奈落宮
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溶岩
ル「うう~」
ハ「痛いよォ……」
シ「何なのよ、もう…」
ル「ナツってばやりすぎ…!」
ユ「どこまで落ちたのでしょうか」
ハ「ここも奈落宮?」
ル「もしかしてみんなとはぐれちゃった!?ちょっとまずくない!?」
ルーシィ、ユキノ、レイナ、ハッピー、シャルル、カリンは起き上がる。アルカディオスは未だに気を失ったままだ。
シ「よりによって、レイナとカリン以外戦力の無い者同士が一緒になっちゃうとか」
ユ「鍵がないから星霊を呼び出せないですし」
『安心して。私達が守ってあげるから』
カリ「そうそう。一応私も戦えるしね」
ハ「とりあえずみんなを探そうよ。まずは合流しないと…」
ハッピーが話している途中でハッピーの体が急に浮く。
ハ「あわわわ」
ル「ハッピー?」
シ「あんた何遊んでんの?」
ハ「遊んでるんじゃないよォ!体が勝手に浮いてるんだよォ!」
ウオ「タイッターイ!」
ユ「『!!』」
ル「アイツ!」
レイナ達の前に現れたのはウオスケだった。
ウオ「釣れたタイ!!」
ハ「オイラ魚じゃないよう!!」
ウオ「タイ?嘘つけー」
ハ「オイラネコだよ!なんで魚に見えるのさ!」
ウオ「タイターイ!お前魚を隠してる」
ウオスケが左手の指を少し動かすとハッピーの背負っている風呂敷から勝手に魚が出てくる。
ル「何、あいつ?処刑人って奴らの中でも浮いてる気が」
カリ「確かに」
シ「ハッピーと同レベルとか…」
ユ「でも…」
ウオスケは右手を動かし浮いたハッピーを天井に叩きつける。ハッピーは地面へと落ちていく。
ル「ハッピー!」
シ「何なのよ、アイツ!」
ウオ「処刑人 ウオスケ」
ル「素敵な名前ね」
ハ「こんなの魔法なくても勝てるんじゃないの!?」
シ「確かに」
ウオ「そんな事言ったら、怒っちゃうぞー」
ハ「うわぁ、絡みずらァ」
ル「でも確かにコイツなら勝てるかも!!ザコっぽいし!ユキノ、戦える?」
ユ「はい!!!魔法無しの戦闘も訓練を受けていますから」
『うーん…。そんな簡単には行かないと思うんだけど…』
ア「い…いかん…。ダメだ…!」
ユ「アルカディオス様…?」
そこで目を覚ましたらしいアルカディオスが声を上げる。
ア「戦ってはいかん!奴は…ウオスケは、処刑した者の骨すら残さぬという、恐ろしい魔道士だ」
ユ「!?」
ル「あれが?」
ウオ「怒ってるぞー!」
『人は見た目で判断しちゃダメって事ね』
ウオ「地形効果 溶岩帯!!!!」
すると、地面が揺れ始め瞬く間に赤く染る。
ル「何かくるわよ」
ユ「ハイ!!」
ハ「シャルル!!」
シ「何かしら、これ…。地面が!」
アル「燃えて…」
すると、地面が割れて溶岩が現れる。
全「!」
揺れの影響でルーシィとユキノが落ちそうになるが、辛うじて地面に手をかけ抵抗する。
そんな2人を助けようと、翼の魔法で飛んでいこうとするハッピーとシャルルをウオスケは重力帯を利用し2匹を地面に叩きつける。
『あいつ、重力も操れるのか?!』
カリ「ハッピー!シャルル!」
そして遂に溶岩は2人の靴をも溶かしてしまうほど2人の足元へと迫る。
すると、アルカディオスが起き上がる。
アル「がんばれ…。君たち2人は……私たちの希望……なのだ」
ユ「アルカディオス様……」
ル「こんな時にまたその話?悪いけど、あたしは協力しないから!」
アル「君たちがいなくては、エクリプスは起動しない」
アルカディオスは2人が捕まっている地面とは別の地面にいるのだが、彼は2人の方へと向かおうとする。
カリ「あの人…まさか…!」
『そうなれば、もうあの魔法を使うしか…ないようね…』
そう言い放つレイナは右脚にある茶色のケースに手を伸ばしていた。
アル「私は、その為なら」
ユ「!」
アルカディオスは溶岩へと足を踏み入れた。
アル「この命、惜しくは無い!!!!」
ユ「!?」
ル「あんた、何やってんのよ!!」
アルカディオスは、溶けるほど熱い溶岩の中を突き進む。
ウオ「え?え?
