決着

ナツの放った炎が双竜の合体魔法（ユニゾンレイド）を打ち消し、双竜に向かっていく。
スティングとローグは立っていた。しかし──

ロ「(ナツ・ドラグニル……。
底が……知れ…ない……)」

ローグが倒れていく。そして──

ス「(レクター……。強すぎるよ、ナツさん)」

スティングも膝をつき、倒れていく。

チ〈こ…これは………
立っているの、ナツ・ドラグニル！！！〉

メ「(ギルドとは、想いを育む場所)」
『フッ…
(さすがはナツ。炎竜王 イグニールの子)』

チ〈妖精の尻尾だ───！！！！！双竜破れたり───っ！！！！！勝者 妖精の尻尾──！！！！ここに来て1位に躍り出た──！！！！
これにて大魔闘演武 4日目終了ー！！1日休日をはさんで明後日、最終戦が行われます!!最終日はなんと、メンバー全員さんかのサバイバル戦。果たして優勝はどのギルドか！！？皆さん、お楽しみに──っ！！！〉


1st 妖精の尻尾 45P
2nd 剣咬の虎 44P
3rd 人魚の踵 40P
4th 蛇姫の鱗 40P
5th 青い天馬 30P
6th 四つ首の仔犬 15P


ボ「やっぱりこうなるのね」

ゴ「さすが…………と言うべきか」

ｵﾊﾞ「最終日の標的は変わったよ」

マ「来い！！！！」

｢｢打倒 妖精の尻尾！！！！｣｣

ﾘｵ「待っていろ、グレイ」
ｼﾞｭ「ラクサス……。マカロフ殿の孫か……」

ｶｸﾞ「エルザ……」

ﾚﾝ「ガジルか……」
一「楽しもうじゃないか、ナツくん」

ﾚｸ「……………」

レクターは何も言わずに泣いている。

ﾌﾛ「レクター？」

フロッシュはそんなレクターを心配そうに見ている。泣いているレクターを見ているうちにフロッシュも涙を流す。

オ「まさか、あの2人が負けちまうとはねぇ」
ﾙｰ「フフ 面白い試合だった。しかと記憶したよ」
オ「ククッ！！しばらくこれをネタにたかれるじゃんよォ」
ﾐﾈ「しばらく（・・・・）、……があればよいがな」

ナツは倒れている2人に近づく。そしてナツはニッカリと笑う。

ナ「また戦おうな」

ロ「(完敗だ……。ガジルも……ナツと同じくらいの戦闘力だとしたら……。オレはどれだけ思い上がっていたんだろう……)」

そして、試合中にナツに地下のさらに下へと落とされたガジルはというと───

ガ「火竜（サラマンダー）……ぜってぇぶっ殺ス……
つーか、ここどこなんだ！！？闘技場の下なのか！？
ん？な…何だ…コリャ……
ドラゴンの墓場！！？」

ガジルが見た先には、たくさんの竜（ドラゴン）たちが骨と化している姿だった。