘演武
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失われた魔法〈ロスト・マジック〉
─医務室─
『ポーリュシカさん』
レイナが医務室へ入ってくる。
ポ「おや、レイナじゃないかい。帰ってきてたのかい」
『ええ。あなたがルーシィね?』
レイナはルーシィの方を見た。
ル「ええ、そうだけど…。あんたは…?」
『私はレイナ。レイナ・フローレスよ。よろしく』
ル「え!?あのレイナさん……?」
ルーシィは、レイナの名を聞いて驚く。それもそのはず。週刊ソーサラーに名前だけしか載らなければ、ギルドにもここ10年ほどいなかった為、ルーシィは見た事も会った事もなかったからだ。
レイナは、ルーシィに近づくと告げる。
『あなたの傷、治してあげる』
ル「え?」
『治癒魔法 ヒーリング』
レイナがそう唱えると、レイナの両手に淡い緑色の光が纏いそれをルーシィにかざす。すると、ルーシィの傷が徐々に治っていく。
ル「(これって、ウェンディと同じ…〝失われた魔法 〟…?)」
レイナはルーシィの治癒を終えると、ルーシィの隣のベッドで眠っているウェンディとシャルルを見た。
『ポーリュシカさん、この子たちは?竜 の匂いもするし、診たところ魔力欠乏症の様だけど…』
ポ「ああ、そっちの女の子の方はウェンディ。猫の方はシャルルさ」
『ウェンディ…。この子がマスターの言っていた天空の滅竜魔導士?』
ポ「ああ」
『そう……』
レイナはそう言うとウェンディとシャルルに自身の手を片方ずつかざす。
そして──
『回復魔法 マジー・リキュペラション』
レイナはそう唱えた。すると、レイナの両手に先程とは違い、淡い紫色の光が纏いウェンディとシャルルの魔力を回復していった。
ル「その魔法は…?」
ルーシィはレイナに問う。
『この魔法は魔力回復魔法よ。この魔法は魔力欠乏症になっている者にしか使用しないようにしてるの。
あ、そろそろ第2試合が始まるわね。じゃあ私は戻るわね』
レイナはそう言って医務室を出て応援席へと戻っていった。
─大魔闘演武・バトルパート第2試合─
青い天馬のレン・アカツキVS人魚の踵のアラーニャ・ウェブの試合では、レンの勝利。
─大魔闘演武・バトルパート第3試合─
四つ首の番犬のウォークライVS剣咬の虎のオルガ・ナナギアの試合では、やはりと言うべきかオルガの雷の滅神魔法による黒雷によって、オルガの勝利という結果になった。
そして、バトルパート第4試合は、妖精の尻尾Bのミストガンに扮するジェラール・フェルナンデスVS蛇姫の鱗のジュラ・ネェキスとなった。
ミストガン VSジュラの試合は、ジェラールとバレる可能性が出て水晶で見ていたウルティアがメルディの生体リンク魔法を使って苦痛でジェラールを強制ダウンさせ、ジュラの勝利で終わった。
そして、大魔闘演武・1日目が終了し、順位はこのようになった。
1st 剣咬の虎 20P
2nd 大鴉の尻尾 18P
3rd 蛇姫の鱗 16P
4th 青い天馬 14P
5th 人魚の踵 3P
6th 四つ首の番犬 2P
7th 妖精の尻尾B 1P
8th 妖精の尻尾A 0P
『1日目、最悪の出だしね……。予想外だわ』
カリ「どうするの?レイナ」
『おそらくは明日からは妖精の尻尾も巻き上げていくはずだけど、どうせ私は出ないし他のギルドのメンバーの分析と情報集めね。それでどちらのチームにも渡せば妖精の尻尾の勝機が見えるわ』
カリ「なるほど!さすがレイナね。いい案だわ!!私も手伝うからね」
『えぇ。ありがと、カリン』
7月1日。大魔闘演武・1日目が終了した。
運命の日まであと6日。
─医務室─
『ポーリュシカさん』
レイナが医務室へ入ってくる。
ポ「おや、レイナじゃないかい。帰ってきてたのかい」
『ええ。あなたがルーシィね?』
レイナはルーシィの方を見た。
ル「ええ、そうだけど…。あんたは…?」
『私はレイナ。レイナ・フローレスよ。よろしく』
ル「え!?あのレイナさん……?」
ルーシィは、レイナの名を聞いて驚く。それもそのはず。週刊ソーサラーに名前だけしか載らなければ、ギルドにもここ10年ほどいなかった為、ルーシィは見た事も会った事もなかったからだ。
レイナは、ルーシィに近づくと告げる。
『あなたの傷、治してあげる』
ル「え?」
『治癒魔法 ヒーリング』
レイナがそう唱えると、レイナの両手に淡い緑色の光が纏いそれをルーシィにかざす。すると、ルーシィの傷が徐々に治っていく。
ル「(これって、ウェンディと同じ…〝
レイナはルーシィの治癒を終えると、ルーシィの隣のベッドで眠っているウェンディとシャルルを見た。
『ポーリュシカさん、この子たちは?
ポ「ああ、そっちの女の子の方はウェンディ。猫の方はシャルルさ」
『ウェンディ…。この子がマスターの言っていた天空の滅竜魔導士?』
ポ「ああ」
『そう……』
レイナはそう言うとウェンディとシャルルに自身の手を片方ずつかざす。
そして──
『回復魔法 マジー・リキュペラション』
レイナはそう唱えた。すると、レイナの両手に先程とは違い、淡い紫色の光が纏いウェンディとシャルルの魔力を回復していった。
ル「その魔法は…?」
ルーシィはレイナに問う。
『この魔法は魔力回復魔法よ。この魔法は魔力欠乏症になっている者にしか使用しないようにしてるの。
あ、そろそろ第2試合が始まるわね。じゃあ私は戻るわね』
レイナはそう言って医務室を出て応援席へと戻っていった。
─大魔闘演武・バトルパート第2試合─
青い天馬のレン・アカツキVS人魚の踵のアラーニャ・ウェブの試合では、レンの勝利。
─大魔闘演武・バトルパート第3試合─
四つ首の番犬のウォークライVS剣咬の虎のオルガ・ナナギアの試合では、やはりと言うべきかオルガの雷の滅神魔法による黒雷によって、オルガの勝利という結果になった。
そして、バトルパート第4試合は、妖精の尻尾Bのミストガンに扮するジェラール・フェルナンデスVS蛇姫の鱗のジュラ・ネェキスとなった。
そして、大魔闘演武・1日目が終了し、順位はこのようになった。
1st 剣咬の虎 20P
2nd 大鴉の尻尾 18P
3rd 蛇姫の鱗 16P
4th 青い天馬 14P
5th 人魚の踵 3P
6th 四つ首の番犬 2P
7th 妖精の尻尾B 1P
8th 妖精の尻尾A 0P
『1日目、最悪の出だしね……。予想外だわ』
カリ「どうするの?レイナ」
『おそらくは明日からは妖精の尻尾も巻き上げていくはずだけど、どうせ私は出ないし他のギルドのメンバーの分析と情報集めね。それでどちらのチームにも渡せば妖精の尻尾の勝機が見えるわ』
カリ「なるほど!さすがレイナね。いい案だわ!!私も手伝うからね」
『えぇ。ありがと、カリン』
7月1日。大魔闘演武・1日目が終了した。
運命の日まであと6日。