人間て溶岩の中入れたっけ?」
アルカディオスが溶岩の中を突き進む姿にウオスケも困惑する。
そして、アルカディオスはルーシィとユキノを上に押し上げる。
アル「早く、上 …れ」
ユ「アルカディオス様!!!!」
アル「私の事は…いい!君たちだけでも…!」
ル「いいから!!あんたも早く!!!!」
アル「よ…よく聞け。
もし……ここを無事に出られたら……姫様に……ヒスイ姫に会う…のだ…。いいな」
アルカディオスは段々と溶岩の中へと沈んでいく。
ユ「アルカディオス様!手を!!」
ル「早く手を伸ばして!!ほら!!
あたしの手を掴んで!!!!」
ハ「ル゙ージィ…」
シ「あのアルカディオスって人、自分を犠牲にしてまで…。でも、分からない。だとしたら、あの予知は一体…」
アルカディオスはもう首部分まで溶岩に沈んでいた。
アル「エクリプスが正しいかどうか、君たちが決めるといい」
ユ「そんなっ」
アルカディオスは溶岩の中へと消えていった。
ユ「アルカディオス様────っ!!!!
そんな…どうして…?…やっぱり私は人を不幸に…」
ル「ユキノ…」
その時、溶岩の中から声が聞こえて茶色の手が伸びる。
?「ギリギリセーフ」
ル・ユ「!」
?「いやしかし…
私の体はアウトといったところでしょうな」
溶岩の中から現れたのは古時計。その中にはアルカディオスが入っている。
ル「ホロロギウム!!?」
それはルーシィの契約する星霊、時計座のホロロギウムだった。
ル「どうしてあんたがここに……?!」
ユ「ルーシィ様の星霊ですか?」
ホ「いやしかし
体の大きな男性はある意味ギリギリ」
カリ「あれってホロロギウム?」
『ホロロギウムがあの人を助け出したのね
(私の魔法は必要なかったみたいね)』
そして、再び新たな声がした。
?「僕は門 を自由に通れるからね」
そう言った者の手には茶色のケースが握られていた。
ウオ「タイッ?!」
レオ「君たちの〝星〟は君たちの下 に」
その者はルーシィの星霊、獅子宮のレオだった。
ル「ロキ!!!」
ユ「獅子宮のレオ……」
ウオ「あれは…星霊……タイ?」
ルーシィが星霊の鍵が入っているケースを腰に付け直している後ろでレオはユキノの鍵も手渡す。
レオ「ほら、君の分も」
ユ「あ
ありがとうございます。ゴメンなさい。ピスケス、ライブラ」
ハ「やった!!」
シ「これで星霊魔法が使えるわね!!!」
ル「うう~」
ハ「痛いよォ……」
シ「何なのよ、もう…」
ル「ナツってばやりすぎ…!」
ユ「どこまで落ちたのでしょうか」
ハ「ここも奈落宮?」
ル「もしかしてみんなとはぐれちゃった!?ちょっとまずくない!?」
ルーシィ、ユキノ、レイナ、ハッピー、シャルル、カリンは起き上がる。アルカディオスは未だに気を失ったままだ。
シ「よりによって、レイナとカリン以外戦力の無い者同士が一緒になっちゃうとか」
ユ「鍵がないから星霊を呼び出せないですし」
『安心して。私達が守ってあげるから』
カリ「そうそう。一応私も戦えるしね」
ハ「とりあえずみんなを探そうよ。まずは合流しないと…」
ハッピーが話している途中でハッピーの体が急に浮く。
ハ「あわわわ」
ル「ハッピー?」
シ「あんた何遊んでんの?」
ハ「遊んでるんじゃないよォ!体が勝手に浮いてるんだよォ!」
ウオ「タイッターイ!」
ユ「『!!』」
ル「アイツ!」
レイナ達の前に現れたのはウオスケだった。
ウオ「釣れたタイ!!」
ハ「オイラ魚じゃないよう!!」
ウオ「タイ?嘘つけー」
ハ「オイラネコだよ!なんで魚に見えるのさ!」
ウオ「タイターイ!お前魚を隠してる」
ウオスケが左手の指を少し動かすとハッピーの背負っている風呂敷から勝手に魚が出てくる。
ル「何、あいつ?処刑人って奴らの中でも浮いてる気が」
カリ「確かに」
シ「ハッピーと同レベルとか…」
ユ「でも…」
ウオスケは右手を動かし浮いたハッピーを天井に叩きつける。ハッピーは地面へと落ちていく。
ル「ハッピー!」
シ「何なのよ、アイツ!」
ウオ「処刑人 ウオスケ」
ル「素敵な名前ね」
ハ「こんなの魔法なくても勝てるんじゃないの!?」
シ「確かに」
ウオ「そんな事言ったら、怒っちゃうぞー」
ハ「うわぁ、絡みずらァ」
ル「でも確かにコイツなら勝てるかも!!ザコっぽいし!ユキノ、戦える?」
