エクリプス
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竜(ドラゴン)の墓
そして──
ウ「一体何があるんですか、ガジルさん」
ガ「黙ってついてこい」
ナ「なんでオレたちだけ」
『そんなのあらかた予想できるでしょ』
ハ「滅竜魔導士に関係する何かって事?」
リ「だろうな」
カリ「このメンバーなら簡単に予想がつくものね」
シ「……って言っても、野次馬もいるけどね」
グ「馬ってヤツがあるか」
ル「だって気になるじゃない」
ガ「ここだ」
ガジルが立ち止まる。そこは先ほどまで通ってきた道よりもはるかに広い。
ナ「ん?」
ウ「これは…!!?」
『なんでこんな所に…』
ハ・シ・リ・カリ「!!!」
グ「なんだコリャ…」
ル「動物の……骨」
ナ「竜 の骨、竜 の墓場…」
皆は自分たちの目の前の光景に愕然とする。
ハ「これ…全部竜 の骨!?」
シ「すごい数」
リ「竜 の存在を確定づける場所か」
グ「何なんだここ」
ガ「知るか」
ナ「どうなってんだこりゃ……。こんなに大勢の竜 が…」
ル「ここで何かあったのかしら」
皆はさらに進んで辺りを見回す。
ハ「もしかしてこの中にイグニールが…………」
シ「ハッピー!!」
ハ「あ!ゴメン」
ハッピーは咄嗟に口を塞ぐ。
ナ「いや……いねえよ」
ガ「オレたちの竜 が姿を消して14年だ……。ここに眠ってるのはそれよりもはるかに古い遺骨だろうな」
『……ねえ、ウェンディ』
ウ「はい?」
『あなた、ミルキーウェイは習得してる?』
ウ「あ、ミルキーウェイ…」
ル「どうしたのウェンディ、レイナ」
ウ「レイナさんに言われて思い出しました。ミルキーウェイです。ポーリュシカさんから教えてもらった滅竜奥義の1つ。
天の川へと続く竜 の魂の声を聴け
私……てっきり攻撃系の魔法かと思ってたんですがもしかしたらこの事なのかも。ミルキーウェイ、魂となった竜 の声を聴く魔法かもしれません」
ガ「何!?」
ナ「それって………」
ウ「ここに眠る竜 の声が聴こえればここで何があったかわかるかもしれません。
そして、いなくなった私たちの竜 の事も……」
ウェンディは魔法陣を書いていく。
ウ「やっぱり!!攻撃用の魔法だと思ってたからここの文字が違ってたんだ」
ル「魔法陣?」
ナ「何やってんだ、ウェンディ」
シ「あんた話聞いてなかったの?」
ハ「ミルキーウェイだって」
『ナツ、まあ見てなさいって』
ウェンディが魔法陣を書き終える。
ウ「これでよし!!
みなさん、少し下がってください」
ウェンディは魔法陣の真ん中に座る。
ウ「さまよえる竜 の魂よ。そなたの声を私が受け止めよう。
ミルキーウェイ」
すると、魔法陣から緑色の光が溢れてくる。
ナ「おお」
ル「キレー」
ハ「星だー」
緑色の光が辺りを彷徨う。暫くすると竜 の骨がガタガタと揺れ始める。ルーシィはそれに驚きグレイの背に隠れる。
ル「ひゃあ!!!骨が……!!」
グ「大丈夫なのか、ウェンディ」
『心配無用よ』
ウ「竜 の魂を探しています。この場にさまよう残留思念はとても古くて……ちいさくて……」
するとウェンディはハッとしたように目を開く。
ウ「見つけた!!!」
ウェンディは祈るように手を組む。すると、緑の光が1点に集まっていく。
ガ「うおおっ!!」
リ「あれが魂なのか!!?」
カリ「なんかすごいのが来そう…」
ハ「ウェンディ!!?」
シ「集中してるみたいね」
すると、1点に集中していた緑の光の中から竜 の手が現れる。
ナ「いっ!!?」
グ「これは……」
『フフッ お見事』
そして、出てきたのは半分透け気味の翡翠の鱗を持った竜 だった。翡翠の鱗を持った竜 は雄叫びをあげる。
竜「グアアアア!!!」
