エクリプス
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ジルコニス
ジル「ワシの魂を呼び起こすとは……、天竜 グランディーネの術じゃな?どこにおるか?」
『ジルコニス。あなたを呼び起こしたのはグランディーネではなく、その娘 ウェンディよ』
ジル「かーわええのう!!!
こんなにちんまい滅竜魔導士がワシを起こしたのか」
ナ「オイ!!コラ!!ウェンディに近づくなっ!!!」
ジル「イヤじゃ、この娘はワシが食う」
ナ「てめえっ!!!」
ジル「冗談に決まっておろうがっ!!!バカな種族よ!!!!」
ジルコニスはナツに自身の指を通すがすり抜ける。
ジル「ホレ!!
〝幽体〟に何ができようか!?あはははっ」
ナ「こいつ…」
『ハァ…』
ル「なんなの?このふざけた人…………」
グ「人じゃねえ竜 だ」
ガ「魂らしいがな」
ジル「我が名はジルコニス。翡翠の竜とも」
グ「さっき聞いたわーっ」
ボケるジルコニスにグレイが思いっきり突っ込んだ。
シ「ここで何があったの?」
ハ「ここには竜 の亡骸がたくさんあって……」
リ「その真相を知る為におまえの魂を呼び覚ましたのだ」
カリ「だからお願い、ここで何があったのか教えて?」
ジル「人間に語る言葉はない、去れ!!」
ハ「オイラ猫だよ」
ジル「そうだな。
……あれは400年以上昔の事だ」
グ「ずいぶんとアバウトな自分ルールだな」
すんなりと話し始めたジルコニスにグレイは呆れた。
ジル「かつて竜 族はこの世界の王であった。
自由に空を舞い、大地を駆け、海を渡り、繁栄していった。この世のもの全ては竜族のものであった。人間などは我々の食物にすぎなかったのだよ。
だが……その竜族の支配に異論を唱える愚かな竜 がおった。人間と共存できる世界を作りたいとぬかしおったのじゃ。
それに賛同する竜 と反対する竜 との間で戦争が始まった。ワシは反対派として戦った」
ル「反対派……って事は…」
ジル「ワシは人間は好きではない。食物として好物であるがな」
ナ「食い物と会話してんのか、オメー ふぷっ」
ジル「ほら!!そーゆーのムカツクの!!!」
『ナツ、少し黙ってな。話が進まなくなる…』
シ「それで……その戦争はどうなったの?」
ジル「コホン 戦況は拮抗しておった。竜 と竜 の戦いはいくつもの大地を裂くものだった。やがて、共存派の竜 どもは愚かな戦略を打ち立てた。
人間に竜 を滅する魔法、滅竜魔法を与え戦争に参加させたのだ」
それを聞いたナツとガジルは驚きを隠せない。
ハ「それって、滅竜魔導士の原点って事?」
ジル「滅竜魔導士たちの力は絶大であった。人間との共存を選んだ竜 たちの勝利は目前と迫っていた。しかし……ここで1つの誤算が生じる。
力をつけすぎた滅竜魔導士たちは、人間との共存を望む竜 たちさえも殺していった。そして、その人間の中の1人に……竜 の血を浴びすぎた男がおった。その名を口にするのも恐ろしい。
〝男〟は数多 の竜 を滅ぼし、その血を浴び続けた。やがて〝男〟の皮膚は鱗に変わり……歯は牙に変わり……その姿は竜 そのものへと変化していった」
ル「人間が竜 になったの?」
ジル「それが滅竜魔法の先にあるものだ。
ここに眠る竜 たちもその男により滅ぼされた。男は人間でありながら竜 の王となった。竜 の王が誕生した戦争。それが竜王祭。
王の名は、アクノロギア。竜 であり、竜 ならざる暗黒の翼」
ハ・シ・リ「!!!」
ル「アクノロギア!?