ユ「はい!!!魔法無しの戦闘も訓練を受けていますから」
『うーん…。そんな簡単には行かないと思うんだけど…』
ア「い…いかん…。ダメだ…!」
ユ「アルカディオス様…?」
そこで目を覚ましたらしいアルカディオスが声を上げる。
ア「戦ってはいかん!奴は…ウオスケは、処刑した者の骨すら残さぬという、恐ろしい魔道士だ」
ユ「!?」
ル「あれが?」
ウオ「怒ってるぞー!」
『人は見た目で判断しちゃダメって事ね』
ウオ「地形効果 溶岩帯!!!!」
すると、地面が揺れ始め瞬く間に赤く染る。
ル「何かくるわよ」
ユ「ハイ!!」
ハ「シャルル!!」
シ「何かしら、これ…。地面が!」
アル「燃えて…」
すると、地面が割れて溶岩が現れる。
全「!」
揺れの影響でルーシィとユキノが落ちそうになるが、辛うじて地面に手をかけ抵抗する。
そんな2人を助けようと、翼の魔法で飛んでいこうとするハッピーとシャルルをウオスケは重力帯を利用し2匹を地面に叩きつける。
『あいつ、重力も操れるのか?!』
カリ「ハッピー!シャルル!」
そして遂に溶岩は2人の靴をも溶かしてしまうほど2人の足元へと迫る。
すると、アルカディオスが起き上がる。
アル「がんばれ…。君たち2人は……私たちの希望……なのだ」
ユ「アルカディオス様……」
ル「こんな時にまたその話?悪いけど、あたしは協力しないから!」
アル「君たちがいなくては、エクリプスは起動しない」
アルカディオスは2人が捕まっている地面とは別の地面にいるのだが、彼は2人の方へと向かおうとする。
カリ「あの人…まさか…!」
『そうなれば、もうあの魔法を使うしか…ないようね…』
そう言い放つレイナは右脚にある茶色のケースに手を伸ばしていた。
アル「私は、その為なら」
ユ「!」
アルカディオスは溶岩へと足を踏み入れた。
アル「この命、惜しくは無い!!!!」
ユ「!?」
ル「あんた、何やってんのよ!!」
アルカディオスは、溶けるほど熱い溶岩の中を突き進む。
ウオ「え?え?
人間て溶岩の中入れたっけ?」
アルカディオスが溶岩の中を突き進む姿にウオスケも困惑する。
そして、アルカディオスはルーシィとユキノを上に押し上げる。
アル「早く、
ユ「アルカディオス様!!!!」
アル「私の事は…いい!君たちだけでも…!」
ル「いいから!!あんたも早く!!!!」
アル「よ…よく聞け。
もし……ここを無事に出られたら……姫様に……ヒスイ姫に会う…のだ…。いいな」
アルカディオスは段々と溶岩の中へと沈んでいく。
ユ「アルカディオス様!手を!!」
ル「早く手を伸ばして!!ほら!!
あたしの手を掴んで!!!!」
ハ「ル゙ージィ…」
シ「あのアルカディオスって人、自分を犠牲にしてまで…。でも、分からない。だとしたら、あの予知は一体…」
アルカディオスはもう首部分まで溶岩に沈んでいた。
アル「エクリプスが正しいかどうか、君たちが決めるといい」
ユ「そんなっ」
アルカディオスは溶岩の中へと消えていった。
ユ「アルカディオス様────っ!!!!
そんな…どうして…?…やっぱり私は人を不幸に…」
ル「ユキノ…」
その時、溶岩の中から声が聞こえて茶色の手が伸びる。
?「ギリギリセーフ」
ル・ユ「!」
?「いやしかし…
私の体はアウトといったところでしょうな」
溶岩の中から現れたのは古時計。その中にはアルカディオスが入っている。
ル「ホロロギウム!!?」
それはルーシィの契約する星霊、時計座のホロロギウムだった。
ル「どうしてあんたがここに……?!」
ユ「ルーシィ様の星霊ですか?」
ホ「いやしかし
体の大きな男性はある意味ギリギリ」
カリ「あれってホロロギウム?」
『ホロロギウムがあの人を助け出したのね
(私の魔法は必要なかったみたいね)』
そして、再び新たな声がした。
?「僕は
そう言った者の手には茶色のケースが握られていた。
ウオ「タイッ?!」
レオ「君たちの〝星〟は君たちの
その者はルーシィの星霊、獅子宮のレオだった。
ル「ロキ!!!」
ユ「獅子宮のレオ……」
ウオ「あれは…星霊……タイ?」
ルーシィが星霊の鍵が入っているケースを腰に付け直している後ろでレオはユキノの鍵も手渡す。
レオ「ほら、君の分も」
ユ「あ
ありがとうございます。ゴメンなさい。ピスケス、ライブラ」
ハ「やった!!」
シ「これで星霊魔法が使えるわね!!!」