全-ウ「あああああああああああ」
翡翠の鱗を持った竜 の雄叫びに魔法を使用中のウェンディとレイナ以外は驚く。
竜「あーっはっはっはっ」
全-ウ「!!?」
『ハァ…』
突然笑った翡翠の鱗を持った竜 にウェンディとレイナ以外は唖然とし、レイナは何故かため息をつく。
竜「人間の驚いた顔はいつ見ても滑稽じゃのう」
そんな翡翠の鱗を持った竜 にウェンディとレイナ以外はキョトンとする。翡翠の鱗を持った竜 が名乗る。
竜「我が名はジルコニス。翡翠の竜 とも呼ばれておった」
そして──
ウ「一体何があるんですか、ガジルさん」
ガ「黙ってついてこい」
ナ「なんでオレたちだけ」
『そんなのあらかた予想できるでしょ』
ハ「滅竜魔導士に関係する何かって事?」
リ「だろうな」
カリ「このメンバーなら簡単に予想がつくものね」
シ「……って言っても、野次馬もいるけどね」
グ「馬ってヤツがあるか」
ル「だって気になるじゃない」
ガ「ここだ」
ガジルが立ち止まる。そこは先ほどまで通ってきた道よりもはるかに広い。
ナ「ん?」
ウ「これは…!!?」
『なんでこんな所に…』
ハ・シ・リ・カリ「!!!」
グ「なんだコリャ…」
ル「動物の……骨」
ナ「
皆は自分たちの目の前の光景に愕然とする。
ハ「これ…全部
シ「すごい数」
リ「
グ「何なんだここ」
ガ「知るか」
ナ「どうなってんだこりゃ……。こんなに大勢の
ル「ここで何かあったのかしら」
皆はさらに進んで辺りを見回す。
ハ「もしかしてこの中にイグニールが…………」
シ「ハッピー!!」
ハ「あ!ゴメン」
ハッピーは咄嗟に口を塞ぐ。
ナ「いや……いねえよ」
ガ「オレたちの
『……ねえ、ウェンディ』
ウ「はい?」
『あなた、ミルキーウェイは習得してる?』
ウ「あ、ミルキーウェイ…」
ル「どうしたのウェンディ、レイナ」
ウ「レイナさんに言われて思い出しました。ミルキーウェイです。ポーリュシカさんから教えてもらった滅竜奥義の1つ。
天の川へと続く
私……てっきり攻撃系の魔法かと思ってたんですがもしかしたらこの事なのかも。ミルキーウェイ、魂となった
ガ「何!?」
ナ「それって………」
ウ「ここに眠る
そして、いなくなった私たちの
ウェンディは魔法陣を書いていく。
ウ「やっぱり!!攻撃用の魔法だと思ってたからここの文字が違ってたんだ」
ル「魔法陣?」
ナ「何やってんだ、ウェンディ」
シ「あんた話聞いてなかったの?」
ハ「ミルキーウェイだって」
『ナツ、まあ見てなさいって』
ウェンディが魔法陣を書き終える。
ウ「これでよし!!
みなさん、少し下がってください」
ウェンディは魔法陣の真ん中に座る。
ウ「さまよえる
ミルキーウェイ」
すると、魔法陣から緑色の光が溢れてくる。
ナ「おお」
ル「キレー」
ハ「星だー」
緑色の光が辺りを彷徨う。暫くすると
ル「ひゃあ!!!骨が……!!」
グ「大丈夫なのか、ウェンディ」
『心配無用よ』
ウ「
するとウェンディはハッとしたように目を開く。
ウ「見つけた!!!」
ウェンディは祈るように手を組む。すると、緑の光が1点に集まっていく。
ガ「うおおっ!!」
リ「あれが魂なのか!!?」
カリ「なんかすごいのが来そう…」
ハ「ウェンディ!!?」
シ「集中してるみたいね」
すると、1点に集中していた緑の光の中から
ナ「いっ!!?」
グ「これは……」
『フフッ お見事』
そして、出てきたのは半分透け気味の翡翠の鱗を持った
竜「グアアアア!!!」
全-ウ「あああああああああああ」
翡翠の鱗を持った
竜「あーっはっはっはっ」
全-ウ「!!?」
『ハァ…』
突然笑った翡翠の鱗を持った
竜「人間の驚いた顔はいつ見ても滑稽じゃのう」
そんな翡翠の鱗を持った
竜「我が名はジルコニス。翡翠の