妖精の尻尾の聖地、天狼島。あの島であまりに圧倒的で全然歯が立たなかった。あの竜 」
グ「元々は人間だった!?」
ガ「バカな」
『……』
ジル「奴により、ほとんどの竜 は滅んでいった。それが今から400年前の話だ。
ワシは…貴様等に…………」
ジルコニスの姿は、粒子となって消えてしまった。
ナ「オイ!!」
グ「消えた!!」
ガ「まだ聞いてねえ事あんだろ!!!」
ハ・シ「ウェンディ!!」
ウ「ダメです……。この場から思念が完全に消えました。東洋の言葉でいう成仏というものでしょうか」
皆はジルコニスから聞いた話に愕然とする。
ジル「ワシの魂を呼び起こすとは……、天竜 グランディーネの術じゃな?どこにおるか?」
『ジルコニス。あなたを呼び起こしたのはグランディーネではなく、その娘 ウェンディよ』
ジル「かーわええのう!!!
こんなにちんまい滅竜魔導士がワシを起こしたのか」
ナ「オイ!!コラ!!ウェンディに近づくなっ!!!」
ジル「イヤじゃ、この娘はワシが食う」
ナ「てめえっ!!!」
ジル「冗談に決まっておろうがっ!!!バカな種族よ!!!!」
ジルコニスはナツに自身の指を通すがすり抜ける。
ジル「ホレ!!
〝幽体〟に何ができようか!?あはははっ」
ナ「こいつ…」
『ハァ…』
ル「なんなの?このふざけた人…………」
グ「人じゃねえ
ガ「魂らしいがな」
ジル「我が名はジルコニス。翡翠の竜とも」
グ「さっき聞いたわーっ」
ボケるジルコニスにグレイが思いっきり突っ込んだ。
シ「ここで何があったの?」
ハ「ここには
リ「その真相を知る為におまえの魂を呼び覚ましたのだ」
カリ「だからお願い、ここで何があったのか教えて?」
ジル「人間に語る言葉はない、去れ!!」
ハ「オイラ猫だよ」
ジル「そうだな。
……あれは400年以上昔の事だ」
グ「ずいぶんとアバウトな自分ルールだな」
すんなりと話し始めたジルコニスにグレイは呆れた。
ジル「かつて
自由に空を舞い、大地を駆け、海を渡り、繁栄していった。この世のもの全ては竜族のものであった。人間などは我々の食物にすぎなかったのだよ。
だが……その竜族の支配に異論を唱える愚かな
それに賛同する
ル「反対派……って事は…」
ジル「ワシは人間は好きではない。食物として好物であるがな」
ナ「食い物と会話してんのか、オメー ふぷっ」
ジル「ほら!!そーゆーのムカツクの!!!」
『ナツ、少し黙ってな。話が進まなくなる…』
シ「それで……その戦争はどうなったの?」
ジル「コホン 戦況は拮抗しておった。
人間に
それを聞いたナツとガジルは驚きを隠せない。
ハ「それって、滅竜魔導士の原点って事?」
ジル「滅竜魔導士たちの力は絶大であった。人間との共存を選んだ
力をつけすぎた滅竜魔導士たちは、人間との共存を望む
〝男〟は
ル「人間が
ジル「それが滅竜魔法の先にあるものだ。
ここに眠る
王の名は、アクノロギア。
ハ・シ・リ「!!!」
ル「アクノロギア!?
妖精の尻尾の聖地、天狼島。あの島であまりに圧倒的で全然歯が立たなかった。あの
グ「元々は人間だった!?」
ガ「バカな」
『……』
ジル「奴により、ほとんどの
ワシは…貴様等に…………」
ジルコニスの姿は、粒子となって消えてしまった。
ナ「オイ!!」
グ「消えた!!」
ガ「まだ聞いてねえ事あんだろ!!!」
ハ・シ「ウェンディ!!」
ウ「ダメです……。この場から思念が完全に消えました。東洋の言葉でいう成仏というものでしょうか」
皆はジルコニスから聞いた話に愕然とする。